2009年4月 のアーカイブ

鬼まんじゅう

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2009/04/29  17:27


 「名古屋の代表銘菓といえば、鬼まんじゅう。ホクホクのさつまいも。芋の自然な甘さ。蒸したての本物印」と製造者・小ざくらや一清の能書き。

 世の中にはいろんなものがあることは知っているが、そのうちどれだけ知っているのだろうか。ほとんど知らないのが当たり前なのだろう。このところ縁ができた名古屋だが、いただいた「鬼まんじゅう」は初めて。見栄えが今一と思ったが、口に入れると、能書き通りだった。

テッセン

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

  14:55


 

 テッセン。むしろクレマチスと言ったほうが通りがよいかもしれない。今年も見事に咲いた。大輪である。本当は内庭に向けて咲いて欲しいのに、やはり太陽に向かって咲くのは仕方ない。ドウザンツツジの生垣の上に気持ち良さそうに咲いている。

バラ

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2009/04/26  17:02


 絢爛豪華な八重の花が主流を占める中で、一重のバラは今や珍しいのではないか。つるバラ。派手さはないが、それが逆に気品を漂わせている。

密謀(上)( 下)

カテゴリー: Books

2009/04/24  22:21


  

 今年のNHK大河ドラマ「天地人」の主人公は越後・上杉家の智謀のl将、直江兼続。原作は火坂雅志だが、直江兼続については藤沢周平も書いていることを知って、こちらを読んでしまった。

 秀吉の遺訓を次々と破って我が物顔の家康に対抗するため、兼続は肝胆相照らす石田三成と徳川方を東西挟撃の罠に引き込む密約を交わした。しかし、実際に三成が挙兵し、世をあげて関ヶ原決戦へと突入していく過程で、上杉勢は遂に参戦しなかった。なぜなのか--。

 兼続の慧眼、戦略の裏には情勢を的確に見抜くための情報収集があった。草(忍びの者)を手足の如く使い、敵方の動きを正確に捉え、それを基に分析し、判断を下した。正確な情報なくして的確な判断を下せないのは昔も今も変わらない。

 物語の出だしが秀抜である。いきなり忍者同士の壮絶な戦いから始まる。敵を倒した兼続配下の草が行き倒れで死んだ母者に付き添っていた10歳の牧静四郎と妹まいを助け、静四郎は剣士、まいは兼続の妻・お船の下で育てられる。特に静四郎の成長ぶりがすがすがしく、物語に深い味わいを出していて、流石藤沢周平である。

ネギ坊主

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2009/04/22  07:16


野菜の定点観測をしている近所の畑で植えられているネギ。この畑では、キャベツを中心にブロッコリー、カリフラワー、人参などが計画的に栽培され、珍しいところではゴーヤも見掛けたことがある。出勤途上にネギに坊主が出ていたので思わずパシャリ。

 しかし、戻って、アップした写真を見ても、坊主はよく写っていない。おかしいが、とにかくせっかくだから、解説だけは書いておこう。ネギ坊主=ネギの花。ネギは秋冬の気温が低く日が短い時期に花芽を作る性質がある。春を迎え、気温が上昇し、日が長くなってくると、その花芽が伸張し、外に出てくる。これがネギの花、即ちネギ坊主と呼ぶ。坊主の出たネギは坊主の茎が固く、空洞があるので食用には向かなくなるという。

『THE WORLD IS FLAT』

カテゴリー: Books

2009/04/21  22:19


 トーマス・フリードマン著『THE WORLD IS FLAT』(ペンギンブック)。3年前に刊行された本で、邦訳は『フラット化する世界』(日本経済新聞社)。さまざまな技術革新が世界での経済競争の土俵を平らにしてしまったこと、それによってこれまでよりはるかに多くの世界の人々が競争に参入し、豊かになったことを明らかにしている。
 
 とにかく、インタビューを中心に具体例に満ちており、日本人とは違った発想で話を展開していくので読んでいて楽しい。朝の通勤時間を利用して昨年10月から読み始め、今年4月16日にようやく読了した。何と6カ月もかかった。本文639ページ。ボリュームたっぷりである。

 やっと読み終えたと思ったら、日本の書店の店頭には同じ著者の最新刊『グリーン革命』(上・下、日本経済新聞社)が並んでいた。昨年11月、ニューヨークのJFK空港の書店で買った『Hot,Flat,and Crowded』の訳書だ。こちらはハードカバーで本文421ページ。読了するまでたっぷり時間がかかることだろう

