2013年10月 のアーカイブ

『神隠し』

カテゴリー: Books

2013/10/31  22:09


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書名:『神隠し』
著者:長野慶太(対米進出コンサルタント)
出版社:日本経済新聞出版社(2013年2月20日第1刷)

第4回日経小説大賞を受賞した作品。舞台はロサンゼルス・インターナショナル空港。非常に大きな空港で、アメリカ人の8歳の少年が、保安検査のセキュリティー・チェック・ポイントの向こうで突然いなくなる。

著者によると、「空港内はたくさんのセキュリティーカメラが天井からのぞいている。とても厳しい監視の目がある中で、なぜ少年がいなくなってしまったのかというミステリーを骨格にしている」

「事件を担当する主人公の新聞記者グレッグと子どもを突如として失ってしまった母親。この2人が少年を探して奮闘するお話だ。加えてアメリカ固有の法的な事情として、例えば司法取引の問題のようなものをストーリーの中にまぜて深掘りする作品にできればという思いで書き上げた」と公開座談会(2013年3月9日付日経)で語っている。

同賞は今年4回目だったが、受賞者と選考委員による公開座談会を初めて開いたのは面白い。授賞式を単に祝福するだけのセレモニーに終わらせることなく、「育てる賞」を目指す決意を示したと説明している。

長野氏は学業や銀行勤め、法律事務所などの仕事をこなしながら、中学生時代から35年間、たゆまず小説を書いてきた。日経小説大賞にも、2006年の第1回から毎回応募し、長編を書き続けた末の受賞。今回の選考では「書き続け、応募を続ける」という執念も評価されている。

日経小説大賞は、こうしたチャレンジを続ける書き手を応援し、育てていきたいとしている。一度、小説を書いてみたいと思いながら、一度も書いたことのない人間にはただただ頭が下がる。

 

ヒッグス粒子発見

カテゴリー: 講演会/シンポ/セミナー/勉強会

2013/10/27  22:35


「発見は国際協力研究の成果」

「発見は国際協力研究の成果」

 

物質は何からできている?

物質は何からできている?

 

「力」にも種類がある

「力」にも種類がある

 

「ヒッグス粒子発見」に関する一般向けの講演会が開かれることを新聞の催し物欄で見つけた。土日のイベントには出にくくなっているが、台風一過の秋晴れだったので思い切って出掛けた。

会場が母校だったことも後押しした。早稲田大学国際会議場井深大記念ホール(東京都新宿区早稲田)。一般講演会と銘打たれていたが、案の上、内容はほとんど理解できなかった。理解できたのは物理学の世界でも知られているのはまだごくわずかでしかないことだった。

自分が今生きているこの瞬間さえ何が何だか全く分からないのに、「宇宙」などと言われてもさっぱり理解不能だ。しかし、そんな実に深遠な大問題にきちんと取り組んでいる人々がいることに最大限の敬意を表しておきたい。

宇宙の起源は138億年前。ビッグバンと呼ばれる大爆発で生まれたといわれる。知識としては知っているが、想像もつかない。ヒッグス粒子はビッグバン直後に生まれ、宇宙空間を埋め尽くしたという。

ヒッグス粒子は物質を構成する最小単位である素粒子の1つ。「1970年代に完成した素粒子物理学によると、原子核をつくるクォークや電子など全部で17種類あるとされたが、ヒッグス粒子だけが長く未発見だった。」(SankeiBiz『「ヒッグス粒子」提唱で宇宙の謎解明に貢献、ノーベル物理学賞』2013.10.26)

ヒッグス粒子の存在を予言する理論が提唱されたのは1964年。英エディンバラ大学のピーター・ヒッギス教授とベルギー・ブリュッセル自由大学のフランソワ・アングレール教授だった。ノーベル物理学賞も2人に授与された。

