2015年12月 のアーカイブ

年末”小”掃除

カテゴリー: 東京日誌Ⅲ

2015/12/29  20:42


 

年代物のシャンデリア

年代物のシャンデリア

 

今の家に住み始めてからもう20年。3男が高校に入学するタイミングで引っ越してきた。少なくてもそのときからわが家のリビングの天井から食卓を照らし続けている。

時代の進展に伴って電球もうち2本がLEDライトに変わった。しかし、まだ2本は昔ながらの白熱灯だ。

明日は晦日。今年もあと2日を残すところとなった。裏庭の生け垣になっているサザンカのせん定を日曜日にやった。庭の周りも少しきれいにした。そして今日はリビングを少し片付けた。

シャンデリアは私の担当だ。1年間のうちにずいぶんホコリがたまるものだ。1つ1つ外して水洗いする。そうすると、気持ちよさそうにまた、輝きを増す。それにしても、ホコリはどのようにたまるのだろうか。1日にどのくらいたまるのだろうか。ホコリがたまるのはまだ見たことがない。

『海街diary』

カテゴリー: 映画/テレビ/舞台

2015/12/28  20:46


 

「海街diary」(ギンレイホール)

「海街diary」(ギンレイホール)

 

作品名:『海街diary』(うみまちダイアリー)
原作:吉田秋生(『海街diary』小学館「月刊フラワーズ」連載)
監督・脚本・編集:是枝裕和
キャスト:綾瀬はるか(香田幸)
長澤まさみ(香田佳乃)
夏帆(香田千佳)
広瀬すず(浅野すず)
2015年/日本映画/128分@ギンレイホール

しっかり者の長女・幸(さち)と酒好きで年下の男に弱い次女・佳乃(よしの)、いつもマイペースの三女・千佳(ちか)。鎌倉の祖母の残した家で暮らしていた3人のもとに、幼いころに別れたきりだった父が残した”異母妹”を迎えることになり・・・。海の見える町に暮らす姉妹たちの織り成す清新でリアルな家族の絆の物語。

原作の吉田秋生(よしだ・あきみ)氏は1956年8月、東京都渋谷区生まれの女性漫画家。デビューしたのは1977年に発表した『ちょっと不思議な下宿人』。『カリフォルニア物語』『BANANA FISH』『ラバーズ・キス』など多くの代表作がある。『吉祥天女』で第29回、『YASHA-夜叉-』で第47回漫画賞を、『海街diary』で第11回文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞を受賞。

だから漫画家としてのキャリアは古い。そう言えば、昔、小学館の編集者と付き合っていたとき、新しくコミック誌の担当になったと言って『カリフォルニア物語』や『BANANA FISH』を何冊ももらったことがあった。

私はほとんど読まなかったが、子どもたちはしっかり読んでいた。今も家の中に何冊も残っている。そんな有名な人だとは知らなかった。

映画を見ることになったのはギンレイホールのパスポート会員になったから。1万円(+税)で1年間何本でも映画を見られる。見落としても名作ならここで復活観賞できるのがいい。

原作を読んでいないので分からないが、出来上がった映画は原作とはまた違う4姉妹の物語になっているようだ。是枝監督は「はじめは原作のシーンを並べ替えるだけで作ろうと思っていました。でも次第に原作にはない部分も含めて脚本にしていこうと考え方を変えたんです。原作はとても魅力的なモノローグやト書きが印象的ですが、まずそこに頼るのをやめてみようと」

「原作を読みながら、これはすずという少女をまわりの人たちが見つめていく話なのだと思いましたが、映画としては幸とすずの話に主軸を置いたつもりです。ふたりがいて、その横に佳乃と千佳がいて、母親や大祖母や二ノ宮さんがその周辺にいて・・・・そういった人たちをどう彼女のまわりに配置していくかを考えました。ある意味、これは女性たちの物語だと思います」(パンフレットの監督インタビュー)

この作品は4姉妹だが、2姉妹を描いた大林宣彦監督が広島県・尾道市を舞台に撮った『ふたり』(1991年、原作赤川次郎、石田ひかり主演)を思い出した。女兄弟ばかり、それも4人で暮らすというのは全く想像できない。

 

イブイブXマス会

カテゴリー: 東京日誌Ⅲ

2015/12/23  18:29


 

トランプの神経衰弱と同じ遊び「missing socks」

トランプの神経衰弱と同じ遊び「missing socks」はシンガポールの長男夫婦からのプレゼント

 

クリスマス料理が出来上がった

クリスマス料理が出来上がった

 

私はこちらがいい!

