2016年2月 のアーカイブ

「歳々年々、人同じからず」

カテゴリー: 酒/酒場/居酒屋, 食/食堂/レストラン

2016/02/29  23:39


 

麦焼酎「あわてずにゆっくりやれ」と大吟醸「稲田姫」

麦焼酎『「あわてずにゆっくりやれ』」と大吟醸『稲田姫』

 

季節の前菜盛り合わせ

前菜の「季節の前菜盛り合わせ」(天豆塩ゆで/きゃら蕗/白魚豆冨/花団子)

 

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鯖の桜花焼

鰆(さわら)の桜花焼/蕪蕗のとう味噌/新玉葱炙り

 

桜鯛

桜鯛

 

ちりめん山椒のお茶漬け

浅利ぞうすい

 

個室処「稲田屋はなれ霞が関店」

個室処「稲田屋はなれ霞が関店」

 

フリーでアルバイト的に働いていた組織のトップが交代することになり、関係者6人でささやかな集まりを持った。季節はまもなく、「年々歳々、花相い似たり 歳々年々人同じからず」(唐詩選)の春だ。

会社の人事はもう出ているはずだ。4月からの異動が決まっている人はその準備で忙しい。桜の咲く頃には新天地で、新しい仕事に取り組んでいることだろう。

会うは別れの始まりでもある。新天地では新しい何かが待っている。そんなワクワク感を持ちたくても持てなくなる時期もやってくる。会社勤めを終えて、シニアとして10年ほども働けば、すぐに70歳代だ。

「もう少し働きたい」という気持ちを引きずりながら、いつかはその日の来ることを待つしかない。「どうせ、その日が来るならば、その時までは、ジタバタしてみるのも悪くはないな」。そんな気分も消えない。なかなか老境の境地にたどり着けない。青臭く、どろどろしている。難しいものだ。

個室処稲田屋はなれ霞が関店(千代田区内幸町イイノダイニング地下1階)。鳥取県米子市の老舗酒蔵・稲田本店が首都圏で展開する飲食店「稲田屋」ブランドの1業態。2011年に「稲田屋はなれ八重洲店」をオープンし、霞が関店は2店目だ。

人口の首都圏集中が加速し、地方では商売にならない。才覚があって野心を持った事業家は首都圏に打って出て、市場を開拓するしかない。焼き鳥屋チェーンも同じだ。果たして、その中でどれだけ根付くのだろうか。

食育フェスタ2016

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会, 食/食堂/レストラン

2016/02/25  23:35


 

 

お雑煮マップ

お雑煮マップ

第6回全調協食育フェスタ2016をのぞいたら、今年のテーマは「お雑煮」とかで、各県のお雑煮が紹介されていた。マップには角餅と丸餅の分岐ラインが示されていたが、電圧(50ボルト/60ボルト)の分岐ラインとほぼ一致していた。

 

焼津鰹節雑煮

焼津鰹節雑煮

 

100円で試食できたのは静岡県「焼津鰹節雑煮」。すまし仕立ての汁に、茹でた角餅、里いも、大根、にんじん、しいたけ、水菜を入れ、花かつおをたっぷりのせた雑煮だ。量は少なかったが、具はしっかりすべて入っていた。調理担当は新宿調理師専門学校。

ほかに、みそ仕立ての汁に餡餅を入れた香川県の「餡餅雑煮」もあったが、売れ切れご免だった。

 

兵庫県は「神戸雑煮」

兵庫県は「神戸雑煮」

 

わが郷土、兵庫県は「神戸雑煮」がパネル展示されていたが、お餅は丸餅ながら、だし汁(煮干し)仕立てだった。しかし、神戸から80km離れた丹波地方は京都府の丹波地方と隣接している関係で京都の支配下にあったようで、白みそ仕立ての丸餅。大根やにんじんなども輪切りだ。

 

京都府の白みそ雑煮(丸餅)

京都府の白みそ雑煮(丸餅)

 

