2011年9月 のアーカイブ

鬼平「盗賊婚礼」

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2011/09/30  23:57


狐の嫁入り

鬼平と久五郎

確か、池波正太郎の原作が尽きて、新作の映像化はできないと聞いていたのに、この日帰宅して夕刊のテレビ欄を見ていて、金曜プレステージ鬼平犯科帳スペシャル『盗賊婚礼』(フジ=午後9時)を見つけた。火付盗賊改方長官・長谷川平蔵(中村吉右衛門)の活躍を描く時代劇スペシャル。

平蔵は、大泥棒の2代目・傘山の弥太郎(市川染五郎)の婚礼の裏に潜むたくらみを探るのだが、たくらみの存在を知らないまま婚礼の仲立ちをする元盗賊・長嶋の久五郎役を演じるのが何と暴れん坊将軍の松平健。今年7月に人間国宝になった中村吉右衛門と松平健の共演は初めてだという。

「藪伊豆」考

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ, 食/食堂/レストラン

2011/09/29  18:07


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そばにはそんなにうるさくないが、それでもどこでどんなそばを食べたかは気になる。店や味もさることながら、気になるのはむしろその背後にある物語だ。裏に潜む歴史に関心が向くのである。ワインや地酒がもてはやされるのも、それにまつわる物語があるからだ。

9月いっぱいで退社する同僚の送別会で、藪伊豆総本店(中央区日本橋3)に行った。「総本店」が気になったが、HPを見ても東京でも老舗であることは分かっても、どこにも支店・分店の記載がない。それなのに総本店は何を意味するのだろうか。

そば屋で「藪」はブランドだ。至るところに「藪」がある。一時、農水省北別館地下の「藪伊豆」の野菜炒めそばがお気に入りだった。国会内にも衆議院と参議院の両方に藪伊豆が入っている。藪系の店は多い。藪伊豆と同総本店の関係はまだ解明していないが、同じ系譜であるのは間違いない。

藪伊豆総本店のHPによれば、「江戸天保の頃には京橋の地ですでに繁盛していた『伊豆本』が明治になって、『藪』の暖簾に入り、『藪』に『伊豆本』をつけて『藪伊豆』になったのが明治15年。これを『藪伊豆』の創業としています。その後長く京橋で営んでおりましたが、平成8年に日本橋に移り、現在に至っております」。

総本店はなかなかの店構えで、風格もあるが、私にとっては農水地下の「藪伊豆」が合っている。味もコシが今一物足りない。誰にも自分のひいきにするそば屋があっていい。

ついでにそば屋の系譜は藪系のほか、更科系、砂場系、一茶庵系ととにかく多彩だ。東京はそば屋だらけだ。

柴咲コウ@SONGS

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ, 絵画/彫刻/音楽

2011/09/28  23:57


 

NHK総合テレビ「SONGS」(午後10時55分~11時25分)で柴咲コウを聴いた。30分間番組で、インタビューや音楽制作現場の紹介もあったりして、歌ったのは「invitation」「月のしずく」「かたち あるもの」「wish」「無形スピリット」の5曲。今年は歌手デビュー10周年の節目の年だという。

その存在を知ったのは映画『黄泉がえり』(2003年)。不思議な、というよりも少し考えれば、死者が甦るのだから気味の悪い内容だった。それでも妙に印象に残る映画だった。テレビで放映されたときも見たし、今夏にはDVDまで借りて見たくらいだ。内容もさることながら、どうもこの映画で流れていた主題歌「月のしずく」が気になって仕方なかったからだ。

映画を見たときは曲名も、誰が歌っているかも知らなかった。柴咲コウの名前を覚えたのはテレビドラマ「GOOD LUCK!!」だった。それからも『日本沈没』や『県庁の星』など、テレビで放映された映画で何度も姿を見たが、彼女が歌手であることは知らなかった。

それにしても不思議な魅力のある人だ。他人の前であまり形を作らない素の姿が自然体でいい。見ているほうも自然になれる。このブログで音楽について書いたことはこれまでほとんどなかった。「SONGS」を聴いて、印象だけでも書いておきたくなった。こんなことはあまりない。

忍城

カテゴリー: 旅行/移動/街歩き

2011/09/24  16:54


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和田竜の小説『のぼうの城』(2007年)で急に有名になった忍城(おしじょう、埼玉県行田市)。「文明年間(1469-86年)の初め頃に築城され、上杉、北条氏との戦いにも落城せず、石田三成の水攻めにも耐え、戦国の世を生き抜いてきた名城」(行田市HP)。

忍城の実質的な天守閣だったのがこの御三階櫓(ごさんかいやぐら)。明治6年(1873)に解体されたが、昭和63年(1988) に再建。城址にたどり着いたのは既に閉館後。櫓は郷土博物館から入館でき、展望室や行田市の展示室になっているという。