私はこちらがいい!

 

お嫁さんの手作りケーキなんです!

お嫁さんの手作りケーキなんです!

 

サンタクロースがプレゼントを持ってやってきた!

サンタクロースがプレゼントを持ってやってきた!

 

あっという間に宴も終わりに

あっという間に宴も終わりに

 

2組の孫家族が集まってイブイブにクリスマス会を催した。単身赴任中のパパ1人は欠席だった。ゲームをしたり、ケーキを食べたり、ご飯を食べたり、とにかく忙しい。

そしてパーティーは終わった。

試写会『サウルの息子』

カテゴリー: 映画/テレビ/舞台

2015/12/22  20:48


 

主人公サウル役の詩人ルーリグ・ゲーザ氏(パンフレット表紙)

同胞のユダヤ人をガス室に送り込む任務に就く<ゾンダーコマンド>のサウル(パンフレット表紙)

 

作品名:『サウルの息子』(2015年ハンガリー映画)
監督:ネメシュ・ラースロー
サウル役:ルーリグ・ゲーザ
2015年12月22日@日本記者クラブ
2016年1月23日から新宿シネマカリテ、ヒューマントラスト有楽町ほか全国ロードショー

 

何とも衝撃的な内容だった。見終わったあと、しばらく席を立てなかった。かって、こういうことがあったことを知識としては知っている。しかし、なるたけ触れたくない事実だ。そんな事実を突き付けられたら、誰でも立ちすくむ。

「1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。サウルは、ハンガリー系のユダヤ人で、ゾンダーコマンドとして働いている。ゾンダーコマンドとは、ナチスが選抜した、同胞であるユダヤ人の死体処理に従事する特殊部隊のことである。彼らはそこで生き延びるためには、人間としての感情を押し殺すしか術が無い」

「ある日、サウルは、ガス室で生き残った息子とおぼしき少年を発見する。少年はサウルの目の前ですぐさま殺されてしまうのだが、サウルはなんとかラビ(ユダヤ教の聖職者)を捜し出し、ユダヤ教の教義にのっとって手厚く埋葬しようと、人間の尊厳をかけて最期の力を振り絞る」(パンフレット)

第68回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品。ユダヤ教では火葬は死者が復活できないとして禁じられている。

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所(1940―45年)はナチス・ドイツが欧州中に設置した強制収容所の1つ。ドイツ占領地のポーランド南部オシフィエンチム市(ドイツ語名アウシュイッツ)に第一収容所、隣接するブジェジンカ村(同ビルケナウ)に第二収容所が造られた。モノビツェ村(同モノヴィッツ)には第三収容所も建設された。

さすがにポーランドまでは足を伸ばせなかったが、ハンブルグに近い北ドイツ・ツェレ(Celle)近郊の「ベルゲン・ベルゼン強制収容所」には行ったことがある。1980年代後半、ロンドンから車を大陸に持ち込んで、ドイツまでドライブしたときだ。ハノバーの街近くを走ったことを覚えている。そのとき使った道路地図を見ながら、しばし感慨にふけった。

同収容所は病人や高齢者を収容する「休養収容所」の位置づけだが、治療が行われることはなく、囚人を飢餓状態に放置し、餓死や病死させた。ユダヤ人少女アンネ・フランクもここに収容され、チフスに罹って死亡した。

『鬼平犯科帳スペシャル浅草・御厩河岸』

カテゴリー: 映画/テレビ/舞台

2015/12/18  23:57


 

かつては錠前外しを生業していたが、今は平蔵の密偵を務める岩五郎(右、田辺誠一)の様子を探りに浅草の御厩河岸に来た密偵の大滝の五郎蔵(綿引勝彦)

かつては錠前外しを生業していたが、今は平蔵の密偵を務める岩五郎(右)の様子を探りに浅草の御厩河岸に来た密偵の大滝の五郎蔵

 

