2011年10月 のアーカイブ

世界人口70億人

カテゴリー: 政治/外交/国際/軍事

2011/10/31  23:54


10月最後の31日にはもう一つ、歴史に刻まれる数字が生まれた。世界人口が31日に70億人に達したのだ。国連人口基金(UNFPA)の試算だ。人口が増えるのはめでたいことなのだが、食料や水の確保の問題もこれあり、単純に喜べないのが厄介だ。ついこの間までは60億人と言っていたのに、あれよあれよという間に70億人台乗せ。

UNFPAはインドやアフリカなど発展途上国を中心に今後も増加が見込まれ、2050年には93億人、今世紀末には100億人に達すると予測している。21年にインドが中国を抜き世界1位に浮上する。ピークは17億人。中国は50年までに減少に転じる見通しだ。

経済が成長する上で何が一番モノを言うかと考えると、何と言っても胃袋の数だ。市場の規模だ。

円、史上最高値75円32銭

カテゴリー: 経済/デリバティブ

  23:34


円相場が10月31日午前、一時1ドル=75円32銭の史上最高値を更新した。円は25日から27日にかけて3日連続で最高値を付けており、今朝はその流れを受け、投機筋の円買いが一段と進んだ。米国の追加金融緩和観測を背景にドルはドル売りが先行したほか、欧州債務不安再燃懸念もあってユーロも買えないとなると、投機筋の目が向かうのは円しかなかった。

しかし、このレベルでは流石に日本政府・日銀が円売り・ドル買い単独介入し、円は79円台半ばまで4円以上急落した。介入は8月4日以来。介入額は明らかになっていないが、約3兆円(380億ドル)相当に達したとの市場参加者の見方が伝えられている。

問題は介入効果がどれだけ続くかだ。長続きしないとの見方も根強い。市場と戦っても、当局に勝ち目がないのは目に見えている。3兆円でドルを買っても、そのドルはそのままでは国内では使えない。

1日付の朝日新聞朝刊は10兆円と伝え、時事通信は夕刻、7兆円規模と伝えた。英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は7兆―10兆円と報じている。8月4日の介入規模は4兆5000億円でどのソースも一致している。いずれにしても、1日分としては過去最大だ。(2011.11.1 23:00)

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財務省30日発表によると、政府・日銀が円高阻止のために2011年に実施した円売り介入総額は14兆2970億円だった。規模としては過去3番目。1ドル=75円32銭の戦後最高値を10月31日に付けた時点を中心に10~11月に過去最大規模の9兆916億円の大規模単独介入を実施したほか、8月4日にも4兆5129億円の介入を行った。(2012年1月3日 15:19)

松岡映丘[生誕130年]展

カテゴリー: 絵画/彫刻/音楽

2011/10/30  22:13


初代水谷八重子をモデルにした<千草の丘>

 

展覧会:[生誕130年]松岡映丘―日本の雅―やまと絵復興のトップランナー
会場:練馬区立美術館(練馬区貫井1)

最後のやまと絵師・松岡映丘(えいきゅう、1881~1938)の回顧展。平安・鎌倉期の絵巻物や有職故実を丹念に研究し、『源氏物語』などの古典文学に登場する貴族や鎧武者たちを優美かつ叙情豊かに描いた。こういう時代もあったのだと見とれた。現代との関連が分からないが、それはそれなのだろう。

松岡映丘(本名・輝夫)は8人兄弟の8男。兵庫県神東郡田原村辻川(現神埼郡福崎町西田原)生まれ。東京美術学校日本画科を首席で卒業し、母校の教授となり、帝展審査員も務めた。3人は早世したが、5人が成人し、それぞれの分野で才能を開花させた。6男が民俗学者の柳田國男であることをここで初めて知った。彼の生家には神戸勤務時代に行ったが、それが映丘の生家でもあった。

「ロンドン・ティー」を飲む

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2011/10/29  23:45


カモミールを飲む

 