この日「ヒッグス粒子の発見」について講演した寄田浩平早大理工学研究所・先進理工学部物理学科准教授によれば、1964年には同じ内容の論文が3つも提出されたという。

雑誌アスキーはこの辺の事情をもっと面白おかしく紹介している。

●第1論文
フランソワ・アングレール(François Englert)
ロバート・ブラウト(Robert Brout)

●第2論文
ピーター・ヒッグス(Peter Higgs)

●第3論文
トム・W・B・キッブル(Tom W. B. Kibble)
ゲラルド・グラルニク(Gerald Guralnik)
カール・リチャード・ハーゲン(Carl Richard Hagen)

ノーベル物理学賞は①1授賞3人まで②対象は個人③授賞時に生存していること-が内規で決まっている。ブラウト氏は11年に死去し、権利落ちだった。

論文執筆ではアングレール氏が先で、ヒッグス氏は2番手だった。両氏とも素粒子に質量を与える場について論文に書いたが、そこから生まれるであろう粒子については何も言及してなかった。

両氏の論文を査読をした南部陽一郎博士(2008年ノーベル物理学賞受賞)はヒッグス氏の論文に付け足しを助言し、それが同粒子の存在を予言する歴史的内容となり、「ヒッグス粒子」の名前が付いた。下世話な関心だが、そういうものらしい。

理論的発見は1964年。その後、ヒッグス粒子の存在を確かめる実験が世界各地で行われた。そして12年7月、欧州合同原子核研究所(CERN、スイス・ジュネーブ)の大型加速器LHCが「99.9999%以上の確率で発見した」と発表。今年7月「ほぼ発見」と断定した。

CERNの実験チームには世界から3000人近い研究者が参加し、日本からも100人以上が加わっている。ヒッグス粒子の発見に日本が多大な貢献をしたといわれるゆえんだ。

しかし、どうもこれで終わりではなく、宇宙の謎解明の入口に立ったばかりらしい。素粒子物理学の基本法則「標準理論」で説明できた物質は宇宙全体の4.9%だけで、残りの暗黒物質やダークエネルギーは正体不明だ。

「21世紀の今、物理学者たちはヒッグス機構(ヒッグス・メカニズム)の背後には、大胆にも相対性理論を超えた新しい時空の原理、超対称性があるのではないかという仮説を立てている。我々の住んでいる宇宙のいたるところは超空間という隠された空間につながっていて、LHC実験ではその超空間への壁を突き破り、超粒子が飛び出すところを捕まえようとしているのです」(北野龍一郎高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所教授)

寄田准教授によれば、いずれの「大発見」を生んだのも「発想の転換」だったという。発想を転換するのは簡単なことではないし、転換したから必ず大発見につながるとはもちろん言えない。

しかし、おしなべて発想転換が「大発見」を生んだのである以上、挑戦してみるのも悪くない。「大発見」は望むまい。「小発見」で十分だ。そう思っただけでも、ノーベル賞受賞学者になった気分だ。

『風立ちぬ』

カテゴリー: 映画/テレビ/舞台

  22:26


The Wind Rises

The Wind Rises

 

作品名:『風立ちぬ』
宮崎駿監督作品
2013年日本映画スタジオジブリ

宮崎駿作品を映画館で見たのは『ハウルの動く城』以来2作目。世間が騒ぐほど関心もなかった。どうせアニメだとも思っていた。『風立ちぬ』は7月公開だったが、見るつもりもなかった。

それなのに10月になって見たのはあまりに話題になるからという消極的理由からだった。しかし、見たものの、やはりクライマックスもなく、物語の目的もない作品で、感動も感激も特に感じなかった。

ただ実写のように鮮明に描かれていたこと(特に下宿の部屋)にはびっくりしたし、悲しい場面では涙が出て来たことは認めたい。

宮崎駿氏によれば、「大正時代、田舎に育ったひとりの少年が飛行機の設計者になろうと決意する。美しい風のような飛行機を造りたいと夢見る。やがて少年は東京の大学に進み、大軍需産業のエリート技師となって才能を開花させ、ついに航空史にのこる美しい機体を造りあげるに至る。三菱A6M1、後の海軍零式艦上戦闘機いわゆるゼロ戦である。1940年から3年間、ゼロ戦は世界に傑出した戦闘機であった」(2011年1月10日「企画書」)。この物語はゼロ戦の設計者・堀越二郎を主人公としている。

