2011年8月 のアーカイブ

夏よさらば!

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2011/08/31  18:02


8月も今日で終わり。明日からは9月。気分的には秋だ。それなりの残暑は続いているものの、ひと頃ほどの猛烈な暑さは去った。今年の夏は過去最高の猛暑だった昨年を瞬間的に突破した(8月18日)とはいえ、ちょっと物足りないと言えば、言い過ぎか。

東京の今朝はよく晴れ、湿気もあって、まだ夏を感じさせたが、台風12号の接近で午後から雲行きが怪しくなり、7時すぎにポツリポツリと雨が落ち出した。陽の落ちる時間も随分早くなった。日差しももう力強さはない。日没までのマジックアワーに街灯が点灯した。西武新宿駅前通り。この通りの街灯は非常におしゃれだ。毎日、この時間帯にこの通りを歩いて、あきずに眺めている。

一番の上のオレンジ灯が写らなかった・・・

街灯は何種類かあるが、オレンジ色とイエローの組み合わせだ。オレンジ色のライトはナトリウム灯だ。しかし、イエローは普通の白熱灯で、周りを覆うシェードがどうやら黄色く塗ってあるらしい。下から覗いてみた。デジカメでは何とも言えない雰囲気のあるアートな感じが出ない。暗くなってから、ネオンと共演しても、負けない。

アメリカン・ブルーバード(300mのショッピング街)の向こうに聳えるのは新宿プリンスホテル。線路の後方には今や西口の名物となったコクーンタワーが顔を見せている。おしゃれな街灯が過ぎゆく夏を惜しんでいるかのようだ。

百歩ラーメン

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ, 食/食堂/レストラン

2011/08/30  23:57


百歩ラーメン

 

「彫刻家エル・アナツイのアフリカ」企画展開催中の埼玉県立近代美術館は駐車場なし。パーキングを探してJR北浦和駅西口を流していたら、行列のできているラーメン屋を目撃した(28日)。芸術鑑賞もパワーが必要だ。腹が減っていたら、観賞する気力も湧かない。何をするにも体力が要る。どうせ食べるなら、地元の消費者の強い支持を受けている店で食べたい。待ったのは15分ほどだった。

出てきた「百歩ラーメン」のスープは白濁豚骨塩味。臭みはなく、マイルドでありながら、それなりに濃厚。都会的なスマートさを備えた上品なラーメンだった。ただ麺は博多系のような極細麺ではなく、中太。漢方の「養生湯」をベースに「とんこつ養生湯」をつくり、こだわりを持ちながら仕上げているという。能書きはよく分からないが、気品のある味だった。

「北浦和店」外観

 

この北浦和店が本店で、できて11年目になるという。南浦和、朝霞、戸田と埼玉県内に4店舗。最近、東京に進出し、神保町にも出店したらしい。麺の硬さも「はりがね」「ばりかた」「かため」「ふつう」「やわめ」と好みに応じて注文する。ラーメン愛好家ならとっくに承知のことだろうが、食べるのは「醤油」ばかりなので知らなかった。本当に知らないことが多い。

民主党新代表に野田佳彦氏

カテゴリー: 政治/外交/国際/軍事

2011/08/29  14:31


正式発表前に”当確”-NHK

 

29日実施された民主党代表選は決選投票の結果、菅直人政権の中核を担う野田佳彦財務相(54)が「親小沢派」の海江田万里経済産業相(62)を逆転して新代表に選出された。与党民主党新代表は30日の国会で新首相に指名される見込みだ。2年間で3人目の首相の誕生だ。

野田氏の演説が良かった。演説がうまいと思った。地元千葉の辻立ちでの話は名人芸だという。信念・政策で政治家を目指した人たちばかりなのだろうだから、この演説を聞いて彼に投票した人はいないだろうと思ったら、どうやら結構いたらしい。跳んだり跳ねたりしない「どじょう」やスノーマンの話、「ノーサイドにしましょう、もう」-このあたりは聴かせた。