大盗賊・海老坂の与兵衛(田村亮)から盗みの依頼を受けた岩五郎は、これまでに外したことのない難しい錠前の図面を前に、その錠前を外したい欲望にかられてしまう

大盗賊・海老坂の与兵衛から盗みの依頼を受けた岩五郎は、これまでに外したことのない難しい錠前の図面を前に、その錠前を外したい欲望にかられてしまう

 

そして、ついに実行へ。3つ用意した偽の錠前は微妙に合わなかったが、岩五郎は慌てず土蔵の前で微調整し、解錠に成功する

そして、ついに押し込み。3つ用意した偽の錠前は微妙に合わなかったが、岩五郎は慌てず土蔵の前で微調整し、解錠に成功する

 

まんまと千両箱を盗み出した与兵衛だったが…

まんまと千両箱を盗み出した与兵衛だったが…

 

最期は鬼平に見破られ、御しらすに

最期は鬼平に見破られ、御白洲に引き出された与兵衛

 

岩五郎の父親で、昔、与兵衛のもとで働いていた卯三郎(左とん平)も絡んで複雑な人間模様に

岩五郎の父親で、昔、与兵衛のもとで働いていた卯三郎(左とん平)も絡んで複雑な人間模様

 

もちろん「奥方様」(多岐川裕美)も健在ですよ

もちろん「奥方様」(多岐川裕美)も健在ですよ

 

昔、幕府の馬屋があったことからその呼び名が付いた浅草の御厩河岸の渡し場の近くに、一膳飯屋を兼ねた小さな居酒屋があった。店内ではお勝(小林綾子)とその母で盲目のお八百(南條瑞江)がせっせと働いている一方、店主の岩五郎(田辺誠一)は、店の軒先で居眠りをする怠け者。しかし、この岩五郎は火付盗賊改方長官・長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵だった。

岩五郎は昔、器用な手先をいかした錠前外しを生業としており、盗みで捕まった際に平蔵やその密偵・大滝の五郎蔵(綿引勝彦)から温情を受け、今では平蔵の密偵として働いているのだった。

そんな岩五郎のところに、大盗賊の海老坂の与兵衛(田村亮)から盗みの依頼が入る。本来なら、密偵として与兵衛の動きを平蔵にただちに知らせなければならない岩五郎だが、めったにない大仕事な上に、これまで外したことのない難しい錠前の図面を前に、その錠前を外したいという欲望にかられてしまう。

今回の『鬼平犯科帳スペシャル浅草・御厩河岸』は、中村吉右衛門主演・連続ドラマの第1シリーズ・第18話として、1989年に放送されたものを、スペシャル用にアレンジした作品。中村吉右衛門主演のシリーズとしては149本目だ。鬼平はもちろん、密偵たちも老いた。映像化可能な作品はすべて作品化された。

スペシャルドラマは複数の原作を組み合わせたり、過去に1時間ドラマとして放送した内容にアレンジを加え、2時間ドラマとして放送するなど工夫を凝らしてきたが、それも限界。原作者・池波正太郎の「原作にないものはやってくれるな」との遺言に基づき、150作品を目を最期に終わりとすることとなった。

150本目は2016年末から17年初に前後2本として放送される予定だ。

 

お馴染み『鬼平犯科帳』のエンディング曲「インスピレーション」(ジプシー・キングス)。この曲がまもなく聴けなくなると思うとさみしい。

 

あしかがフラワーパーク「FLOWER FANTASY」

カテゴリー: 旅行/移動/街歩き, 花/木/樹

2015/12/13  23:46


 

 

レインボーマジック

レインボーマジック

 

 

公園の中心部に立つ23mのシンボルタワー「イルミネーションタワー」

公園の中心部に立つ23mのシンボルタワー「イルミネーションタワー」

 

光のバラ園「ハピネスガーデン」

光のバラ園「ハピネスガーデン」

 

池に浮かぶ花のボックス

池に浮かぶ花のボックス

 

天気は小雨模様で今一だったが、午後も2時すぎに久しぶりに高速に車を乗り入れた。向かったのは「あしかがフラワーパーク」(栃木県足利市迫間町)。ここは春先の大藤が有名だが、この季節は公園内が「光の花の庭」に生まれ変わる。イルミネーションがきれいという評判を取っている。それを確かめたかった。

