2008年8月 のアーカイブ

平櫛田中の彫刻用原木

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2008/08/31  13:10


 思うところがあって、東京都小平市の「小平市平櫛田中彫刻美術館」を再訪した。前回訪れたのは2005年11月だから約3年前。前回は「小平市平櫛田中館」だったが、平成17年に遺族から作品寄贈を受けたことを機に、現在の名前に改称されていた。平櫛田中(ひらぐし・でんちゅう)。1872年(明治5年)~1979年(昭和54年)。享年108歳。

 とにかく、作品創作への執着が並みではない。すさまじい。それを象徴するのが展示館のそばにある居宅の庭に置かれた彫刻用の原木(クスノキ)の大きさだ。100歳になってから用意したものの1つで、彫りたいものが幾つもあった。 クスノキは色調が複雑で、独特の味わいと芳香があり、古くから仏像や面などに使用されている。

樹齢 推定500年
直径  約1.9m
重量  約5.5トン

不忍池・蓮池

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

  09:29


 国立科学博物館に行く途中にたまたま遭遇したのが不忍池。そういえば、大学入試で泊まったのはすぐそばのビジネスホテル「法華クラブ」だった。見渡せど、もちろん姿なし。40年以上も前のことだから当然だろう。それでも「東天紅」は今も健在。えらい。

 不忍池は何と池全体が蓮、蓮、蓮。水面は何も見えない。こんな立派な蓮を見たのは初めて。夏に来なければ見られない。偶然とは恐ろしいものだ。動き回っていると、こういう僥倖にもぶつかる。動くことが重要だ。

 不忍池は周囲約2km、全体で110万㎡。中央に弁天島(中之島)を配し、遊歩のための堤で蓮池、ボート池、鵜の池の3つの部分に分かれている。蓮池は半分の55万㎡を占める。江戸の町民の楽しみは春は桜見物、夏は蓮見物だったとか。蓮は縁起が良く、根っこの蓮根を炊き込んだ蓮飯も人気があったという。

 「不忍池由来」によれば、「天正18年(1590年)徳川家康が江戸城に入城。天海僧正のアドバイスを取り入れた家康が、徳川家の強固な守りと天下が長く続くことを祈念し、『守り固め』」として江戸城の表鬼門(東北)にあたる上野の山を比叡山に見立てて東叡山寛永寺(天台宗)を創建、不忍池を琵琶湖に見立てて造成し池の中に琵琶湖の竹生島より大弁才天を勧請して弁天島を築いた。以来不忍池は寛永寺の管轄する聖地であるとともに江戸第一の蓮池として賛美され名所となった」。

金GOLD

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2008/08/30  23:43


 「目がキンになる」と銘打った展覧会が国立科学博物館(東京・上野公園)で開催されている。日本・コロンビア外交関係樹立100周年を記念したもので、金、金、金が一杯のちょっと変わった展示会だ。

 とにかく、ユニークなのは日本最大の金塊に直接、手で触ることができることだ。銀や銅、アルミニウムの塊も置いてあって、いかに金塊が重いか実感できる仕組み。ちょっとこれだけの金を目にできる機会はないに違いない。

 日本は北海道から九州に至るまで多くの金山があって、各地で金を産出してきており、マルコポーロが『東方見聞録』で書いた「黄金の国ジパング」が存在していたのはどうも確からしい。中尊寺の金色堂や金閣寺、安土城などの建築物にもふんだんに使われたほか、蒔絵や絵画、大判、小判などにも使用されてきた。

 今でこそ、金の産出量は微々たるものになったが、それでも各地の河川で砂金を採ることができるなど、黄金文化の命脈は細々とながら続いている。

 『東方見聞録』を読み、黄金の国を目指したのがコロンブス。コロンブスはアメリカ大陸を発見する前に、コロンビアにも上陸。そこでは人や動物をかたどった黄金の芸術品が生み出されていた。コロンビアで生まれた黄金郷”エル・ドラード”伝説はこの黄金文化を源にしているという。

千里の道も一歩から

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2008/08/29  09:24


 都営大江戸線の「六本木駅」は地下42.3m。大江戸線の駅の中では最も深い駅だ。だから、地上に出るまでが大変だ。改札にたどり着くのにエレベーターを3基乗り継がなければならない。改札を出てからも、日比谷線の改札までもまたエレベーター2基。エレベーターに乗るだけでは芸がない。隣に階段があった。

時間の余裕があったので、ある日、階段を上りながら、数えた。大江戸線分は88段+51段+27段=166段。日比谷線分は16段+39段=55段。合計221段。階段1つ分は大したことない。でもそれが積み重なると大したことがある。千里の道も一歩から。

  初めて知ったが、六本木駅は片式2層ホーム(つまりホームが2階建てになっているで、1番線大門方面行きホームが最も深く地下7階。その上が新宿・光が丘方面行き。そこから地上に出る。