一方、「この作品の題名『風立ちぬ』は堀辰雄の同名の小説に由来する。この映画は実在した堀越二郎と同時代に生きた文学者堀辰雄をごちゃまぜにして、ひとりの主人公”二郎”に仕立てている。後に神話と化したゼロ戦の誕生をたて糸に、青年技師二郎と美しい薄幸の少女菜穂子との出会い別れを横糸に、カプローニおじさんが時空を超えた彩りをそえて、完全なフィクションとして1930年代の青春を描く、異色の作品である」(同)。

ゼロ戦は真珠湾攻撃から戦争末期に特攻機として存在し、それに乗った若者の命をすべて奪った飛行機。そんな飛行機が美しいはずがないのだが、主人公は黙々とゼロ戦を造る。主人公から反戦メッセージは出てこない。何も言わないものの、戦争賛美の声は聞こえない。無臭と言えるかもしれない。

作品が描くのは飛行機をめぐる美しい夢だ。飛行機に夢中になる少年の、青年の夢だ。夢の世界だからこそ美しい。

 

「日本の国際競争力を高めるためには」

カテゴリー: ジャーナリズム, 会見メモ, 経済/デリバティブ

2013/10/25  22:21


会見する三木谷氏

会見する三木谷氏

 

テーマ:「日本の国際競争力を高めるには」~イノベーションこそが日本経済成長のドライバー~
ゲスト:三木谷浩史楽天代表取締役会長兼社長
2013年10月25日@日本記者クラブ

インターネットショッピング最大手・楽天グループを率いる三木谷浩史代表取締役会長兼社長が日本記者クラブで会見した。8年半前の05年1月31日にもここで会見しており、今回で2度目。生き延びているということだ。

05年にクラブに登場したときは39歳。当時も楽天社長だったが、そのときはむしろプロ野球球団「東北楽天イーグルス」のオーナーとして注目を浴びていた。05年シーズンからプロ野球新規参入が決まったからだ。

奇しくも楽天は今シーズン、パ・リーグを制覇し、日本シリーズ初出場。26日開幕の日本シリーズで読売ジャイアンツと初対戦する。ジャイアンツは2連続34度目(うち日本一22回)だが、楽天は実績ゼロ。

 

▼追記(2015年2月14日)

会見出席者に三木谷浩史氏と父親で経済学者の三木谷良一氏(神戸大学名誉教授)の対談集『競争力』(2013年9月5日第1刷発行)が配られた。三木谷氏らしいと思った。同氏によると、「国際派の経済学者である父は、楽天創業時から、私の『隠れブレイン』だった」という。

 

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三木谷氏が安倍内閣の産業競争力会議のメンバーとして、政府の成長戦略策定に関わったことを機に、日本経済をめぐる諸問題について父と徹底討論した内容をまとめたのが同書。36歳離れた父子の対談はなかなか面白い。

■(アメリカはどういう国だと思いますか)「個人的な印象で言うと、アメリカはやっぱり個人主義の国だね。個人をまず大事にします。つまり、その考えが誰の考えなのかということを、アメリカ人は非常に重視するのです。日本の学校では、教科書に書いてあることを答えると褒められるけれども、アメリカんの学校では、自分で考えたユニークな見解を発表すると褒められるというのが印象的だったね。ぼくがハーバード大学に留学した際にも、自分で考えて自分の考えを発表するのが基本だったので、その体験は非常によかったです」(良一氏)

■(アメリカの国家としての強みがどこにあると思いますか)「とれは、とにかく強いこと。もうひとつは、いざとなったら、アメリカ人は愛国主義者になることです。おそらく、彼らは日頃から自由を満喫しているから、アメリカの自由を侵すような他国の行為に対しては断固とした態度を取ります」(良一氏)

