2006年7月 のアーカイブ

走水神社「茅の輪くぐり」

カテゴリー: 神戸日誌

2006/07/26  23:59


 走水(はしうど)神社は神戸・元町に立地する小さな神社。自宅から目と鼻の先。早朝散歩をした際は、ときどきお願いごとをさせていただく身近な神社だ。同じ神社でも生田神社や湊川神社の巨大さとは比べようもない、ささやかな規模だ。

 少し前の朝、前を通り掛かると「走水神社夏祭り」の掲示が出ていた。氏子繁盛祈願祭が7月25日(火)午前11時から開催されるとのこと。当日、早めのランチに出る理由を付けて、同時刻に神社に行くと、もう始まっていました。神主の神事。

 神賑
1、夏越魔除     茅の輪くぐり
1、獅子舞巡行    午後3時より
1、幸運福引     (空くじなし)
1、献華        進藤双電社中
1、書道展

 びっくりしたの鳥居の前に据えられた大きな「茅の輪」(ちのわ)。カヤで作られた輪だ。暑い夏を健康に乗り切るためのお祓い神事のようだ。あちこちの神社で作られている。茅の輪の裏に由来が書かれていた。

 「古代よりの神話による茅の輪をくぐると、悪疫退散、無病息災、延命長寿をすると伝えられておりますので御参拝の時には必ず此の茅の輪をおくぐり下さい」(走水神社)

大阪湾海上総合訓練

カテゴリー: 神戸日誌

2006/07/24  01:45


 第五管区海上保安本部(JCG=JAPAN COAST GUARD)が実施している「大阪湾海上総合訓練」を見た。神戸港中突堤に着岸中のヘリコプター搭載型巡視船「せっつ」(総トン数3100トン)に乗船、船上から観覧する趣向だ。

 淡路島沖の訓練海域まで1時間弱。集合した巡視船は13隻。午後2時から、航空機やヘリコプター2機も参加し、海上パレードや漂流者救助、火災消火訓練を実施。さらには治安維持の目的で、テロ容疑船補足訓練も展開するなど盛りだくさん。1時間にわたって見物し、午後4時帰港。

 なかなか見られない訓練が目前で繰り広げられ、臨場感たっぷり。「せっつ」には一般から公募した子供たちや海洋ファンなど1000人が乗船。映画「海猿」人気で、海上保安大学校への志願者も急増しているとか。

 もう30年以上も前、横浜から旧ソ連のナホトカまで、1日半かけて、「ハバロフスク号」(4500トン)に乗った。外海は結構荒れ、最初の夜は船酔いで、起き上がれなかったことを改めて思い出した。内海で、しかも訓練。これが外海で、実戦だと様相は一変するのだろう。

海の日

カテゴリー: 神戸日誌

2006/07/23  23:55


  「海の日」(7月17日)が「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国家日本の繁栄を願う日」であることは知っていたが、国民の祝日にしてまで祝わなければならない必然性が本当にあるのかについては、合点がいかないのは私1人だろうか。

 逆に、「海の日」を制定し、海に関する啓蒙活動を行わなければならないほど、海に対する国民の関心が低いことは嘆かわしいことのように思われてならない。「海の日」が世界に先駆けて制定されて今年で11年。追随した国があったのかどうか知りたいところだ。

 「海の日の祝典」が行われていたことも初めて知った。中央および地方で開かれているもので、海事関係者の日ごろの功労を表彰することが最大の趣旨だ。農業関係者や林業関係者、漁業関係者の功労式典に過去参加したことがあるが、海事関係者の式典は初めて。

 国土交通省海事関係者功労者等表彰式典の会場は「ホテルオークラ神戸」(神戸市中央区波止場町2-1)。海運、造船、港湾のいわゆる海事産業に携わっている人たちが海事関係者。
祝賀会場を埋め尽くした関係者を見て、神戸では海事関係者が一大勢力を誇っていることを確認した。「かつては業種的に労働者の55%を海事関係で占めていた」時代もあったという。

 表彰者名簿を眺めていると、「中西冷蔵」「上組」「丸武海運」「鹿瀬造船」「日本海洋サービス」「金下建設」などの企業のほか、阪神水先区や内海水先区、さらには大阪湾水先区の各水先人、「関西油槽」、「日本貨物検数協会神戸支部」、川崎重工業、三菱重工業など多種多彩。