米CME・NYMEX買収承認

カテゴリー: 経済/デリバティブ

2008/08/26  11:52


 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の会員および株主は8月18日、CMEグループによる買収提案を承認した。買収額は83億ドル(約9100億円)。NYMEXの会員権を持つ816のうち79%に当たる約650の会員から支持を得た。承認に必要な75%の関門をクリアした。

 金融先物に強みを持つCMEグループは2007年3月にライバルだったシカゴ・ボード・オブ・トレード(CBOT)を110億ドルで買収、穀物先物を支配下に収めたばかり。今回、原油価格の国際指標であるWTI原油先物や金などの金属先物市場を有する世界最強のエネルギー取引所であるNYMEXを取得したことで、米国内で取引されている全先物商品の98%をコントロールする巨大先物市場を地位を獲得した。
 

アカシア

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2008/08/25  23:57


 2年間、東京を留守にしている間に姿を消していたのは贔屓にしていた新宿・住友三角ビル別館のスポーツクラブ、チャンポンが食べたくなったら行っていた新橋の「思案橋」、東銀座のチェーン系珈琲店「ドトール」、週末にモーニングを食べに行っていた自宅近くのファミレス「ジョナサン」などなど。とりわけスポーツクラブは生活と結びついているので、簡単に営業を止めてもらったら甚だ迷惑である。事情はあるのだろうが、あまりにも顧客無視の経営方針に怒りすら感じるのは私だけだろうか。

 それに比べて昔も今も健在なのはとても嬉しい。新宿の洋食屋「アカシア」もその一つ。しかも、10年や20年ではないのだ。30年以上も前の学生時代にもよくお世話になった店だ。ロールキャベツシチュー定食。トロリと濃厚なスープの中にロールキャベツが2つ。味も昔のままだ。変わったのは値段。昔は300円ぐらいだった。今は780円也。

大みか饅頭

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2008/08/23  23:06


  出張土産にもらったのが名物「大みか饅頭」。有限会社運平堂本店(製造所=茨城県日立市大みか町1-6-7)の生菓子。薄甘の餡もナイスだが、饅頭の皮は絶品。世の中にはほんと、おいしいものがたくさんあることよ。ちなみに「おおみか」は「大甕」と書くようだ。一度は行かなくっちゃ。

狂歌碑

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

  00:03


三度たく
米さえこはし
やわらかし
おもうままにはならぬ
世の中

 新宿西口の高層ビル群に見下ろされるような形で閑静な佇まいを見せているのが日蓮宗浄円寺(新宿区西新宿7-12-5)。新宿のスポーツクラブに通うようになってから、何度も前を通り掛る。

 珍しく反対側から歩いてきて気が付いたのが境内にある狂歌碑。江戸時代中期の狂歌師、便々館湖鯉鮒(べんべんかん・こりふ、1749~1818)の代表作だという。大きな石に、狂歌中興の祖・大田南畝(蜀山人)の揮毫が刻まれている。月日が経ちすぎて読めない。建立は文政2年(1819)。

新宿高層ビル群

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2008/08/20  23:55


①真ん中は損保ジャパン(旧安田火災)

②同ビル

③手前は京王プラザ

④東京モード

⑤ご存知、東京都庁

⑥三井ビル

⑦猫の像(住友ビル)

 いつの間にか新宿西口は高層ビル群に変貌した。最初に建ったのは京王プラザホテル。辺りはまだ一面野原だった。住友三角ビルは懐かしい。今や知らないビルのほうが圧倒的に増えた。覚える気もなくなった。

東池袋「大勝軒」

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

  09:15


   東池に
   旨いものあり
   特もりの
   忘れられない
   そばの味

   山岸一雄

 大腸の内視鏡検査を受検したついでに、懐かしい池袋周辺を散策。たまたま足を向けたのが東池袋。地下鉄有楽町線「東池袋駅」からサンシャインに向かう一帯は高層ビルが建ち、様変わりしていた。

 腹を満たそうと探したのが「大勝軒」。東京でも一番長い行列のできるラーメン屋さんだから、無理を承知で探したが、元の場所には見つからない。ビルの中にでも入ったのかと思いつつ、大通り向こうの線路を眺めたら、ガード下にありました。

 評判は知っていたし、昔一度午後2時すぎに行って、店内ががらがらなので聞くと、「今日はもうおしまい。売り切れで・・・」。そういう店だ。再開発でこちらに移ったという。店内は30人くらいは入れる大きさ。旧店は16席だった。

 平日の午後4時ごろなのに、ほとんどの席が埋まっていた。「中華そば」(700円)を食べた。しこしこ麺とこってりスープ。大腸に優しくないなと思いつつ、残さずいただいた。通は元祖付け麺の「もりそば」を頼むようだが、それは後で知った。不思議な店だ。