2014年8月 のアーカイブ

浜名湖の鰻

カテゴリー: 旅行/移動/街歩き, 食/食堂/レストラン

2014/08/31  19:30


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鰻はマリアナ諸島の海域で生まれ

2000キロにわたる旅を

1年かけて成長・変態し

日本にやってきます (『鰻の旅』と題する浜名亭に掲げられた一文)

 

浜名湖SA(静岡県浜松市北区三ヶ日町)に着いたときは午後7時を回っていた。夕食は浜名湖のウナギと決めていた。車を止めて、小雨の中を急いで建物に行くと、「浜鰻」は非情にも本日閉店のお知らせ。だめかと思ったら、浜鰻はテイクアウトの店で営業は午後7時まで。しかし、浜名湖近鉄レストランはまだ営業していた。

浜名湖を眺めながら食事のできる大型レストランだが、主にウナギを提供するのは和食「浜名亭」。鰻重(竹)を食べた。おいしかったが、浜名湖産うなぎかどうかは分からない。店の素性も突き止められなかった。

ニホンウナギは今年6月、国際自然保護連合(IUCN、本部スイス)のレッドリストで絶滅危惧種に指定された。環境省リストでは昨年、指定されており、国際的にも保護の必要性が認められた。

ウナギの稚魚、シラスウナギが激減し、それに伴いウナギの価格も大幅に値上がりした。これまでも安くはなかったが、食べるには決断を要する価格になった。今年はこれが2回目。あと何回食べられるのだろうか。

 

常滑焼急須

カテゴリー: 旅行/移動/街歩き

  17:32


これぞ「常滑焼急須」

これぞ「常滑焼急須」

 

茶こしも陶器

茶こしも陶器

 

前から一度行ってみたかった知多半島に一歩足を踏み入れた。どこに行きたいという確たるあてがあったわけではない。いつも高速で素通りしていたが、気にはなっていたので、丹波からの帰途、伊勢湾岸自動車道から知多半島道路に入った。

取りあえず向かったのは常滑市(愛知県)。常滑と言えば、焼き物である。常滑の焼き物と言えば、「急須」(葉茶を入れ、湯を注いで煎じ出す取っ手の付いた器)だ。

大駐車場と陶磁器会館を結ぶ約2kmが「やきもの散歩道」(1974年制定)として整備されている。この辺りが昔の常滑村で、焼き物生産が集中している。市街地の中の丘のような高台に幾つも煙突が立ち、焼き物町の風景を作っている。

散歩道は起伏が強く、アップダウンに富んだ道筋で、昔の釜を使った陶器のギャラリーや工房などが点在し、独特の雰囲気を醸し出している。ちょっとのつもりが、ギャラリーをじっくり見て回っていると5時間も滞在してしまった。

中世から陶器生産を始め、現代に至るまで継続している産地を日本6大古窯と呼ぶが、瀬戸、越前、信楽、丹波、備前と並んで常滑も名を連ねている。

平安時代から中世にかけて焼き物が盛んとなり、一時瀬戸焼などに押され衰退したが、江戸後期には復活し、現在に至っている。

撤収の朝

カテゴリー: 丹波日誌

  08:04


帰る日になって陽光が差した

帰る日になって陽光が差した

 

塀に張り付いた雨蛙

塀に張り付いた雨蛙

 

それにしても、よく降った。帰省中、からっと晴れた日は1日もなかった。それが東京に戻る日になって朝日が差した。天気に文句を言っても始まらない。受け入れるしかない。

空き家の除湿対策

カテゴリー: 丹波日誌

2014/08/30  23:01


除湿剤の山

除湿剤の山

 

田舎の家、しかも古い家の守りをするのは大変だ。しかも、いつもそこに住んでいるのならともかく、ときたましか帰ってこないとなると、なおさらだ。守りをするポイントはいくつかあるが、手を抜けない1つが湿気対策だ。