 神戸港は震災後、その地位を後退させ、かつてのパワーを失ったことは事実。スーパー中枢港湾プロジェクトを推進し、西日本物流の要衝としての機能強化に躍起だが、果たしてその夢を実現できるのかどうか。

神戸芸術文化会議

カテゴリー: 神戸日誌

2006/07/19  23:54


 「神戸芸術文化会議」(加藤隆久議長)の懇親会が19日夜、神戸ポートピアホテルで開催され、特別会員ということで初めて出席した。どんな会合でも、招待されればまず断らない。招待されなくても、興味があれば出掛けていくようにしている。これも仕事の一環だ。

 芸術文化会議の会員は文学、美術、音楽、評論などの分野で、約800人が活動しているという。会員相互の親睦を図ることもさることながら、市民の芸術文化に対する要望を市政に反映させるのが大きな狙いのようだ。芸術文化分野における市長支持母体、悪く言えば、圧力団体かもしれない。

 挨拶に立った矢田立郎神戸市長は、神戸にゆかりのある人たちの作品を集めた「ゆかりの文学館」を今年12月には開館。さらに今あるファッション美術館の一部を活用した形で「いやしの美術館」もオープンさせたい意向を表明。さらには来年には神戸でもビエンナーレを開催する方向で検討が行われていることを明らかにした。

 芸術文化の世界は個性の強い人たちの集まり。なかなか集団で活動するというのは難しいのが通り相場。しかし神戸はどうやら、協調性が高そう。「開港当時、神戸市の人口は1万5000人程度。神戸市民なんていなかった。全員がエトランジェだ。開放的で、外と壁がない。これが芸術文化の分野でも反映されている」との解説も聞いた。そういうものなのか。

汝の名は珈琲

カテゴリー: 神戸日誌

2006/07/12  23:53


 神戸で目立つのがケーキ屋とコーヒー店。本当か嘘かは知らないが、東京の洋菓子屋が唯一、入り込めないのが神戸だとか。はっきり言って、ケーキ屋さんだらけ。よくこれだけあって、やっていけていると思うのは私だけではあるまい。

 コーヒー店も実に多い。それも東京からは既に絶滅したと思えるような昔ながらのコーヒー店が幅を利かせているのだ。ドトールやスターバックスもあることはあるが、ほとんど埋没している。実にゴージャスな「にしむら珈琲店」や「上島珈琲店」などオーソドックスな従来型のコーヒー店だ。

 自分で気にいっているのがテーブルがすこぶる長いカウンター式の店。「はた珈琲店」や「けんもつ珈琲店」などがそれだ。前者のカウンターに座って前を眺めると、壁に詩が書かれていた。

悪魔のように黒く
地獄のように熱く
天使のように清く
愛のように甘い
汝の名は珈琲 

神戸-関空ベイ・シャトル

カテゴリー: 神戸日誌

2006/07/11  23:51


 「神戸-関空ベイ・シャトル」に11日午前、試乗した。神戸空港と関西空港を船でつなぐ新航路で、13日から営業運転を開始する。投入するのは「海」、「空」(各84トン)で、120人乗り。所要時間は29分だ。

 関空と神戸との間には2002年までシャトル船が運転されていたので、4年ぶりの復活だ。神戸空港が今年2月に開港してからではもちろん、初めてだ。運航するのは神戸市の第3セクター、海上アクセス株式会社。問題は今回も目論見通り、利用されるかどうかだ。

 森井章二社長(神戸空港ターミナル社長も兼務)もあいさつで、「最大の目標は関空との利用促進」と指摘。「(伊丹空港を含めた関西の)3空港連携強化の1つのシンボリックな事業」であることは確かだが、判断するのは実際に利用する乗客。厳しい声が聞こえるのも事実だ。

 乗り心地は悪くはないし、大小含めて、結構たくさんの船舶が往来する大阪湾を、結構な速さで走るのは観光的にも面白い。三宮-関空間のシャトルバスの所要時間は65分。果たして、ベイ・シャトル軍配が上がるか、微妙なところではある。

大賀ハス

カテゴリー: 神戸日誌

2006/07/10  22:32


 

「このハスは、元東京農工大教授の故大賀一郎氏(理学博士)が、昭和26年(1951年)に千葉県検見川下流域の泥炭層の下の青泥中地下約7mよりハスの実3粒を発掘。その1粒が発芽成長したもので、博士に因んで「大賀ハス」と呼ばれています。