金魚ばかりが目立つ今の世の中で、政界のトップに超地味目な人が就くのも時代の要請かもしれない。恐らく、これは極めて日本的な世界のような気がするが、とにかく、差し当たりこの日本が大事だ。この日本を何とかしなければならない。今や欧米先進国も悪い意味で「日本化」してきたと指摘されている。悪の権化みたいな言われ方をする日本が閉塞状況を打ち破らない限り、汚名は返上できない。

新首相にも期待はしない。期待はしないが、鳩山・菅とパフォーマンス好きな金魚政治家でうまくいかなかったのだから、この2人と対極的に超地味な野田氏にバトンタッチするのは賢明な選択かもしれない。どんなにだめ政党でも、解散・総選挙に追い込まれない限り、民主党があと2年間、政権を担当するのを阻むことはできない。彼らに任せるしかないのだ。

2年後の総選挙で自民党が政権に返り咲いたとしても、うまくいくかどうかは分からない。自民党だろうと民主党だろうと、どちらでもいい。荒れ狂う世界の中でどこに向けて進んでいるかも分からないまま漂流し続ける徒労感、生きていく希望さえも持ちにくい時代への失望感、これをこうすれば一応の未来・将来が開けてくるとなかなか信じられない閉塞感などを突破しようとするエネルギー(気力・知力・体力)を与えてくれるのならば。

野田氏の演説はこうした徒労感、失望感、閉塞感に押し潰されそうになっている日本人の心情によく沁み込んだ。まさか民主党議員に響くとは思わなかったが、届いたのかもしれない。日本の政治が、そして日本人の存在がこれ以上スパイラル的に落下・沈没していくのを見るのは耐えられない。国民不在の内向き政争に明け暮れた民主党が、野田新首相の登場で少なくても、土壇場の瀬戸際で踏みとどまってくれることを祈るしかない。

期待はしない。期待すれば、それが裏切られたときの失望・絶望が大きいからだ。期待・希望を持てないのは悲しいが、日本の現状は残念ながらそうだ。今はひたすら祈るだけである。

「彫刻家エル・アナツイのアフリカ」

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ, 絵画/彫刻/音楽

2011/08/28  14:50


企画展@埼玉県立近代美術館

「彫刻家エル・アナツイのアフリカ」と題した企画展を埼玉県立近代美術館(さいたま市浦和区常盤、北浦和公園内)で見た。彫刻(彫塑を含む)が好きなので、ほとんど予備知識なしで出掛けたが、自分で想像していたものと違うのでびっくりした。流石、「近代美術館」だと思った。

エル・アナツイ(El Anatsui)は1944年、英領ゴールドゴースト(現ガーナ共和国)の漁師町アニャコに生まれ、1975年からナイジェリア大学ンスカ校で現代美術を教えるアーティスト。木に彩色したり、彫ったりした作品はまだしも、驚いたのは壁一杯に広げられたテキスタイル(織布)状の巨大な作品。何だろうと近付いていくと、何とそれは何万個ものウイスキーボトル(アルミニウム)のキャップを銅線でつなぎ、編み上げられていた。

金属製の巨大なタペストリー(絵画風織物)だ。よくもまあ膨大な数のキャップを集めたものだと、非芸術的な感想を抱いた。酒造工場から手に入れた瓶のふたを銅線でつないたパーツを幾つも造り、それで帯状のさらに大きなパーツを造る。それをつなぎ合わせて大きなタペストリーに仕上げていく。気の遠くなるような仕事だが、アナツイの指示で芸術とは無関係なワーカーが「作業」を行うという。

空き缶やペットボトルなどの廃品を再利用した生活文化芸術だ。1人ではないにしても、気が遠くないような作業だ。物体や装置などが配置された空間そのものが作品で、こうした展示方法を「インスタレーション」というらしい。ときどき聞く言葉だが、難しい。

「べじふるセンター練馬」夏祭り2011

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ

2011/08/27  17:34


中に入り切れない人が外にも

 