サクラ保存林

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2009/04/19  14:05


 いつの間にか4月も下旬になろうとしている。今年の関東の桜もそろそろ終わり。見納めに日本中の桜を楽しめる独立行政法人森林総合研究所多摩森林科学園の「サクラ保存林」(東京都八王子市)で八重桜を堪能した。ここには江戸時代から伝わる栽培品種や各地の名木など多数のサクラの接ぎ木クローンが保存されている。たくさん見たが、あまりにたくさんあって、それでいて区別がつくほど目ができていないのが悔しい。

①桟敷席の関山(かんざん)



サトザクラ。紅色の濃い大輪の花で、東京の荒川堤に植えられていた代表的な里桜の1つ。育てやすいこともあり、公園や並木にも多く植えられている。花を塩漬けにして「桜湯」に使われる。開花時期は4月下旬。

②御衣黄(ギョイコウ)


 サトザクラ。小輪八重咲きで、花の色が淡黄緑色という非常に変わった珍しい桜。花弁は中央に反り返り、花の盛りを過ぎると、花弁の中央に緑色の線が現れる。緑色の花弁は葉から変化したことを物語る。名前は天皇の衣服に由来している。開花時期は4月下旬。実に気品のある色で、美しい。黄色が勝った「鬱金(ウコン)」との違いがいまひとつよく分からない。

③市原虎の尾(イチハラトラノオ)


 今回初めて知った。ヤマザクラ系。京都市左京区の市原にあった桜。大枝を横に拡げ、特異な樹形になり、太い短枝が多数つく独特な姿。中輪八重で、白色の花が横に群がって咲く。虎の尾に似ていることからこの名前が付けられたという。開花時期は4月下旬。

④桜とヒヨドリ


「梅にメジロ」は付き物だが、桜の場合は何だろう。ある1本の桜の枝に鳥が何匹も止まって、忙しく花弁をついばんでいた。目の周りが白いのがメジロだが、この鳥は違うようだ。誰かが「あれはヒヨドリだ」と言っていたが、そうなのだろうか。

⑤サクラ保存林



日本すみれ

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

  12:22


  1カ月遅れで東京都八王子霊園に墓参。よく整備された公園墓地の石碑の周辺の地面に、足で踏んでしまいそうな小さな、小さなすみれが咲いていた。辺りを見渡すと、ここにも、あそこにも、どこにでも健気な紫の花を咲かせていた。
 黄色い花を咲かせる西洋タンポポのように、今や街路樹のトップランナーの座にのし上がらんかのようなアメリカンハナミズキの如く、西洋種が幅を利かせる中で頑張っている日本すみれ。応援したくなる可憐さである。

大隈講堂

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2009/04/18  12:03


  久しぶりに母校を訪ねると、いつもは閉じていることの多い大隈庭園が開放されていた。せっかくなので少し散策して庭の真ん中から大隈講堂をパシャリ。いつ見ても、威風堂々としていて見飽きることがない。
 大隈講堂のそばに聳える建物は何か。学生時代、バリケード封鎖をされていた第2学生会館はいつのまにか「大隈タワー」と名前を変えていた。時間があったので中央図書館を見学し、メルシーでラーメンを食べた。400円也。
 それにしても、やはり若い人が多い街は活気にあふれ、気持ちがいい。もうあの時代に戻ることは二度と適わないことを知ると、無性に悲しい。これが時代の現実に違いない。

藪伊豆「野菜炒め蕎麦」

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2009/04/16  13:44


 珍しく平日の真昼間に霞が関を徘徊。お腹が空いたので何を食べようかと思案しているうちに思い出したのが農水省地下の藪伊豆の「野菜炒め蕎麦」。蕎麦の上に野菜炒めを乗せただけだが、温かいのと冷たいのの2バージョンがあって、暑かったこの日は迷わず冷たい蕎麦を選択。350円也。昔は確か180円だった。

 蕎麦つゆのせいか、この何気ない野菜炒め蕎麦が絶妙な味なのである。個人的には感動物だ。「歌舞伎そば」のかき揚げそばもう絶品だが、それとは別の絶妙さである。会社が近かったこともあって、昔はよくここで食べていた。日本橋に総本店があるようだが、行ったことはない。国会の中にもあって、そこでは何度か食べたことがある。

 それにしても省内に入ろうとして大変だった。入館届けに名前や所属を書いて、入館証を発行してもらい、ゲートにそれをかざして入る仕組みに変わっていた。本人確認できる証明書がなければ入館証は発行してもらえない。昔のようにぶらっと入るなんてことは古き良き時代の昔話になってしまった。

 本館地下の商店街は大きく変貌。大食堂も北別館に移動。地下にはローソン、南別館にはおむすび権衛兵が店を構えていた。藪伊豆も南別館から北別館の「消費者の部屋」の隣りに移り、辛うじて入館証不要だった。大変な時代である。喜んでいるのは警備会社だけではないか。