「江戸東京野菜」(新宿調理師専門学校)

「江戸東京野菜」(新宿調理師専門学校)

 

すべて東京で生産された野菜ばかり。

馬込人参~馬込三寸人参。柔らかくて甘い、根の先端が丸々としたかわいい形が特徴。
しんとり菜~歯触りが良く、生でも火を通しても、シャキシャキ食べられる。
滝野川牛蒡~エイド時代に人気のあった牛蒡。柔らかくて味が抜群。
亀戸大根~キメ細かく滑らかな食感。
千住葱~極太で巻きが多く、とびきり甘くて美味な葱

「内藤とうがらし入り味噌」につけていただいた。

 

ミスター食育と呼ばれているのが服部幸應氏(はっとり・ゆきお)だ。調理専門学校、服部栄養専門学校(東京都渋谷区)の校長、服部学園理事長で、フェスタ主催者の日本調理師養成施設協会の理事長も務める。彼が「食育のすすめ」と題して話をした。

「人間の教育にとって重要なのは知育、徳育、体育の3つだが、うまく機能していないのは食育がないからだ」―というのが彼の持論だ。2005年には政治を動かして食育基本法を作り上げた。

彼は11年前に「アンチエイジング」と言う言葉を流行らせたのは自分だとした上、今から半年後には「リポポリサッカライド」(Lipopolysaccharide、LPS)という言葉が流行ると予言した。免疫力を高めるビタミン類で、「免疫ビタミン」と呼ばれている。金芽米(亞糊粉層を含んだ白米と玄米の中間)やレンコンなどに含まれているという。

「生物は環境から多くの情報(刺激、ストレス)を受け取り、環境に適合しながら生活している。環境の1つとして、ヒトの体にいる細菌の数は、人間の細胞の数(3兆)よりも10倍も多いと言われている。腸内や皮膚、口腔などに多くの細菌が常在し、いろいろなやりとりをヒトと行い、ヒトの健康に大きな影響を与えている」

LPSは病気やウイルスから体を守る「自然免疫力」を強化し、病気やウイルスに負けない体作りに役立つという。

服部氏がもう一つ教えてくれたのが幸せホルモンの「オキシトシン」。母乳に含まれており、人工ミルクには含まれていない。このオキシトシンは人と人との肉体的な接触や、簡単なボディータッチでも分泌される。スマホ社会で、核家族化などでこのオキシトシンが分泌される環境がどんどん消えており、それが児童虐待などにもつながっていると指摘した。

オキシトシンが分泌されると、以下のような効果をもたらしてくれるという。(【幸せホルモン】ストレスを消し多幸感を与えてくれる”オキシトシン”を出す方法)

・幸せな気分になれる
・脳・心が癒やされ、ストレスが緩和する
・不安や恐怖心が減少する
・他者への信頼の気持ちが増す
・社交的となり、人と関わりたいという好奇心が強まる
・親密な人間関係を結ぼうという気持ちが高まる
・学習意欲と記憶力向上
・心臓の機能を上げる
・感染症予防につながる

オキシトンを分泌させる方法としては配偶者や恋人がいる場合、スキンシップやハグ、キスや性交渉、いない場合には家族団らん、友人との食事、おしゃべりなどが効果的。家族も友達もいない場合にも方法はある。

・感動する
・感情を素直に表す
・親切を心がける
・思いやりの気持ちを呼び覚ます
・ほ乳類とのスキンシップ(特に犬)

 

 

 

墓参

カテゴリー: 東京日誌Ⅲ

2016/02/24  22:22


 

お線香を上げる

お線香を上げる(都立八王子霊園)

 

最初にお墓参りを済ませたあと、森林講座を受講するつもりだったが、国道20号の大和田橋南詰の信号(八王子市大和田町3-15)で右折すべきところを直進したとして監視中の警察官に笛を吹かれ停車を命じられ、結局反則切符を切られた。