今週末も全国各地で夏祭りが行われている。近間では第55回東京高円寺阿波おどりが今日と明日開催される。1万人の踊り手と100万人の見物客を集めるというから大変なものだ。それに比べるとぐんとささやかなのが「べじふるセンター練馬」(練馬区高野台)の夏祭り。野菜や果物が市価の半額で買えるのが魅力で、例年押すな押すなの大盛況。周辺住民の中でも知る人ぞ知る人気イベントだ。9回目の今年は東日本大震災の復興支援をテーマに被災地からの青果の産直販売や義援金を受け付けた。

「成果物」斯くの如し

毎日必要な野菜・果実を買い込む実用性の面では阿波踊りよりもこちらの祭りのほうが有用だ。競りでぶどう2箱や松茸(中国産)1本を落としたほか、長ネギ、ごぼう、キャベツ、ナス、シメジ、レタス、トマト、モヤシ(サービス)、卵、豆腐、納豆、ぶどう(巨峰、キングデラ)、桃、梨、バナナ。とにかく買いました。

「べじふる」はベジタブル(野菜)+フルーツ(果物)の合成語。「べじふるセンター練馬」は東京都練馬青果地方卸売市場だ。卸売市場の果たしてきた集荷機能は生産・流通・販売・消費の流れが大きく変わる中で大幅に低下、存在意義が問われているのが現状だ。良質な青果物を安価に提供して欲しいとの消費者の声は一段と強まるばかり。

食品の衛生状態や安全性をチェックするなど、卸売市場が安全衛生面で消費者の防波堤的役割を果たしていることは理解できるものの、大型量販店などがその役割を肩代わりし、価格面でも消費者の低価格志向に沿う形の販売戦略を取っている以上、卸売市場の存在意義が下がるのはやむを得ないのかもしれない。消費者は勝手なものだ。

菅首相、退陣表明

カテゴリー: 政治/外交/国際/軍事

2011/08/26  23:53


菅首相退陣表明(NHKニュース)

菅直人首相(民主党代表)が26日午後の同党役員会で退陣を表明した。6月2日にいったん退陣表明しておきながら、”高等戦術”で踏ん張ってきたものの、ようやく、”公約”を実行した。自分の退陣に条件を付け、それが実現するまで辞めないという大人らしからぬ戦法が功を奏した形だ。

本人が勝手に条件を付け、辞めてもらうために与野党がお膳立てし、大新聞も首相の条件闘争を無批判に黙認する報道を続けた。永田町と既成メディアの出来レースの胡散臭さばかりが目につき、最近は新聞の政治記事もテレビの政治ニュースも白けた感じで眺めていた。政治記事は常に第1級の扱いをされているが、果たしてどれだけの人が読んでいるのか。社説や論説などになると、読者は極端に減るのではないか。

菅首相が付けた3条件のうち、既に成立した今年度第2次補正予算に加え、この日の参院本会議で赤字国債発行法案、再生エネルギー特別措置法が可決・成立した。どのくらいの審議がされたのだろうか。政策が完全に与野党の政争の道具にされた。

民主党代表選は27日告示され、29日に投票される。菅政権の「主流派」を基盤とする前原誠司前外相と小沢一郎元代表など反主流派の推す海江田万里経済産業相との全面対決になる構図らしい。民主党代表選は事実上首相を選ぶ選挙だが、国民は指をくわえて見るしかないのは理不尽だ。これだけゴタゴタした民主党には愛想を尽かしている国民が圧倒的なのに、そのイライラをぶつける先がない。

政策を実現するためにはポスト獲得に走るのが政界権力闘争の自然の姿。綺麗ごとは言っておれないのだろうが、党内事情だけを争っている姿はとても政権党としての姿ではなく、もういい加減「Too Much」だ。それにしても、海江田支持を決めた小沢一郎氏の旧態依然・古色蒼然型決断は情けない。日本の将来にとって誰が最もふさわしいかという高い視点からの判断とはとても思えない。悲しいほどである。でもこれが日本の民主主義の実態なのにちがいない。

手絞り甲州白ワイン

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ, 酒/酒場/居酒屋

  17:21


甲州白ワイン@新宿西口

 