英国人の友人からお土産にもらったのが「THE LONDON TEA COMPANY」(ロンドン・ティ―・カンパニー)の有機ティーバック詰め合わせ。聞き慣れないので調べたが、海外の紅茶ブランドの中には入っていなかった。確実には分からないものの、HPを読む限り、会社設立は2003年と非常に新しく、「オーガニック」(有機栽培)と「フェアトレード」(公正価格による貿易)を企業経営の柱に打ち出し、既存企業と差別化している。

9フレーバー72袋詰め合わせ缶

・イングリッシュ・ブレックファスト
・アールグレイ
・グリーンティ―
・カモミール
・カモミール&ラベンダー
・レモングラス、ジンジャー&シトラスフルーツ
・ホワイトティ―、エルダーフラワー&アプリコット
・ペパーミント
・グリーンティー、マンゴ&ジンジャー

缶をひっくり返すと、裏側に以下のコピーが書かれていた。

・We produce ETHICAL teas(環境や社会に配慮する)
・We produce ORGANIC teas(有機栽培する)
・We add NO ARTIFICIAL ingredients to our teas(人工添加物を加えない)
・We’re a CARBON NEUTRAL company(大気中の炭素増加に加担しない)
and We don’t work too late or at the weekends so our husbands
and wives are HAPPY too(遅くまで働いたり、週末労働もしない)。

「尾花」のうな重

カテゴリー: 食/食堂/レストラン

2011/10/27  23:57


店構えからして、おいしそう

飲む相手によって、飲む場所も店のグレードも変わってくるのは当然だ。常磐線沿線の住人で、お金がない者同士に打って付けなのが南千住の大坪屋(荒川区)。地下鉄日比谷線南千住駅南口から歩いて30秒。雨が降っていても、速攻で飛びこめるし、とにかく安い。牛煮込み、焼餃子、とうふなど大体は200円だ。

この大坪屋で飲むつもりで友人と待ち合わせたものの、1時間も早く現着したので、もう暗くなっていたにもかかわらず周辺を散策していたところ、出くわしたのがこの「尾花」(おばな、荒川区南千住5)。住宅街を常磐線沿いに駅に戻っている途中で、門構えが異常に立派だった。玉砂利を踏んで近づいていくと、「うなぎ」の暖簾。中の座敷には大勢の人が賑やかに食事中だった。

店の人に聞いてみると、どうも東京都内でも有名な鰻屋らしいことが分かった。上品な鰻屋には何度も行ったが、こういう座敷で一緒にわいわいがやがや言いながら食べるのが下町流。この機会を逃せば、この店に来ることはまずないと思い方針転換。飯はこの店で食べることにした。「チャンスは前髪」である。うな重はうなぎの大きさにより3000円、3500円、4000円の3種類。出てくるまで40分ほどかかったが、注文を受けてからさばいている証拠だ。

うな重(3000円)

うなぎは安くない。国産のきちんとしたうなぎを使っているところはそうだ。尾花は普通の店より500円ほど高いかもしれない。それでも味が良ければそれでよし。タレは比較的あっさりめで、うなぎのうま味や香りを引きたてている。備長炭で焼かれた身はふっくらと、香ばしさもたっぷり。それでいて焦げ臭さなし。うまかった。「素材と焼きの技術と伝統が合わさり生まれる最高峰のうな重」とべたほめの評価もあるぐらいだ。

それにしても、こんなところにこんな店が・・・という感じである。昔、千葉県松戸市に住んでいたときには通っていたはずだが、南千住に途中下車したことはなかった。ちょっと調べてみると、尾花は小塚原刑場跡(延命寺)のすぐそばだった。暗くて気づかなかった。橋本左内や吉田松陰はここで処刑されている。

駅周辺にホテルやカラオケ居酒屋の看板が目立つ。なぜだろうと思って後で検索すると、昔のドヤ街・山谷(さんや)も近かった。日雇い労働者の簡易宿泊所も多い。駅からスカイツリーを眺めながら白鬚橋に向けて5分ほど歩いた涙橋周辺がそうらしい。「あしたのジョー」こと矢吹丈が流れ着いたのもこの辺りだ。