違反容疑は「進行方向別指定通行区分に従わない通行帯通行」。右折しかできない車線にいながら直進したためだ。久しぶりに走った道で、しかも交通量が多く、つい直進した。八王子署地域1係のk巡査と30分ほど交渉したが、結局らちがあかなかった。

墓参どころか、へたをすれば講義にも遅れるところだった。道路事情を知らないドライバーを陥れることを目的に作られた道路および指定通行区分だとしか思えない。K巡査は笛を吹きながら自転車で追いかけてきたが、彼の傍らには白バイとパトカーが待機。獲物を狙っていた。

 

ようやくありついた力うどん

ようやくありついた力うどん

 

講座を受講し、サクラ保存林を少し歩いたのち墓参。お腹が空いた。霊園は午後4時閉園で、空からは小雪が舞っていた。郊外の八王子は都心部と比較すると2~3度低い。

霊園に近い山田うどんに入った。元八王寺店(元八王寺3)。山田うどんだから、うどんだけだと思ったら違う。ラーメンや餃子はもちろん、かかしカレーもある。うどんだけでは商売にならないということか。正式な社名は「山田食品産業」(埼玉県所沢市)だった。

 

「山田うどん」は今やラーメン屋さんに

「山田うどん」は今やラーメン屋さんに

2月のサクラ保存林

カテゴリー: 花/木/樹

  21:31


 

カワヅザクラは満開だった

カワヅザクラは満開だった

 

花見客は私1人で申し訳なかった

花見客は私1人で申し訳なかった

 

寒そうに咲く寒桜

寒そうに咲く寒桜

 

こちらは梅です

梅林もあった

 

多摩森林科学園(八王子市)で森林講座を受けたあと、せっかくだからサクラ保存林を歩いた。8ヘクタールの広さを持つサクラ保存林には、日本全国の主要なサクラの栽培品種や名木、天然記念物の接ぎ木クローンが約250種、1500本も植えられている。

サクラの栽培品種は江戸時代以前から多くに種類が育成されているが、現代に引き継がれているのはその一部だという。伝統的栽培品種を収集・保全し、正確な識別・分類や系統関係の研究を行っている。

とにかくこの日は寒かった。しかも閉園前。案内図を握りしめてさまよったが、迷子になりそうだった。サクラシーズンにはたくさんの人が訪れるものの、この日はごくわずか。それでも、カワヅザクラと寒桜が迎えてくれた。

森林講座「新素材・セルロース」

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

  20:05


 

新素材「セルロース」の開発研究の成果について解説する林徳子氏

新素材「セルロース」の開発研究の成果について解説する林徳子氏

 

休憩時間も説明攻めの熱心な受講者

休憩時間も熱心な受講者の質問攻めに

 

これがうわさの「スギナノセルロース」(左1%、右5%)

これがうわさの「スギナノファイバー」(左1%、右5%)

 

森の科学館

森の科学館

 

国立研究開発法人 森林総合研究所(茨城県つくば市)は毎年、多摩森林科学園(八王子市廿里町=とどりまち)の森の科学館で森林講座を開催している。その中に最近話題のセルロースナノファイバー(CNF)に関する講座があったので、参加した。題して「植物だって鋼鉄に負けない!―新素材としてのセルロース―」。

「CNFは、植物の基本骨格を成しているセルロースをほどいて再構成した繊維材料。鋼鉄と比べて重量はわずか5分の1と軽いが、5倍以上の強さを持ち、さらに熱による変形がガラスの50分の1と小さいなどの優れた特性を有している。軽い構造材料として飛行機などで使われている炭素繊維に比べて6分の1程度のコストで生産できるといわれており、実用化への機体は大きい。

この分野の研究は日本がリードしており、2015年9月には森林・木材科学分野のノーベル賞ともいわれるマルクス・バーレンベリ賞が、組織をナノレベルまで細かくほぐすのに必要なエネルギー量を大幅に減らすことに成功した東大の磯貝明教授ら日本の研究者3人に与えられた」(現代用語の基礎知識2016年版)