都会の面白いところは、面白いモノやヒト、ぎょっとしたりはっとするような出来事、ずっと気になっていた情報などと遭遇・入手・体験・確認できるチャンスが限りなく多いことではないか。仕掛けるほうもそれが狙いで、集まってくる人の群れに対して、あの手この手の仕掛けを繰り出してくる。

背後には思惑が潜んでいるので、リスクも潜在しているものの、それを含めた状況・情勢に飛び込んでいく覚悟さえあれば、結構楽しい。これがたまたま偶然通りかかったり、ぶつかったりする出会いの醍醐味だ。

こんなに難しく考える必要はない。都会はとにかく楽しい。26日夕通りかかった新宿西口イベントコーナーでは山梨県物産展「甲斐の国マルシェ」をやっていた。山梨は最近、よくお世話になる。中央道で一宮町の桃を買ったり、笛吹市の遺跡博物館を見学した。

目に入ったのは「農家の手作りワイン」。1本2000円の値段設定なので「強気だね」と声を掛けると、「ぶどう農家が自分で飲むために作っているワインだよ。東京ではこれを扱う卸がいないから、私がこうして持ってこない限り、東京では飲めないよ。希少価値がまずひとつと、手絞りだし・・・」と言いながら、クーラーボックスから冷えた白ワインをグラスに、試飲にしては気前よく注いでくれた。これが実にうまかった。そして国産レーズンを1粒くれた。

試飲ではなく、しっかり飲む(27日)

 

ボトルにラベルが貼ってない。どこの、どんなワインなのか分からない。そう指摘したら、「農家が自分で飲むために造っているので、ラベルなんか貼らないよ。でもうまいよ」。どうやらこの人がぶどう栽培農家で有限会社ぶどうばたけ代表の三森斉氏(山梨県甲州市勝沼町菱山で江戸時代から農家を続ける三森家18代目後継者)らしい。来客用にムスカデ(仏ロワール地方ナント地区で多く栽培される白ワイン)を見つくろうと思っていた矢先だったので、この「菱山 甲州辛口 ぶどう酒 720ml」(税込1800円)に飛び付いた。ワインは蘊蓄を傾ける物語があるので楽しい。

ワインを造っているのは菱山中央醸造有限会社。有限会社ぶどうばたけでぶどうを栽培し、菱山中央醸造でワインを醸造しているわけだ。三森斉氏が醸造家として、分析・管理などの仕事もしているという。機械絞りが普通だから、手絞りとはとてもぜいたくだ。ぶどう酒蔵見学・試飲・購入もできる。

米ムーディーズ、日本国債格下げ

カテゴリー: 経済/デリバティブ

2011/08/24  23:00


米格付け会社ム―ディーズ・インベスターズ・サービスは8月24日、日本長期国債(円建て)の格付けを最上位から3番目の「Aaa」から4番目の「Aa3」に1段階引き下げた。極度に悪化している財政リスクに警鐘を鳴らした。日本政府の財政健全化努力の実行力を疑問視している。5月31日に格付けを引き下げる方向で見直すと発表しており、引き下げは既定路線。先進国では単独最下位だ。

3大格付け会社のうち、米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は今年1月27日に、同じく最上位から3番目の「AA」から4番目の「AA-」に引き下げている。もう1つの米英系のフィッチ・レーティングスはずっと「AA-」(ダブルAマイナス)に据え置いたままだ。3大格付け会社の評価が並んだ。ただフィッチは5月27日、東日本大震災に伴う復旧費用絡みで財政に下押し圧力が掛かっているとして、格付け見通しを「安定的」から「弱含み」に下方修正しており、一段の格下げも考えられる。

ムーディーズの格付け表は以下の通り。

Aaa   米国、英国、仏、独、カナダ
Aa1   香港、ベルギー
Aa2    イタリア、スペイン
Aa3   日本、中国、チリ、サウジアラビア
A1    韓国
A2    ボツワナ