■「現状から言うと、アメリカは情報産業を押さえてしまったので、しばらくの間は圧倒的に強いと思います。すべての情報はアメリカというより、グーグルが押さえています。CIAも含めたアメリカ政府はいつでも、グーグルの情報にアクセスすることができるわけです。(中国内部の情報は筒抜けになっているわけだね)全部わかっていると思いますよ。だから、中国はグーグルを撤退に追い込むことによって、それをブロックしたわけです。今までは製造技術による競争が行われてきましたが、今後は製造技術による競争の重要度は下がってくると思います」(浩史氏)

■(官僚制について)「官僚制にはよき官僚制、つまり国家の発展に貢献した官僚制と、逆にその国の活力を殺いでしまいかねない官僚制があります。ぼくがここで言いたいのは、官僚制がうまく成功する条件は何かということです。条件の第一は、政策のターゲットがあるということです。その国に合った政策のターゲットがある時、そのターゲットを効率的に達成していくうえで、やっぱり官僚制はいい制度だと思います。しかし、その国が世界のトップランナーになったら、話が違ってきます。何をやるか、未知の世界ですから、そのターゲット自体を決めないといけないわけです。その祭に、官僚ではターゲットを決められないという問題が、どこの国でも出てくるということです。日本の場合、戦後のターゲットは復興でしたから、その復興に向かってみんなで頑張ったらよかったのです。そういう意味で、官僚制は非常に効果的だったと思います。ところが、二十年前だろうか、日本が世界のトップランナーに近くなり、自分の道を自分で選ばないといけない段階に入って以後、日本の官僚制は制度疲労を起こしてきました。だから、官僚制がいいとか悪いとかではなく、国家の歴史的、社会的な背景のなかで、どういうふうに官僚制を使うかを考えることが重要であるとぼくは思うのです」(良一氏)

■(ジャーナリズムの行方)「ジャーナリズムには、事実を伝える機能と見解を述べる役割があって、伝える機能の方はインターネットの普及で意義を失っていると思いますが、それを固守しているのが記者クラブ制度です。これは一刻も早く、つぶすべきだと思います。記者クラブ制度に代表される日本のメディアは、言ってみれば、政官一体となってジャーナリズムをコントロールできるしくみで、時代錯誤もはなはだしい。インターネット時代になっても、いまだにそのレベルから脱却できていないというのが大問題です」(浩史氏)

■「ジャーナリストのサラリーマン化が起きている。イギリスやアメリカでは、オピニオンをリードする仕事としてジャーナリストが選択されているのに、なぜ日本のジャーナリストはサラリーマン化したのか。その質的変化の原因は何か。基本的に言えば、やっぱり終身雇用制が問題でしょう。勤めている新聞社の主筆なり、論説主幹なりが考えている方向に沿った記事を書き、意見を言うということでしょう」(浩史氏)

■「アメリカやイギリスのメディアと日本のメディアの差はどこにあるのかというと、グローバルな視野で見ているかどうかという点だと思います。欧米のメディアは、たとえば同じ経済記事でも、自国のことだけではなく世界各地で行われている実践や試行を取り上げて紹介したり論じたりしている。日本のアベノミクスについても、世界経済の行方という視点から分析し、巨大な投資が本当に有効なのかどうかを検証しています。日本のメディアでは、自国の政策として非常に矮小化された形で議論され、欧米のメディアのように深く掘り下げた報道が少ないです」(浩史氏)

■(インターネット時代にどうしたらメディアは生き残れるか)「やっぱり電子化を徹底的に進めることによって、本当に価値のあるコンテンツを発信し、それに適切な課金をしていくということだと思います。メディアで今、一番うまく行っているのは、おそらくブルームバーグです。ニュースの新しさより深さを重視し、これはどういうことなのかを掘り下げているのが特徴です」(浩史氏)