同書によると、「静岡県がCNF産業創出へ産官学の推進組織を発足させるなど、実用化に向けた動きが活発化している」という。

技術的なことはよく分からなかったが、森林研がCNFに懸命に取り組んでいる理由はよく分かる。日本の国土の70%は平野の少ない中山間地域。山が多い。森林の面積は増えていないものの、「森林蓄積量」(森林を構成する樹木の幹の体積のこと)が増加しているのだ(森林・林業学習館)。

「日本の森林では面積は、ほぼ横ばいで増減はありません。しかし、森林蓄積は年々着実に増加しており、昭和41年と比べて2.6倍に増えています。特に人工林(=育成林)では5.5倍に拡大しています」(同)

要は戦後造成した人工林が成長して、本格的に利用期を迎え、何とか需要を拡大しなければならない時期に来ているということだ。人工林の樹種別蓄積1位はスギの58%。2位はヒノキで22%。2つで8割を占める。

そこで林野庁が取り組んでいるのが国産スギを活用した「セルロースナノファイバー製造技術実証事業」だ。講座の本当の狙いは恐らくこちらだ。森林総研は国産材を原料とするチップをアルカリ蒸解によりパルプ化したのち、酵素と汎用の湿式粉砕機によりナノ化して、CNFを一貫工程で製造する技術を開発した。

製紙会社など民間ベースでもCNFの実用化に向けた開発競争が行われており、当分フィーバーが続きそうだ。

 

 

「ビック・オレンジEG1.0」

カテゴリー: カバン/バック

2016/02/23  23:20


 

愛用のボールペン

愛用のボールペンとリポーターノートブック

 

使い切りボールペン「ビック・オレンジ」を愛用している。使い切りボールペンは1888年にアメリカで発明されたが、マルセル・ビックはその特許を買い取り、フランスに設立したBICで、1950年に世界初の使い切りボールペン「ビック・クリスタル」を発売した。

「ビック・オレンジ」はクリスタルを引き継いだもので、1961年に登場した。ボディーはオレンジ。クリック式など多種多様なボールペンが発売されているが、キャップ式のビック・オレンジは現在も世界中で愛用されているという。

ペンは記者の商売道具だが、1974年に記者になってからずっと使い続けている。当時、BICボールペンが主流だった。それから40年間以上にわたって愛用している。

今や、多種多彩なボールペンが開発され、我が輩の愛用するビックは完全に主流から外れた。もっと機能性の優れた新製品も開発されている。もっとハイカラで、デザイン性の優れた製品も多い。

ビック・オレンジEG(Easy Glide)1.0 。ボール径/筆記幅/芯径が1.0ミリのMedium。0.7ミリのFineもあるが、Mediumのほうが滑りが良い。EGはイージーグライドインク。それでも赤、青、黒の3本を使い分けながら愛用している。3色を1本にまとめたものも登場している。しかし、便利さ、利便性よりも、1本、1本、1本のキャップを外す面倒を掛けるのがまたいいのだ。

 

店内に入るといきなり「豊岡鞄」(東急ハンズ新宿店2F)

店内に入るといきなり「豊岡鞄」フェアに驚いた(東急ハンズ新宿店2F)

 

豊岡鞄は千年の歴史を誇る日本一の鞄の産地・兵庫県豊岡市で生まれた地域ブランドだ。丹波の実家から車で3時間。城崎温泉の20kmほど手前だ。コウノトリ公園がある。近くに行けば、よく立ち寄る馴染みの町だ。

町も好きだが、鞄も好きだ。1度は豊岡鞄を使いたいと考えているが、まだ実現していない。ハンズに入ったら、そんな豊岡鞄が目の前に現れたのでびっくりした。

 

初めて実物を見た「船箪笥」

初めて実物を見た「船箪笥」(WARDROBE Trunks)

 

「船旅が主流であった昔、富裕層が衣服を美しく運び船の中でもそのまま箪笥として使うために開発された通称「船タンス」は、家具を造る技術と鞄を作る技術との融合から生まれます。