歩いていると、外国人旅行者向けホテルもあった。誰が利用するのかと思っていたら、外国人バックパッカー。他をけちっても高いホテルに泊まるのでは話にならない。ドヤが安宿ペンション代わりになる。大した知恵だ。

「尾花」ではうな重+きも吸い+大瓶ビール1本に我慢。白焼も、うざくも、鯉こくもあきらめ、とにかくうな重に集中した。腹は満ち足りたものの、飲み足らない。当初の目的地・大坪屋に向かった。

どういうわけか、ここでは元祖25度焼酎ベースのチューハイを飲むのが習わしのようだ。焼酎は「キンミヤ焼酎」(三重県四日市市の宮崎本店醸造、鈴鹿川の伏流水を使った甲類焼酎)で、大坪屋はじめ下町酒場の名脇役とつとに名前がとどろいている。

大坪屋でチューハイを頼むと、キンミヤ焼酎の入ったグラスと炭酸入りボトル(アズマ炭酸)1本が台の上にポンと置かれる。セットで200円成り。尾花と大坪屋のコントラストが大きい。しかし、どちらも満足した。満足度はお金の多寡ではないようだ。

「日野原重明100歳」

カテゴリー: 映画/テレビ/舞台

2011/10/25  23:57


NHK番組「日野原重明100歳」-いのちのメッセージ-を見た(23日再放送)。99歳の誕生日から、100歳を迎えるまでの1年間をカメラが密着した記録だ。高齢化時代を生きる者にとっては、注目しないではおられない人物だ。1911年10月4日、山口市生まれ。聖路加国際病院理事長で、100歳にして現役の内科医だ。

「高齢者の希望の星」であることは間違いない。いくら100歳まで生きたとしても、病院のベッドの中でならば、あまりありがたくない。家族はともかく、少なくても本人はそう思うはずだ。誰の迷惑も掛けず、自分のことは自分でできるならば、100歳まで生きてみてもよいが、そうでないならば、素直に喜べないかもしれない。100歳に向けた詠んだ句がまたいい。

100歳のバ―を目指して身をかがむ

日曜劇場「南極大陸」

カテゴリー: 映画/テレビ/舞台

2011/10/23  23:46


TBS開局60周年記念日曜劇場「南極大陸」(日曜夜9時)を見た。第1話の放映の始まった16日は志賀高原にトレッキングに出掛け、帰宅は夜11時を回り、見過ごした。嬉しいことに23日午後に再放送され、夜9時には第2話を続けて見ることができた。

南極探検隊の物語はこども時代のロマンに満ちたストーリーだ。タロ、ジロの名前を聞いただけで胸が熱くなる。南極のことはすっかり忘れていたが、当時の南極を探検すること、しかもそこに越冬することがいかに想像を絶する難事だったかを改めて知らされた。娯楽番組とはいえ、こんな骨太の番組を作る気骨がテレビ局にまだ残っていたことを知って、テレビも捨てたものではないと少し見直した。

自助・共助・公助

カテゴリー: 政治/外交/国際/軍事

2011/10/22  15:05


谷垣自民党総裁

2009年に民主党が政権を獲って2年超。有権者に愛想を尽かされた自民党との違いを一言で言い表せる言葉を探していたら、22日午前、BS朝日「激論!クロスファイア」で谷垣自民党総裁が「自民党は自助、民主党は公助が中心」という趣旨のことを言っていた。

基本は「自助」(自分の責任で行う)だが、それがどうしても無理な場合には「共助」(公共機関が助ける)で補う。そのバランスが重要だとの指摘だった。それで腑に落ちた。

「こども手当」や「高速道路無料化」「高校授業料無料化」「農業者個別所得補償制度」など民主党の政策にはずっと違和感を抱いてきた。資本主義・市場主義国家でありながら、社会主義国家のような政策色があまりにも強く、格差是正は必要だとしても、こんなバラマキ政策では自助努力は育たないと危機感さえ感じてきた。「自助」を通り越して、最初から「公助」ではだれも一生懸命働く気にならない。