家を長期間閉め切るとなると、風通しが悪くなり、湿気がたまる。おまけに最近の豪雨は半端ではない。そうでなくても、6月は梅雨の長雨だし、特に今年の8月は異常気象だった。

とりわけ19日夜から20日明け方にかけて広島市での集中豪雨では土砂災害が発生し、70人以上が一晩で死亡した。ニュース的には広島市の惨状がトップニュースになったが、丹波地方も直前の16日から17日にかけて400ミリを超す集中豪雨に見舞われ、1人が死亡、家屋の全壊16件、半壊42件、床上浸水241戸、床下浸水1421戸を記録。

私の実家のある地域は避難を免れたが、特に市街の冠水した京都府福知山市に近い市島地区で土砂崩れなどの被害がひどかった。市島地区に住んでいる不動産業者によると、「仕事が休みの水曜日はボランティア活動に従事している」という。

気象庁の異常気象分析検討会(会長・木本昌秀東大大気海洋研究所教授)は9月3日に開いた臨時会合で、西日本の記録的降雨や日照不足について、「30年に1回以下の頻度で起こる異常気象」と位置づけた。偏西風の蛇行の影響で、前線が本州付近に停滞しやすい状況だった。

蛇行自体は珍しくはないものの、「蛇行の流れ方などが影響し、雨が降りやすい気圧配置を招いた」ようだ。地球温暖化の影響もあるとし、「こうした現象は再び起こる可能性がある」とも指摘した。

気象庁によれば、8月の降水量は西日本の太平洋側で平年の約3倍と、1946年に統計を取り始めて以降で最も多かった。同地域の日照時間も平年比54%と統計史上最少。とにかく、今年の8月は歴史に残る夏になる。これが常態化しないことを願いたい。

今年のような異常気象ではなくても、梅雨時から秋の台風シーズンにかけては大雨対策は欠かせない。特に、降雨で屋内の湿気がたまり、カビが生えることだけは何とか避けたい。

そうなると、強い味方は取りあえず除湿剤だ。乾燥剤だ。これを家中に配置し、湿気を吸収してもらう。家が広いので、個数が必要だ。今回は40個を配置した。5月に配置した除湿剤もかなりの高さまで水がたまっていた。1年前の物は吸湿上限を突破していた。

部屋の壁にカビがはえる程度ならまだしも、問題は寝具だ。これが湿気たら、どうにもならない。年に4回くらい帰省するのは湿気対策もある。

 

天井の瓦の下土が落ち、天井板を突き破っていた

天井の瓦の下土が落ち、天井板を突き破っていた

 

たたきの上に落ちた壁土

たたきの上に落ちた壁土

 

今回の帰省は8月25日から30日までのほぼ1週間。25日夜8時ごろ、自宅に帰り着いたら、母屋と蔵をつなぐ瓦屋根の下土が天井板を突き破ってコンクリート製のたたきに落ちていた。大阪の長姉がお盆に泊まったときは異常はなかったという。ずっと雨が降っていたが、16~17日の集中豪雨についに持ちこたえられなかったようだ。

母屋の大屋根は昨年10月、トタン屋根をすべて葺き替えたが、今度の”天井崩落事故”はその周辺部で発生した。家の守りはかくのごとき、大変だ。次から次へと問題が発生する。発生した問題は放っておくわけにはいかない。手当てしなければならない。

常に住んでいるのならともかく、ときどき帰る田舎を維持することは楽ではない。新築ならまだしも、古民家となるととてつもなく大変だ。それを身を持って味わっている。

「りぼん」の霧芋入りお好み焼き

カテゴリー: 丹波日誌, 食/食堂/レストラン

2014/08/29  22:57


お好み焼き

お好み焼き

 

田舎に帰っても、食事は家でいただくのが原則だが、ときには外食もする。撤収する前は生ゴミを出したくないので、どうしても外食になる。昔は外食できる店など、町の中心部にいかなければなかったが、今はいたるところにある。