高級木材を芯材とし木材にレザーを縫い付けており、存在感あふれる逸品です。陛下が御外遊される際にも使われることがあります。現在では店舗インテリアとしても使われています」(説明文)

『かさぶた 福島The Silent Views』

カテゴリー: 「写真」を学ぶ, 会見メモ

2016/02/22  23:33


 

見えない放射能災害を記録し続ける写真家の中筋純氏が会見する

見えない放射能災害を記録し続ける写真家の中筋純氏が会見した

 

ゲスト:写真家 中筋純氏(なかすじ・じゅん)
テーマ:3.11から5年
2016年2月22日@日本記者クラブ

 

中筋純氏は2007年からチェルノブイリ原子力発電所の事故(1986年4月26日)現場周辺で写真を撮り続けている。撮った写真を日本全国各地を巡回し写真展を開いている。パノラマ写真を説明しながら、「4キロ離れたプリピアチの団地で16階建ての屋上から見ると、紅葉した木々が広がり、その奥にチェルノブイリの石棺が見える。自然に飲み込まれる難破船のように見える」と話す。

3.11の時はチェルノブイリ25周年写真展の準備をしていた。すぐに福島に向かったわけではない。「福島はどう追いかけていいのか分からなかった。直後は福島ではなく、チェルノブイリに足が向かった」という。

福島への取材を始めたのは2013年、東京五輪の開催が決まったのがきっかけ。「これで流れが変わると思った。福島の忘却が始まると思った」。浪江町に企画書を出し、「公益」目的の一時立ち入りパスを発行してもらった。それで撮影が可能になった。

 

浪江町内のJR常磐線を覆い尽くすセンニンソウ(表紙写真)

浪江町内のJR常磐線を覆い尽くすセンニンソウ(表紙写真)

 

「人の気配が消え去りしばらくすると、それを察知していたかのように植物の萌芽がみられる。

春 アスファルトを割るヨモギ、
夏 路地という路地、壁という壁 藤や葛の千手の蔓這い回り 街は緑の波に飲み込まれる。
秋 穂を揺らすススキやエノコログサにテッポウユリが子どものいなくなったグラウンドを覆い
冬 枯れ草が覆う中 ニワタバコの葉が春を待ち地面を這う

溢れ出す野性は、人間の営みや、記憶に全く無関心だ。あの日の津波が色を変えてまた、ふたたび襲ってくるのか?

自然の暴力を感じるものの 緑にはその意識はなく、かえってやさしく忌地(いやじ)と化した地球上の傷を癒やす幾重もの「かさぶた」となる。

中筋氏は2月末、福島の写真集『かさぶた 福島The Silent View』を東邦出版から出版した。5年間の時間の経過の中で、まるで地球が自らを癒やすかのように福島の傷跡を「かさぶた」のように覆い隠そうとしている姿を見事に記録している。こういう仕事は重要だ。

全国で写真展巡回中(チラシ)。

 

「オープンイノベーションで産業の新陳代謝を進めるべき」

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2016/02/19  22:39


 

クルマ産業は変わると指摘する志賀俊之CEO

クルマは劇的に変わると指摘する志賀俊之CEO

 

会見終了後はこんな案配に

会見終了後はこんな案配に

 

ゲスト:産業革新機構会長兼CEO
テーマ:チェンジ・メーカーズに聞く
2016年2月19日@日本記者クラブ

たきぎ作り

カテゴリー: 東京日誌Ⅲ

  20:34


 

 

 

満開の梅の下で

満開の梅の下で

 

のこぎりでたきぎを作る

のこぎりでたきぎを作る

 

少しずつでも山になる

少しずつでも山になる

 

頼もしい助っ人が2人も

頼もしい助っ人が2人も

 

梅も満開で、春全開だ。ポカポカ陽気の中、午前中は猫の額ほどの庭でたきぎ作りをした。大きくなりすぎたハナミズキの枝を昨秋、切り払った。その枝がそのままになっていた。