埼玉県行田市も名前をこれまで何度か聞いたような、聞かなかったような、全く馴染みのない市だった。もちろん行ったのもこれが初めて。幸手市でまんじゅしゃげを観賞した帰路についでに立ち寄った。9基の大型古墳が群集する「埼玉古墳群」や古代蓮の行田蓮、足袋の大産地だったことを物語る「足袋蔵」の点在する街並み、それに忍藩10万石の城下町。なかなかの街でした。

彼岸花 

カテゴリー: 旅行/移動/街歩き, 花/木/樹

  13:57


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3連休の中日。暑い夏が過ぎ、本土接近をうかがう台風も去り、秋の空がやってきた。3.11M9地震の余震も少なくなったのとテレビニュースで「権現堂堤のまんじゅしゃげが咲き始めた」映していたのでドライブがてら出掛けた。

埼玉県は広い。近隣の和光市やさいたま市にはときどき行くが、幸手市と聞いても見当もつかない。地図を調べると埼玉県でも北東部、市の東部は千葉県(野田市)、北部は茨城県(五霞町)と接する遠隔地だった。しかし気持ちが先行し、気付いたときには車を動かしていた。やはり遠かった。帰路、行田市にも寄ったので往復160キロ。おまけに道路はよく混んでいた。幸手まで4時間も掛かった。

権現堂堤(ごんげんどうつつみ)のまんじゅしゃげ(彼岸花)はまだ2-3分咲き。見ごろには少し早かった。1キロほどの堤の両側に植えられたまんじゅしゃげは約15万株。満開になれば、赤い絨毯になって見事だろう。知らなかったが権現堂堤は桜の名所。大正5年から植えられ、それが今では1キロほどの堤に1000本ほどが育っている。ソメイヨシノ。1988年(昭和63)、周辺の内で菜の花が作付けられ、ピンクと黄色のコントラストが楽しめるとか。その後アジサイ(100種1万5000株)、まんじゅしゃげ(80万本)、スイセンと次から次へと植栽され、今や季節の花を楽しめる場所になっている。

まんじゅしゃげが植栽されたのは2000年(平成12)。まんじゅしゃげは田舎育ちの私にとって身近な存在。この時期になると、たんぼのあぜ道に群生し、ガキの頃はそれをチャンバラごっこして切り裂く無残なことをしていた。自然に自生するもので、あえて植えるものではないとずっと思っていた。

ところが、どうもそうではなさそう。この権現堂堤も自然に群生しているものだと思っていたら、そうではないことに気付いた。丸で人が手植えしたように、やけに整然と咲いていたからだ。ちょっと考えれば、観光用に植栽されたものであることは分かったはずだった。桜やアジサイ、チューリップなどは分かるが、まさかまんじゅしゃげまで植栽するとは・・・

まんじゅしゃげは色が毒々しく、”火事花”でもあるから、まさか人が植える花ではない。まんじゅしゃげには何の恨みもないが、はなからそう思っていた。どうもそうでもなさそうだ。この花を植栽するところが結構あるのだ。正直、びっくりした。

台風一過

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2011/09/22  07:25


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今年は台風の当たり年なのかどうか知らないが、大型が多いし、被害も大きい。この前上陸した台風12号は超のろま台風で各地で水害を引き起こしたが、きのう東日本を縦断した15号は雨もさることながら、風も強かった。全国各地で樹木が倒れた。都下八王子市では午後4時37分に最大瞬間風速43.1メートルを観測。都心でも午後5時13分に30.7メートルを記録した。

今朝、駅に向かう途中、あちこちで木々の枝が折れ、葉っぱが路上に飛び散っていた。わが家のサルスベリも倒れんばかりに傾いていた。渋谷の道玄坂や銀座でも街路樹が倒れたという。自然の脅威にはかなわない。

携帯投稿設定テスト5

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2011/09/19  18:10


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ブログツール「WordPress」を使い始めて1カ月。携帯電話からの投稿に今日、ようやく成功した。技術的なことについてはほとんど知識ゼロで、何をやるのも手探り。言葉自体が宇宙語のように思われ、1つのことを理解するのもやけに時間がかかる。携帯投稿についてももう1週間ほどトライしてきたが、なかなかうまくいかなかった。

携帯でWordPressにメール投稿できるプラグイン(機能追加プログラム)「Ktai Entry」をインストール。WordPressの投稿設定とメール設定をするだけで、設定手順もいろんなサイトで懇切丁寧に説明・解説されているものの、素人は必ず、何でもないところに引っ掛って途方に暮れるのが普通だ。とにかく時間がやけにかかる。途中で投げ出したくなるくらいだ。