1週間滞在する場合、1度は行くのがこのお好み焼き「りぼん」(丹波市柏原町北中)。外がバリッとしていながら、中はフワフワ。丹波で収穫される山芋が入っているからだ。山芋を入れると、本当においしい。1982年オープン。

山芋は土地によって形も味も粘りも違う。関東では長芋が一般的だが、兵庫県・丹波の山芋は丸くて、ごつい。肉質は緻密で粘りけが強く、とろろにしたら最高だ。

「丹波の朝霧」の中で育ったためだと言われており、最近は「霧芋」と呼んで、ブランド化に乗り出しているらしい。お好み焼きは大阪が本場。大阪のお好み焼きもおいしいが、地元産霧芋の入ったりぼんのお好み焼きに勝るものはない、と思うのは単なる地元びいきか。

「丹波竜」のふるさと

カテゴリー: 丹波日誌

  19:05


恐竜発掘体験現場

恐竜発掘体験現場

 

丹波市山南町を流れる篠山川の河床に露出する篠山群層から竜脚類(草食恐竜)の化石が発見されたのは今から8年前の2006年。発掘された尾椎や血道弓の化石はこれまで発見された竜脚類の化石とは異なる新族新種であることが判明した。

この結果、新恐竜の学名は「Tambatitanis amicitiae」(タンバティタニス・アミキティアエ)と名付けられた。国内の恐竜化石で学名が付くのは5例目となった。

 

川沿いにある水力発電所の跡地が記念館にリフォームされていた

川沿いにある水力発電所の跡地が記念館にリフォームされていた

 

この日、たまたま近くを通り掛かったので、発掘現場を再確認した。これまでに何度か訪れている。現場は「旧上久下村営水力発電所跡地」のさらに一段低くなった川床。確か、この建物もあったが、今回すっかりリフォームされ、内部が記念館になっていた。

 

これが実物大の姿だとか

これが実物大の姿だとか

 

恐竜化石の想像図(兵庫県立人と自然の博物館HP)

恐竜化石の想像図(兵庫県立人と自然の博物館HP)

 

 

周りの田んぼでは稲穂が頭を垂れていた

周りの田んぼでは稲穂が頭を垂れていた

丹波林産振興センター

カテゴリー: 丹波日誌, 農業/農地/農政

  17:12


林産振興センター

これが原木市場だ

 

森の香りがぷんぷんしている

森の香りがぷんぷんしている

 

伐採された太い木材

伐採された太い木材

 

林産振興センターと聞いてもピンとこない。農業や水産業はともかく、林業は完全に置いて行かれた感じ。田舎に帰って、周りを見渡せば、視野に入るのは山ばかりだが、それが産業として成り立つと考えたことはほとんどなかった。

林業が忘れ去られたから久しい。それでも昔は小中学校への行き帰りに見掛けたことのある製材所もいつの間にか姿を消した。外材に押され、国産材は見捨てられた。

親父がお墓の周りに植えた50本ほどの檜の木も既に50年を経過し、そろそろ切り頃を迎えている。しかし、木材の相場が下落し、切り出すための労賃や運送費などのコストのほうが高く、割に合わないのが実情だ。

自分の住む町の、しかも自分の家がある集落に「丹波林産振興センター」(兵庫県丹波市柏原町下小倉)が業務を開始したのは1996年1月。翌年には管理棟も完成し、本格的に稼働した。

もちろん、村を出て、東京暮らしの真最中だったから、帰省したおりに知っただけで、関心も持たなかった。隣家のご主人が理事長をしていることを本人から聞いていたが、話題は広がらなかった。林業に興味がなかったためだ。

丹波林産振興センターは加古川流域で産出される丹波材(原木)の流通拠点として位置づけられている。生産者の森林組合が切り出してきた木をここに集め、需要家の製材所などに販売する。その市場としての役割を担っている。