外環・和光から入り、川口ジャンクションで東北道に分岐。佐野藤岡インターで高速を下りた。1時間半。現着すれば、雨が止んでいるかと期待したが、そんなことはなく、小雨が降ったり止んだりを繰り返していた。

そんな空模様だから、イルミネーションを見にくる観客は少ないのではないかと予想したが、そんなことは全くなかった。ものすごい人の波だった。貪欲な見物客で園内はあふれていた。

銀河から降り注ぐ光のシャワーは確かに圧倒的な量だった。よくもまあ、これだけ大規模なイルミネーションを施したものだと思った。いろんなイルミネーションを見たが、見事だった。光のパワーの集中度という点では神戸のルミナリエにかなわないが、規模・広さの点では優る。

最初、足利市堀込町にあった「早川農園」が都市開発のため、1997年に現在の土地に移転。「あしかがフラワーパーク」としてオープン。シンボルだった樹齢130年の「大藤」4本も移植された。大藤4本(野田九尺藤3本、八重黒龍藤1本)と80mに及ぶ白藤のトンネルは特に有名だ。まだ見たことはない。

東京クリスマスマーケット2015

カテゴリー: 東京日誌Ⅲ

2015/12/11  18:01


 

大噴水辺りが輝いている!何だろう?

大噴水辺りが輝いている!何だろう?(日比谷公園)

 

日本記者クラブの会見が終わってから、対面の日比谷図書文化館(千代田区立)に歩いていくと、公園の一角が光輝いていた。何かイベントでもやっているのだろうか。

それなら、確認しなければ気が済まない質だ。何か面白いものがあるのかしれない。ないかもしれない。

 

「東京クリスマスマーケット」の入り口があった

入り口を見つけた

 

何か楽しそうなことをやっていることだけは分かったが、何だろう?全体像をつかめないと、落ち着かない質でもある。それでウロウロしていたら、このアーチを見つけた。「東京クリスマスマーケット2015」だった。

アメリカやイギリスのクリスマスは既に日本でもお馴染みになっているが、今年初めて日本の日比谷公園に降臨したのはドイツのクリスマスマーケット。「街の中心に装飾された屋台が軒を連ねる。人々はそこで買い物をしたり、グリューワイン(温めた赤ワインに、シナモンやローリエなどの香辛料と、オレンジ、レモンといった柑橘類を入れて飲むドリンク)で乾杯したり、イベントを見たりして過ごす。また、小さな遊園地やスケート場が併設されるなど、子どもから大人まで楽しめるような工夫もされている」(公式ガイドブック)という。

ガイドブックによると、記録に残っている最古のものは、フランクフルト・アム・マインのクリスマスマーケット。今日のような形になったのは19世紀頃だという。ドイツでは、大都市だけでも2500以上のクリスマスマーケットが開催されている。

最も有名なのは、ニュルンベルクの「クリストキンドレスマルクト」。毎年200万人を超える人が訪れるという。昔、ロマンチック街道や古城街道をマイカーを走らせたことを思い出した。クリスマスオーナメントを買ったことや今も城壁に囲まれている旧市街を散歩した。しかし、それがニュルンベルクだったのか、それとも同じような雰囲気を持つ「ローテンブルク」だったのか分からない。多分、ローテンブルクだったと思う。

最大のものはシュトゥットガルト。ドレスデンのクリスマスマーケットには、ギネスにも認定されたクリスマスピラミッドが立つ。約2000人の村のため小規模だが、根強い人気を誇るのはチェコとの国境に接するエルツ地方のザイフェン村のマーケット。クリスマス時期は観光客でごった返すとか。都市によって特徴はいろいろのようだ。

 

 

青空と黒雲が入り交じった不思議な空の下のマーケットだった

青空と黒雲が入り交じった不思議な空の下のマーケットだった

 