成功してしまえば、何ということでもないのだが、そこまでの道のりがやたら長い。どんな道でもそういうものらしい。祈るような気持ちで調べまくっていたら、「ネットで成功しているのは、やめない人たちである」という言葉に出会った。5回目の投稿で成功した証拠を残しておくことにした。

東京農大講演会

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

2011/09/18  15:09


海野一幸氏(右端)

大学時代に世田谷区桜丘に住んでいたことがあって、近くの東京農業大学周辺を歩いたこともあったが、構内に足を踏み入れる機会はなく、それから40年近く経ったのに、いまでも何か機会を逃したような気分が消えない。

それで新聞の告知で「東京農大創立120周年記念HOME COMING DAY講演会」の開催を知ったので、卒業生でもないのについ出掛ける気になった。学長挨拶と2つの講演で1時間というのはあまりにも短いのは承知の上だったが、結果はその通りだった。もっとたっぷり聞きたかった。

講演① 『東日本大震災からの農業の復興の方向と農大の役割-相馬での実践から―』(大学院農学研究科委員長 門間敏幸)氏
講演②『ピンチはチャンス』(ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ代表取締役社長 海野一幸氏)

ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの運営するサッカーチームがヴァンフォーレ甲府。海野氏は10年前、当時多額の累積債務を抱え3年連続最下位で「消滅寸前、解散やむなし」と言われていたヴァンフォーレ甲府の社長を任され立て直しに奔走。ピッチ看板や担架にまでスポンサーを獲得したほか、地域に愛されるチーム作りに徹し、経営難脱却を実現した「サッカー界のカルロス・ゴーン」らしい。

25連敗と観客数619人は今も破られていないというダメチームが昨年、J1に復帰し、今年も下位ながらJ1で試合をしている。平均観客動員数も第25節までで1万2050人とJ118チーム中15位。人口が圧倒的に多い福岡(9809人)より多いのは立派だ。

欧州債務危機

カテゴリー: 経済/デリバティブ

2011/09/17  23:58


旧欧州通貨

 

2008年9月15日の金融危機(リーマン・ショック)から3年。米オバマ政権は巨額の財政出動と異例の金融緩和で何とか世界経済の崩壊を食い止めたが、次に世界を危機に陥れたのは欧州ユーロ圏のギリシャ。2009年10月の政権交代の結果、同国が巨額債務を抱えていることが発覚、一気に信用不安が台頭。スペイン、イタリアなど他のユーロ圏諸国にも不安が飛び火した。

欧州中央銀行(ECB)を中心にユーロ加盟国間が救済に乗り出したことで、小康を保っていたが、ユーロ圏17カ国の中でもドイツやオランダを中心に財政規律を重視する国からギリシャに対する厳しい見方が強まり、それがここへきて欧州債務危機・金融危機を再燃させた格好だ。財政危機国としてはイタリア、スペインなども控えているものの、当面はユーロ圏がギリシャのデフォルト(債務返済不履行)危機を食い止められるかどうかに世界の注目が集まっている。

 

折り畳める水筒

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2011/09/15  23:19


プラティパス・ソフトボトル0.5L

夏に残暑は付き物だし、残暑なしであっという間に秋になってしまったら、またそれはそれで寂しいに違いない。人間というのは勝手なものだ。最近は熱中症ばやりで、「熱中対策水」なる飲み物も登場しているのを電車の中吊り広告で見掛けた。

8月から愛用しているのがこのビニール袋水筒。飲み終わったら、自由に折り畳むことができるからかさ張らない。それに0.5L入りで22gと軽量だ。下腹部がくびれて見た目にも面白い形をしている。あんまり暑いとカバンの中に自販機で買ったペットボトルを入れて、持ち歩いていたが、とにかく重い。それに自販機だと110円もする。毎日だと馬鹿にならない。

何とかいい方法がないものかと思っていたら、日経プラス1(土曜日別刷り)のお役立ちグッズとして「プラティパス ソフトボトル」が紹介されていた。好日山荘新宿西口店で早速購入(945円)。会社近くの「くすりの福太郎」から「南アルプスの天然水2L」を128円(エムズワンの富士山の水なら105円)で買ってきて、それを毎日0.5L弱ずつ入れると5日間持つ。出費をこれまでの5分の1に抑えられる。しかも、横にしてカバンに入れても漏れない(らしい)。

パラティパス(Platypus)はアメリカの人気アウトドア用品メーカー。アウトドア・マーケットではこのソフトボトルがもう10年以上も評価を得続けているようだ。歩きながら飲むのに便利なチューブ付きもあるらしい。世の中は至るところで進化している。