この3粒を放射性炭素で年代測定した結果、3075年±184年と推定されています。この大賀ハスを昭和32年に鳥取県林業試験場が大賀博士から譲り受け、さらに昭和47年に鳥取農業試験場に移して保護管理してきたものです。

姫路市では平成5年(1993年)、同6年(1994年)の両年にわたって、鳥取農業試験場より、この地下茎を譲り受けて育成管理しているものです」(案内ボード)

好古園の苗の庭で見付けたのが「大賀ハス」。世界最古のハスとして話題を集めたハスだ。何せ3000年前の生命を引き継いでいるのである。生命の不思議を見る思いではないか。ハスの花は朝開いて、午後は閉じるそうである。見たのは午後も2時ごろだった。

 

好古園

カテゴリー: 神戸日誌

  22:07


 姫路城の西隣りにあるのが日本庭園「好古園」。ある人に、庭の好きな人にはたまりませんよ、と言われ、それを確認しに行った。姫路城がすばらしかったので、どうせ、その付随物という先入観念しかなかったが、それが見事裏切られた。

 この庭園がまた、何とも言えないほど、すばらしいのである。趣の異なる多くの庭で構成され、実に楽しめるのだ。本田忠政時代(元和4年)に造営され、榊原政岑(吉宗時代)が新吉原から高尾太夫を落籍し、住まわせた西御屋敷の跡地に造られた。

 姫路市制100周年を記念して造営され、平成4年(1992年)に開園した、池泉回遊式の日本庭園。総面積1万坪(3.5ヘクタール)。姫路城が借景だから、贅沢なものである。

・御屋敷の庭
・茶の庭
・流れの平庭
・夏木の庭
・松の庭
・花の庭
・築山池泉の庭
・竹の庭

 散策するのもいいが、ゆっくり食事でもしながら眺めるためには「活水軒」が最高。好古園最大の庭である「御屋敷の庭」を眺められる場所に位置している。ここで、お勧めなのが播磨名物「穴子弁当」である。地酒・大吟醸「白鷺の城」でも一杯やりながらだと、もう至高の境地でしょう。

姫路城

カテゴリー: 神戸日誌

2006/07/09  23:54


 姫路城に初めて登った。電車の中から雄姿を眺めたことはあるが、実際に登るのは今日が最初だ。白漆喰で天守や櫓を塗り込めた優美な姿が、飛び立つ白鷺に例えられ、白鷺城と呼ばれるだけあって、確かに美しいが、それがどうした、と思っていた。

 しかし、実際に中に入ってみて、なるほど、名城と呼ばれるだけのことはあると思った。木造の建築構造がそのまま残され、櫓や石垣、門、堀など、城全体が良く保存されているからだ。どっしりした木造の天守閣ではゴロッと横になりたい気分だった。それも十分可能だ。

 天守閣は外観5階、内部は地上6階、地下1階。直径1m近い2本の柱が巨大な建物を支えている。一部を除いて、築城された慶長年間のままだというのも嬉しい。6階までエレベーターはない。汗をかきながら急な階段を登っていく。窓から入ってくる風の心地よいこと。

 平成5年(1993年)にはユネスコの世界文化遺産に登録された。日本で初めてである。そのせいか、この日も観光客が多かった。日本人以上に目立ったのは韓国人と中国人グループ。しっかり、国際化していた。

2006神戸・長田たなばたまつり

カテゴリー: 神戸日誌

  23:35


 「2006神戸・長田たなばたまつり」をのぞいた。震災復興を願って長田区真野地区で2001年から始まったまつりだ。今年は6回目で、すっかり長田の夏の風物詩になったようだ。

 中核になっているのは同地区に本社を構える自動車用ファンベルトのトップメーカー、三ツ星ベルトふれあい協議会。催しも同社の敷地や周辺道路で繰り広げられる。住民の願いが込められた短冊や飾りが施された竹笹が会場全体を彩っている。

 同社の社会貢献の一環だが、なかなか、ここまでできるものではない。震災で本社を移したが、住民の要望で、創業の地に戻った。神戸は天然ゴムの輸入基地だったため本社工場が必要だったが、今は合成ゴムを使用。神戸に立地する合理的理由は消えている。

 事実、同社の主力工場は香川県さぬき市や京都府綾部市のほか、インドネシアやタイといった国外に移っているのが実態。しかし、地元に86年。地元との触れ合いを大切にしたい、ということから、本社工場を稼働させ続けている、という。CSR(企業の社会的責任)の原点かもしれない。