帝国ホテルや東京宝塚劇場、さらには工事中のクレーンなどを背景に開かれたマーケット。「都会生活を続けるうちに、自然のぬくもりを忘れがちになっているのでは?また、人と人のコミュニケーションが希薄になっているように感じます。木のぬくもり、光のぬくもり、そして家族のぬくもりをあらためて感じていただき、ぬくもりのある地域の交流、そして日本と海外とのあたたかい交流を実現したいと願い、日比谷公園にて『東京クリスマスマーケット』を初開催いたします」(主催の実行委員会)

 

高さ14m、6段のクリスマスピラミッド

高さ14m、6段のクリスマスピラミッド

 

これは東京マーケットのためにエルツ地方の職人の手により特別に造られたクリスマスピラミッド。この規模のものは日本初上陸だという。ランドマーク的存在だ。

ピラミッドは6段。各段には木工の人形が配置され、それに沿った物語が展開されているという。

 

これは何を意味するのだろう?

これは何を意味するのだろう?

 

木工人形

木工人形

 

近くで見ると・・・

近くで見ると・・・

 

鼓笛隊の鉱夫も

木馬に乗ったくるみ割り人形や雪だるまなど(2段目)

 

 

お店

KLEID der KUCHEN(クライトデアクーヘン)は揚げた「フライドバームクーヘン」が大人気とか

 

これは何の店?

Seiffen Markt(ザイフェンマルクト)はザイフェン村から直輸入した木工芸品が並ぶ

 

星の店

Sylvans(シルバンズ)はクリスマス限定ビア「ヴァイツェンボック」を・・・

 

トナカイ

Alt Markt(アルトマルクト)ではジャガイモスープにソーセージを添えたドレスデン名物「カルトフェルズッペ」を提供

 

サンタの店

Alpirsbacher(アルピルスバッハー)では牛カツレツの「シュニッツェル」やローストビーフを

 

スター

Arcobau(アルコブロイ)ではリンゴ風味でフルーティーなビール「アルコブロイヴァイスヘル」を…

 

これは何か

Local Cuisine IEP(ローカルキュイジーヌIEP) ドイツの冬の定番シチュー「グヤーシュ」を

 

ははは・・・

ChristKind(クリストキント)ではドイツ雑貨を…

『雪の轍』

カテゴリー: 映画/テレビ/舞台

2015/12/08  23:31


 

世界遺産カッパドキアを舞台にした3時間16分の大作

世界遺産カッパドキアを舞台にした3時間16分の大作

 

作品:『雪の轍』(ゆきのわだち、英題Winter Sleep)第67回カンヌ国際映画祭パルム・ドール大賞
監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
キャスト:
アイドゥン(ハルク・ビルギネル)=元舞台俳優。新聞に連載を持ちながらホテルのオーナーとして悠々自適に暮らしているが・・・
ニハル(メリサ・ソゼン)=若くて美しい妻。アイドゥンの資産を使った慈善活動に熱心。
ネジラ(デメット・アクバァ)=アイドゥンの妹。離婚して実家であるアイドゥンのホテルに出戻っている。
イスマイル(ネジャット・イシレル)=アイドゥンに家を借りる一家の主。アルコール中毒で暴れ者。家主のアイドゥンと対峙する。
2014年トルコ映画@ギンレイホール

 

「トルコの世界遺産カッパドキアで洞窟ホテルのオーナーとして裕福に暮らす元舞台俳優のアイドゥン。しかし、若くて美しい妻や離婚して出戻ってきた妹との関係はうまくいかず、さらに家賃を滞納する聖職者一家とのいざこざも起きる。雪に閉ざされた閉塞感に満ちた部屋の中でむきだしの感情をさらけ出していく濃密な会話劇!」

とりわけ作品中で展開される会話劇の内容が何とも濃密で、刺激的で、人間的でもある。それが延々と続く。至るシチュエーションでそれが続く。3時間16分にわたって続く。

しかし、見ている方は何とも疲れる。熱い会話が交わされる部屋の中と対照的には窓の外は荒涼とした冬の景色が広がる。

テーマ曲は「シューベルトのピアノソナタ第20番。イ長調第2楽章、D959。何とも作品に合った曲を選ものだ。WGBHは米ボストンの公共放送。

 

『日本型モノづくりの敗北』

カテゴリー: Books

2015/12/06  16:03


 

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書名:『日本型モノづくりの敗北』(零戦・半導体・テレビ)
著者:湯之上隆
出版社:文芸春秋(2013年10月20日第1刷発行)