こうした原木市場は全国に現在、317カ所(2008年時点)存在する。1975年時点には473カ所あった。原木価格は創設時点から3分の1程度の価格に下落しているというのだから、当然かもしれない。

 

株式会社バイオマスたんば

株式会社バイオマスたんば

 

田舎の家の薪ストーブで燃やす薪はストーブを買った店(兵庫県小野市)から買っている。家から車で40分ほどかかる。今年の冬に使う薪は仕入れなければならない。そこで、以前から調達できると聞いていた林産センターに寄ることにした。事務所で教えられたのが同じ敷地内にあるこちら。

同社では「山から切り出してきた材木の中に杉と檜以外の雑木も混じっている。それを希望者にお分けしている。販売はトン単位で、自分で持って帰ってもらうことになります」(荻野浩三工場長)。

最近は木材が工業品として扱われるようになり、均質性を求められる。質の劣る木材はB級、C級材とされ、チップとする用途しかないという。杉と檜でさえそうで、雑木となるとなおさらだ。原木市場ではねられた材木がこちらに回されてくるようだ。

薪ストーブ屋さんで買う薪はきちんとストーブの大きさに合わせて切られた薪。すぎに燃やすことができる。しかし、ここで買うのは切り出された木そのもの。それを家に運んで、自分でストーブに入る大きさに切らなければならない。

そう言えば、昔、村の雑木林に雑木を切り出しに行った。それを耕耘機に積んで、自宅に持ち帰った。さらに、それをのこぎりで適当な長さに切った。次は斧で割った。それでやっと、「おくどさん」(煮炊きする土製のかまど)にくべることができる。大変なプロセスだった。

薪はストーブ屋さんで買うと思っていた。原点を思い出した。木材を運送するトラックを借りたり、チェーンソーを買ったり、いろいろ準備が必要だ。すごすごと引き返すしかなかった。

早くも栗の季節

カテゴリー: 丹波日誌, 食/食堂/レストラン

2014/08/28  20:48


栗にも早生があるのだろうか

栗にも早生があるのだろうか

 

秋の味覚の中でも代表的な栗。栗にも収穫される時期によって早生栗、中生栗、晩生栗とあるらしい。JAの農産物販売所に行ったら、まだ9月になっていないのに、栗が出ていた。

栗の歴史は古い。株式会社わかさ生活のHPによると、栗は9000年前の縄文時代の遺蹟から発見されているという。でんぷんが4割を占め、ビタミンCやカリウム、植物繊維が豊富。渋皮にはタンニンを多く含み、美容効果が高いともいわれる。

丹波栗は今や名産品になった。京都と兵庫が本家争いをしているようだが、丹波地方は両方にまたがっている。県域は行政が勝手に決めたものだ。代表品種「銀寄」(ぎんよせ)は大阪府豊能郡歌垣村倉垣(現在の豊能郡能勢町)原産だという。

昔、実家の裏庭にも大きな栗の木があった。台風が来るたびに大きく揺れ、落ちた栗を拾った。あまり大きくなりすぎて、屋根の瓦が傷むということでいつの間にか亡き母が切ってしまった。残念で仕方がない。

夜のバーベキュー

カテゴリー: 丹波日誌, 食/食堂/レストラン

2014/08/27  12:31


健ちゃんも参加してバーベキュー

健ちゃんも参加してバーベキュー

 

紫蘇おにぎりもおいしかった

紫蘇おにぎりもおいしかった

 

隣町に住む次姉夫妻から夕食に誘われた。それが何とバーベキュー。飼い犬の健ちゃんも参加した。母屋の裏庭にバーベキューセットがしつらえられていた。照明は物干しにつるされた電球1つで、薄暗かったが、雰囲気はあった。