■「ジャーナリズムはとても重要だと思うね。ぼくの考えでは、日本の社会全体をよくしようという立場に立って、ジャーナリストは自分の考えを持つべきです。そのためには、ジャーナリスト自身が広い意味での研究者でなければダメです。ジャーナリストは研究者との交流を深めて自分の意見を持ち、社会に発信する責任があります」(良一氏)

■「教育は本来、教えたいことを覚えさせるティーチングではなくて、知りたい気持ちをサポートするモティべーションマネジメントであるべきです」(浩史氏)

■(日本の教育について)「学習指導要領というのが十年に一回決まって、その指導方針に基づいて画一的な教育が行われるので、教育現場に創造性が生まれないし、創造性自体を認めないような環境になっているのではないか。もっと柔軟性が必要だと思います。競争原理を働かせてガンガン教える学校もあれば、創造的な教育に取り組む学校もあるというふうに、いろいろな学校があっていいのではないでしょうか。画一的な教育より、選択の自由を重視すべきだというのが第一のポイントです」(浩史氏)

■「第二のポイントは、そのためにも教育に対する投資が必要だということです。教育は費用ではなくて、投資であるというふうにコンセプトを変えるべきです。今までの読み書き算盤に、英語とITを加えた教育プログラムを作ることが必要だと思います」(浩史氏)

■「ぼくも同じ考えです。投資というのは人に対してすべきもので、物に対していくら投資しても、そこからはたいした成果は生まれないからね。不思議なのは、日本人が教育を投資ではなくて、費用だと思ってきたことです」(良一氏」)

『動乱のインテリジェンス』

カテゴリー: Books

2013/10/24  22:04


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書名:『動乱のインテリジェンス』
著者:佐藤優/手嶋龍一
出版社:新潮新書(2012年11月1日発行)

インテリジェンスの世界では今や代表格の論者2人の対談。報道レベルを数段超えたインテリジェンスをふんだんに盛り込んだ高カロリー対談だ。

日本の現状は誰が考えても平穏ではないが、さりとて、直面している危機の深刻度はなかなかわかりにくいのが実態だ。危機は危機としっかり実感できなければ手も打てない。平和ぼけした国民の感度が鈍いのは仕方ない。

しかし、その国民に警鐘を鳴らす役割を担うはずの報道も認識が甘いとなると問題だ。今やインテリジェンスをわきまえていなければ、世界を理解できないし、的確な対応もとれない。知らないことは楽だが、怖いことでもある。

丹波の味覚

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2013/10/22  21:27


丹波の味覚

丹波の味覚

 

郷里の丹波から秋の味覚が届いた。黒豆大豆と柿だ。黒豆は姉が栽培していて、今が最盛期だという。すぐにゆがいて食べた。大粒でコクがあっておいしかった。

柿は実家の敷地に2本植わっている。今年は台風でかなり落ちたようだが、その分実った柿は粒が大きいとか。立派な大きさで、甘みもあって田舎の味がした。

 

一緒にやってきたのは何と・・・

一緒にやってきたのは何と・・・

 

皮をむいた柿を食べながら、段ボールの中から幾つか取り出して写真を撮っていたら、中の1つに白く透明なものが付いていて、しかもそれが動くのだ。よく見ると、何とカタツムリの子どもだった。つのもちゃんと付いていて、伸びたり縮んだりする。

柿の木からもいだばかりのものをそのまま段ボールに詰めて送ってくれた。その中の1つにカタツムリがくっついたままだった。びっくりすると同時に、感激した。

外の庭木の葉っぱの上にそっと置いた。次の朝、葉っぱを眺めると、そのままの姿でいた。宅配便でも2日かかりで、時空を移動した。大した生命力だ。

 

「発明は必要の母」

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2013/10/21  22:40


創造の部屋

創造の部屋(樫尾俊雄氏の書斎)

 

創造の部屋にあるデスク

部屋に入ってすぐ右手にもデスク

 

リレー式計算機

世界初の小型電気式計算機「14-A」

 