民主党は「政権を獲るために政治家が集まった政党だから理念がない。政党綱領すらない」(谷垣総裁)。国防政策やエネルギー政策など国の基本政策で統一的な政策を持たない民主党は政党というよりも政権奪取のためという一点だけで集まった集団だと指摘されるのもうなづける。政党としての体をなしていない。政権をとって、それが一段と鮮明になってしまった。

「自民党と民主党とは何が違うのか」とネットで調べていたら、たまたま講談社のコラムサイト「現代ビジネス」で政治評論家・田崎史郎氏の記事「小泉進次郎28歳の魅力 自民再生の鍵は『自助、共助、公助』にあり」(2010.11.22)にヒット。小泉氏とのインタビュー内容に触れたもので、「自民党の生きる道」を聞いたところ、次のような答えが返ってきたという。

「自民党が目指すのは、『自助、共助、公助』のバランスを大切にする社会です。まずは自らが自らを助けるという『自助』が基本の国づくりをして、それでもダメだったら、民間と一緒になって『共助』というものを築いて、それでもまだ足りないところを、『公助』で国がしっかり面倒を見るというものです。ぼくはこの考え方がこれからの日本で必要だと思いますから、その考えをもとにした政策や国づくりをできない環境にあるならば、自民党は与党になる必要はない」

「自助・共助」に対する考え方だけで、両党の違いを断定するのは危険かもしれないものの、問題によってはこれを判断基準に使っても間違いないように思う。何が実像・実体・本当であるのかが一段と分かりにくくなっている現在、自分の納得・得心のいく物差し・目利きを持っていないと判断・評価を間違いかねない。大変な時代である。

パン屋さんもハロウィン”参戦”

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2011/10/21  17:32


小田急フローリスト店頭(新宿)

 

10月31日はハロウィン(Halloween)。日本のお盆に当たる「万聖世節」(Hallowmas、All saints’ Day)」の前夜祭のこと。秋の収穫を祝い、亡くなった家族や友人たちを尊び偲ぶケルト人の宗教的行事が、いつの間にかキリスト教に取り入れられたという。米国ではクリスマスに次ぐお祭りらしい。

日本は世界の宗教的行事を換骨奪胎して日本文化に取り入れる才能を持っているが、ハロウィンはクリスマスやバレンタインデーほどのメジャーにはなっていない。それが個人レベルにまでとはいかないものの、ビジネス面で静かに浸透してきている。イベント商法を展開する花屋さんに加えて、パン屋さんも”参戦”している。

ベーカリーショップ「HOKUO」新宿エース北店

新宿西口地下街・小田急エース南館のベーカリーショップ「HOKUO」南店(小田急グループ)の前を毎日通るが、北館にもお店があって、こちらでじっくり観察したら、ハロウィンのパンが並んでいた。7月に横浜アンパンマンこどもミュージアムに行ったときに食べたジャムおじさんのパンと同じだ。子どもだけでなく、大人も楽しめる。すごい国に住んでいることを改めて実感した。

一生勉強 一生青春

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

2011/10/19  23:49


 

9月の勉強会が台風15号の直撃で緊急中止になったため、いつもは休会の10月に緊急開催。個人的には勉強するほうだと思っていたら、上には上がいるものだ。不動産営業の超ベテラン(何と75歳にして現役)、公認会計士、税理士、大学教授、悠々自適の人、コラムニスト、元金融マン、システム会社経営者などなど。多彩も多彩だ。

勉強が好きな人は本当に好きだ。好きだから一層勉強に励むから、益々知識も深まり、一段と詳しくなる。好奇心が旺盛なのかもしれない。そういう異業種の人たちの話を聞いていると、いかに自分が不勉強であるか、知っている分野が狭いかを否応なく思い知らされる。そして、もっと勉強をしなければならないと痛感する。ビンビンに刺激を受ける。勉強を持続するにはこの刺激が必要だ。

一生勉強
一生青春   (みつを)