バーベキューで焼く野菜は自家製だ。タマネギ、ナス、ピーマンなどはそばの畑からもいできたものだ。おにぎりにまぜたシソも畑から収穫され、梅とともに漬けられたものだ。おいしい(と思う)のは当たり前だ。

健ちゃんは10歳の老犬。姉によると、脳梗塞を患って、後ろ足が不自由なんだという。病院で診てもらって治療。最初は歩けなかったが、この日は少し足を引きづってはいたものの、歩けるようになっていた。

人間も犬も同じ。歳をとれば、老化し、病気にもなる。かかる病気も脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病、鬱病など、人間と同じ。デイサービスなどの介護サービスもある。お金もかかるが、こちらは健康保険が適用されない。

多賀大社

カテゴリー: 旅行/移動/街歩き

2014/08/25  23:19


多賀大社参集殿

多賀大社参集殿

 

遅い夏休みをとった。仕事から離れて、鋭気を養うことが休みだが、田舎に帰ることは休みにならない。別荘ならともかく、自分の家に行くのだから、あちらでも家事は自分でやるしかない。誰かが待ち受けていて、家事を引き受けてくれるわけではない。あちらの別の生活が待っているだけだ。

次から次へと仕事が湧いてきて、とてものんびり休養・静養するわけにはいかない。むしろ東京の日常より忙しい。休みにならないが、かといって自分の家を放っておくわけにもいかない。誰にも文句を言えない。これも定めか。

せめてもの楽しみが東京の自宅と兵庫・丹波の自宅を往復する際に、見知らぬ土地にちょっと立ち寄ることだ。高速道路から下りると、ETC割引(いつの間にか割引率が50%から30%に大幅に引き下げられていた)の恩恵を放棄することになる。

高速を下りることなく、自由に周辺観光地に出て行けるところは非常に少ない。外に出ないのが原則で、施設外に足を延ばすことを認めているのは例外だ。釈迦堂(中央)の遺蹟博物館、神坂(同)の馬籠宿、そして多賀SA(名神)の多賀大社(滋賀県犬上郡多賀町)くらいだ。

 

多賀大社表参道絵馬通りが始まる

SAからだと、ここから多賀大社表参道絵馬通り(700m)が始まる

 

 

糸切餅 本家ひしや

糸切餅 本家ひしや

 

 

歩いていて見つけたのが糸切餅(いときりもち)の「ひしや」。店主によると、30度を超すと、本来の味が出ないとかで、製造しない。9月になって涼しくなれば作るという。白地に赤と青の3本線が入っている。蒙古襲来と関係があるらしい。

多賀で糸切餅を作っているのはひしや、と莚寿堂、多賀やの3店。それぞれ本家、元祖、総本家を名乗っている。この中でひしやだけが手作りで、他の2店は機械生産らしい。

 

 

糸切餅

「多賀や」さんで食べた糸切餅

 

ひしやでお預けを食った糸切餅。それが多賀やで売られていた。機械生産ではあるものの、すぐ食べられるものなら、食べてみたいのが人情だ。筒状になったお餅の中にこしあんが入っていた。なかなか繊細な味わいだ。

 

店の名前も絵馬で

写真館なのかお茶屋さんなのか分からないが、屋号も絵馬で

 

「大阪屋」「文具店」

「大阪屋」「文具店」

 

朝顔を生け垣に

朝顔を生け垣にした家屋

 

 

真如寺

真如寺

 

絵馬通りの中程にある真如寺(しんにょじ)。天正年間に開基された浄土宗のお寺。本尊は木造の阿弥陀如来坐像(重要文化財)。藤原時代後期の作だという。神仏習合時代は多賀大社の中にあったが、廃仏毀釈によって明治以降、こちらに移転したという。

本堂には「十王掛け図」(享保年間作の地獄絵図)が展示してある。なかなか怖い屏風の絵図だが、住職によると、昔はどこの寺にもあったらしいが、仏教排斥運動のため珍しいものになったという。

 