記念館の入口

重々しい木のドアを開ければ、中が記念館

 

右手には表札が掛かっており、今も家人が住む

住宅街の一角で、今も家人が住む

 

カシオ計算機を創業したのは樫尾4兄弟だということは有名だ。4人とも個性が違っていて、兄弟が助け合って今のカシオを作りだした。

その長男が樫尾俊雄氏で、カシオの製品はすべて彼が考え出した。「私はもとを考えるだけ。作ることは全く苦手だった」と本人は生前語っている。同社では研究開発本部長、代表取締役会長を務めた。

樫尾俊雄氏は2012年5月に87歳で死去。生前住んでいた自宅を現在、樫尾俊雄発明記念館(東京都世田谷区成城4-19-10)として一般に無料公開している。

 

 

 

 

マテ茶を淹れる

カテゴリー: 体調/体力/運動/病気

2013/10/20  23:02


カップとストロー

カップとストロー

 

先々週出掛けたパラグアイ・フェスティバルで、日本マテ茶協会が出店を出していた。「パラグアイで買った容器は今ではペン立てになっている」と言ったら、「もったいない」と言われた。買ったのはもう15年も前のことだ。

前期高齢者になって、しかも身体の至るところが加齢による痛み・しびれを感じ出した。何とかしなくては思っていたところだったので、健康効果が高いといわれる南米の神秘の飲み物「マテ茶」を始めることにした。

日本マテ茶協会のパンフレットによると、マテ茶は「飲むサラダ」だと言われているとか。ポリフェノールの1つであるフラボノイドを多く含み、緑黄色野菜不足の向きには特にお勧めだという。

パラグアイ訪問直後に一度試したが、続かなかった。まだ若くもあり、健康に自信があった。今や、そんな歳ではなくなった。身体に良いと言われることなら、何でも試したい。いつまで続くか分からないが、とにかく、始めることが重要だ。

 

アルパ演奏『秋桜』@光が丘公園

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ, 絵画/彫刻/音楽

2013/10/14  21:52


http://youtu.be/GzBIJ8Lyh9A

プロのアルパ奏者、志賀昭裕氏が13日、都立光が丘公園で開催されたパラグアイ・フェスティバルでアルパ演奏を披露した。皮切りに演奏したのが秋にふさわしく『秋桜(コスモス)』(作詞/作曲さだまさし)。しかし、風こそ強かったものの、日差しはまだ真夏の強さ。

志賀氏は2日前にパラグアイから帰国したばかり。オリジナル曲『熱帯雨林』と、福島県相馬市出身ということもあって福島への愛を込めた『フクシマ』を奏でた。

ボトルダンスin Tokyo

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ, 絵画/彫刻/音楽

2013/10/13  19:12


良く晴れたが、夏日だった

良く晴れたが、夏日だった

パラグアイ・フェスティバルが13日(日)、都立光が丘公園けやき広場で開かれた。パラグアイ情報を調べていたら、自宅からすぐの、なじみの公園で開催されることを知って、のぞくことにした。今年で3回目だという。

この公園ではいろんなイベントが催されている。イベントにしては規模が非常に小さい。しかも、パラグアイはほとんどの人が知らない。そんな国のフェスティバルだ。

パラグアイには1998年8月に2週間、JICA(国際協力機構)のプロジェクト評価で訪問した。とにかく日本から一番遠い国で、飛行機に乗っている時間が24時間、乗り継ぎを入れると30時間もかかる。

http://youtu.be/BY48VAzALGw

仕事が終わって夕食時に行った酒場で、このボトルダンスを見たことがある。昔は水瓶を頭に乗せていたという。それが今はワインの瓶になった。ダンサーの佐藤明菜さんによると、1本の重さが1kgあるという。

この日は風が強かったので3本まで。瓶の裏側がねじ穴になっているという。確か、パラグアイで見たときは10本も乗せていた。ただ乗せるだけでなく、乗せながらダンスを踊る。曲芸だ。