捨てるのはもったいないので、3月に田舎に行く際に一緒に車に積み込み、薪ストーブで燃やそうと思っていた。しかし、面倒臭くて、なかなか着手できないでいた。

今日は力強い助っ人が2人いた。助かった。

 

 

「里山・真庭」

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会, 農業/農地/農政

2016/02/16  22:11


 

向かって左が太田市長、右は川村、井上氏

向かって左が太田市長、右は川村、井上氏

 

真庭発信 トークショー「大都会×大杜会」―里山真庭(まにわ)の夢を語る―がとっとり・おかやま新橋館で開催された。真庭市は岡山県北部で、鳥取県に接した中山間地域。

2005年3月31日に当時の真庭郡の勝山町、落合町、湯原町、久世町、美甘村、川上村、八束村、中和村および上房郡北房町の9町村が合併して誕生した。人口4万6000人。岡山県の約11.6%を占める県下最大の自治体だという。

とりわけ同市を有名にしたのは木質バイオマスによる「里山資本主義」を掲げた挑戦。中山間地域のモデルとして注目されている。あいさつした太田昇真庭市長によると、昨年4月に稼働した「真庭バイオマス発電所」(真庭市目木の県営真庭産業団地)の運営は「順調」で、年間売上高は20億円で、初年度から利益を計上できるという。

同発電所の出力は1万キロワットで、未利用材を主燃料にした木質バイオマス発電所では国内最大級。フル稼働時の年間発電量7万9200メガワット時は一般家庭2万2000世帯分に相当する。「燃料の木材供給が成り立つためには広範囲から集める必要があったが、軽トラックで走り回りながら持ち込んでいる」(太田市長)という。

真庭市を有名にしたのは2013年7月に出版されたベストセラー『里山資本主義』(藻谷浩介/NHK広島取材班)。取材班の中心がNHKエンタープライズ プロデューサーの井上恭介氏。「地域が本当に主役になって、そこにあるものを使って、木のエネルギーを使っているのが真庭。町の人たちがエネルギー源を運び入れるところが嬉しい。木の枝や皮など整備されていない木くずがエネルギーになる」と語った。

バイオマスは、「バイオ」(=生物、生物資源」と「マス(mass=量」を組み合わせた造語。再生可能なバイオマスは糞尿、木くず、廃油、紙くず、生ゴミ、下水汚泥などいろいろある。

知らなかったのは「CLT」という工法でビルが建てられていること。「Cross Laminated Timber の略称で、ひき板を並べた層を、板の方向が層ごとに直交するように重ねて装着した大判のパネルを示す用語。1995年頃からオーストリアを中心に発展してきた新しい木質構造材料」(日本CLT協会)。

井上氏がNHKエコチャンネルのブログで「ロンドンで考える里山資本主義」と題した番組製作記の中で、CLT工法で建てられた「10階建ての木のビル」を紹介している。

『里山資本主義』については結構批判が多い。本は読んだ。ただ、太田市長や井上氏の話を聞いていても、「話が美しく、おいしすぎる」印象をぬぐい切れなかった。里山資本主義はマネー資本主義への対抗軸として打ち出されたものだろうが、底があまりにも浅く、対抗軸になり得ないからだ。

それ以上に問題視されているのは里山資本主義の中心的存在である真庭市の製材会社「銘建工業」が製造販売した木質ペレットの焼却灰から1キログラム当たり最大2600ベクレルの放射性セシウム137が検出されたこと。同社は北欧の木材から集成材を生産している。チェルノブイリ原発事故の影響を受けたものだという(中国新聞2012年5月30日付朝刊)。

これを基に、「里山資本主義」は重要な事実を隠蔽した情報操作を行っていると指摘する向きもある。真庭市長や井上氏の話しぶりからは特に悪ぶれたところもなく、堂々と胸を張ったトークだった。真偽のほどは分からないが、何ごともすべてを鵜呑みにしてはならないということだろうか。