真如寺の門が赤く塗ってあることの意味については、「何も意味はありません。昔の住職の趣味でしょう」だとか。それでいて、「赤門 真如寺」を名乗っているとはこれいかに。

 

地獄絵図

地獄絵図

 

通りを歩いていると、「地獄絵図」にちなんだ彫刻をあちこちに見掛ける。真如寺の「地獄絵図」に発想を得た「近江の地獄めぐり」プロジェクトの一環らしい。多賀産杉丸太を削ったチェーンソーアートを置いて、門前前商店街ににぎわいを取り戻そうという試みだ。

今年3月から年内行われるという。クルマ観光が増え、商店街をそぞろ歩きする観光客も少ない。これでは商店街の商売も上がったり。何とかしようという苦肉のプロジェクトだ。商店街も大変である。

 

多賀の名物「鍋焼きうどん」

多賀の名物「鍋焼きうどん」

 

観光するのも力仕事。腹が減っては戦にならない。絵馬通りをのんびり歩きながらブラブラしていたら、多賀大社付近に来たら、正午をすっかり過ぎていた。お腹も減っていた。

とにかく、何かお腹に入れなければならない。歩いていて、ときどき見掛けたのが多賀名物「鍋焼きうどん」の文字。なぜ、鍋焼きうどんが名物なのだろうと不思議だった。そう書いてあるなら、やはり食べるしかない。

 

不二家(村山たか女の生家)

不二家(村山たか女の生家)

 

そこで入ったお店が「不二家」。古い食堂だったが、実はこの店が村山たか女の生家だった。幕末に桜田門外で水戸浪士などの襲撃を受け、暗殺された幕府の大老・井伊直弼と彦根で出会い、開国し日本の近代化をはかろうとした直弼の影の力となった女性。

船橋聖一の小説『花の生涯』のヒロインでもある女性の生家だった。かつて交通が未発達だったころ、遠方より来る参拝者の疲れを癒すために供したのが「なべじり焼き」(なべじりは夫婦世帯のこと)。今日の「鍋焼きうどん」だという。

 

やっとたどり着いた多賀大社の鳥居

やっとたどり着いた多賀大社の鳥居

 

太閤橋

太閤秀吉は米1万石を奉納し「太閤橋」を造って母大政所の病気平癒を祈願した

 

 

奥書院庭園

奥書院庭園

 

結構広い境内

結構広い境内

 

ここでは絵馬の形も「しゃくし」

ここでは絵馬の形も「しゃくし」

 

門前の「多賀や」さんには大きなしゃもじ

門前の「多賀や」さんには大きな「しゃくし」

 

 

近江鉄道多賀大社前駅の広場に置かれた「多賀門」

近江鉄道多賀大社前駅の広場に置かれた「多賀門」

 

高宮池には水鳥の生息地

高宮池には水鳥の生息地

 

水鳥の数は100羽を下らないのではないか

水鳥の数は100羽を下らないのではないか

 

高宮池は樹林が一帯を覆っており、よく見えない。しかし、どうも、実にたくさんの鳥が憩っており、びっくりした。この辺りは湖東県立自然公園で、「みなさまのおかげで、この池も水鳥の楽園になりそうです」(多賀区長)の掲示板が立っていた。

それにしても、何の鳥なのか、もっと身近で見てみたい。こんな形で生息する姿は見たことがない。結構、素敵な観光資源になると思うのだが、ウェブサイトを検索しても、この水鳥は紹介されていない。もったいない。

 

 

 

SA裏の胡宮神社の壁は崩れていた

SA裏の胡宮神社の壁は崩れていた

 

立派な参道

石段を登ると本殿が

 

立派な参道もあるが・・・

立派な参道もあるが・・・

 

お清め所の龍

お清め所の龍

 

往時を偲ばせる境内図

往時を偲ばせる境内図

 

境内のすぐ下を走る名神高速道路

境内のすぐ下を走る名神高速道路