 

「世界トップに君臨し栄華を誇っていた産業や企業が、突如、凋落し、転落し、倒産することがある。1987年に日立製作所に入社して半導体技術者になってから、このような世界トップの転落劇を何度も目の当たりにしてきた。時には自分自身がその転落に巻き込まれながら…。」

「1980年代中頃に半、日本は半導体メモリDRAMの世界シェア80%を占め、世界最高品質を誇り、産業のコメとまで言われたが、2000年に撤退を余儀なくされた」。かつてお家芸だったテレビ産業では、デジタルテレビで世界最高画質をつくっていたはずなのに、巨額赤字を計上し、大規模リストラを余儀なくされた。

1992年以降、世界半導体売上高1位の座に君臨し、世界最先端の半導体技術を開発し続けてきた米インテルも、突如、経営危機に直面した。

 

『岩の下にも3年』

カテゴリー: 体調/体力/運動/病気, 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

2015/12/05  22:33


 

『講演と映画のつどい』の案内ポスター

『講演と映画のつどい』の案内ポスター

 

プロフリークライマー、尾川とも子(おがわ・ともこ)氏の講演を聴いた。タイトルは「前向きの考えで壁にチャレンジ~岩の下にも3年~」。練馬区教育委員会主催の人権週間行事だ。

女性として世界で初めて最高難易度の岩を登り切ったプロフリークライマー。難しい岩にも何度もチャレンジし、時には3年かけて登りきることもある。志を持つこと、夢を追い続けることの大切さを語った。

練馬区生涯学習センターのホールに集まった聴衆は100人ほど。「青少年のための」つどいだったので、前期高齢者としては気が引けたが、好奇心が優った。中学生が20人ほど来ていた。

■ボルダリング

命綱を使わずに3~7mのボルダー(boulder・岩の塊、巨岩)を登る。高さ7mは学校だと校舎の3階。

競技について

制限時間内に登れた高さで順位が決まる。時間内は何度落ちてもよいが、落ちるたびに減点となる。

■岩について

現在世界にはV0~16までレベルがある。岩の凹みや突起の小ささや持ちにくさ、凹みと凹みの遠さ、岩の傾斜などでレベルが決まってくる。V16の岩は世界でわずか数個しか登られていない。

正直、こんなスポーツがあることを知らなかった。尾川氏にとって一番重要なのは「指」。指で岩の突起や凹みを探しながら登るから、「指」に全神経を集中する。力も「指」に集めるので、鍛えられる。「フィンガークライミング」ともいう。だから、特技は「1本指懸垂」。

【メッセージ】

■「あきらめなければ夢は叶う

自分はずっと落ちこぼれのクライマーだった。しかし、あきらめなかった。それだから夢を実現できた。最初に宇宙飛行士になりたいと思ったとき、講演に来た、実際に夢を叶えたアメリカ人の女性宇宙飛行士に「私も宇宙飛行士になるのが夢です。どうしたら、宇宙飛行士になれますか」と質問した。「しっかり勉強して大学に行って、頑張って」と言われると思っていたら、違った。

「あなたが大人になるまで『宇宙飛行士になりたい』という思いをずっと持ち続けていたら、必ずなれます」。心の中に「宇宙飛行士になるんだ」という思いを持ち続けることは実は大変なこと。しかし、持ち続けることで実現できる。

生まれてからほとんどの人がずっと続けていることが「歯を磨くこと」。たいていの人は歯磨きを続けている。これと同じ。一気に成し遂げようとするのではなく、ちょっとづつ、ちょっとづつ、歯磨きくらいのレベルに落とし込んで続ける。これなら、続けることができるかもしれない。

■「姿勢が一番大事

スポーツでも何でも姿勢が悪いと一流選手にはなれない。勉強でもそう。勉強できる生徒は姿勢が良い。大人もそう。講演などで学校を回っているうちに気付いた。何らかの形で正しい姿勢をすることに気を付けてほしい。姿勢を見直してください。姿勢を悪くしないことをあきらめないでください。

 

尾川智子オフィシャルブログ

それにしても、なぜ「オフィシャル」が必要なのだろう?