今回の格下げで日本の信用力は中国やサウジと並んだほか、財政危機に直面するイタリアやスペインより低くなった。両国の長期金利が5%台なのに対し、日本は1%台と金利差は歴然。金利面で見る限り、日本の信用力が高く、格付けを疑問視する声も強い。3社はサブプライムローン関連の債券や企業に不合理に高い格付けを与え、リーマン・ショックを招いた責任を批判され、格付け会社そのものに対する信用が揺らいでいるのも事実。しかし、だからと言って、指摘が間違っているわけでもない。日本の財政が抱える問題点を浮き彫りにしている。要は格付けをどう生かすかだ。

 

 

 

カダフィ政権崩壊

カテゴリー: 政治/外交/国際/軍事

2011/08/23  06:24


1969年に軍事クーデターで国王を追放し、40年以上にわたって独裁体制を敷いてきた最高指導者カダフィ大佐の率いるリビア政権がようやく崩壊した。北大西洋条約機構(NATO)の軍事支援を得た反カダフィ派部隊が首都トリポリ中心部を制圧した。政権幹部も続々と離脱しており、政権の体を失った。

カダフィ大佐はトリポリ中心部「緑の広場」から4キロはど離れた郊外の居住区兼軍事施設バーブ・アジジヤ地区に立てこもり、最後まで徹底抗戦する構えを捨てていないという。同居住区にはかなりの武器・弾薬が集積されているとみられ、市街戦に発展する可能性もなお残っているようだが、反政府勢力による政権掌握は時間の問題だろう。

問題はもちろん、カダフィ政権が崩壊したことで終わるわけではない。エジプトでも同じだが、40年以上も続いた秩序が崩れ、新しい秩序が出来上がるまでにはそれ以上のエネルギーが必要だ。信用は一瞬に崩れるが、築き上げるためにはものすごい時間が要るのと同じだ。反政府勢力とは言えど、間に合わせの寄せ集め集団で、統治能力がどれほどあるか疑わしい。カダフィ政権を倒したのは彼らではなく、米軍とNATO軍だ。反政府勢力が実力で倒したのではない。

恐ろしいのはトリポリ陥落に伴う混乱で、カダフィ政権の保有する大量の旧ソ連やロシア製の武器が流出し、テロリストの手に渡ることだ。米国防省筋によると、カダフィ政権は旧東欧諸国から熱線追尾ミサイルや携行式地対空ミサイルを2万発も調達していたという。とりわけ携行ミサイルは高値で売れるため、カダフィ政権からだけでなく、反政府勢力からもテロ組織に流出する恐れがある。アルカイダに流れれば恐ろしいことになりかねない。

カダフィ大佐側はマスタードガスなどの化学兵器も保有しているという。マスタードガスは10トン以上が貯蔵され、NATO軍が衛星や偵察機などで貯蔵場所を集中的に監視している。

「木曽路」で清酒「木曽路」を飲む

カテゴリー: 東京日誌Ⅱ, 酒/酒場/居酒屋

2011/08/20  23:58


純米吟醸「木曽路」

 

「木曽路」谷原店で食事した。家族でくつろげる店はそんなに多くないが、いつの間にか、木曽路はそんな店の1つになった。取り立てて、これといった特徴はないものの、落ち着いた雰囲気でゆったりできるのが気に入っている。2年ぶりだったが、座敷がすべて掘りごたつになっていた。過去10年ほどに5-6回は来ているだろうか。

しゃぶしゃぶを食べる。東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で、供給不足らしく、国産牛ロースは提供できないという。牛肉生食中毒事件もあって牛肉受難時代が続く。ビールのあと、純米吟醸「木曽路」をたっぷり飲んだ。自社ブランドかと思ったら、慶安3年(1650)創業の株式会社湯川酒造店(長野県木曽郡木祖村大字薮原)の清酒だった。すっかり酩酊し、家に戻ると即ダウン。昼酒は応える。

これまで考えたこともなかったが、この記事を書くため調べたら、木曽路(本社名古屋市)はしゃぶしゃぶ・日本料理「木曽路」を全国に114店舗(2011年3月末現在)展開しているほか、居酒屋・和食レストラン「素材屋」(32店舗)、鶏料理「とりかく」(10店舗)など幅広く事業を行っている食の大企業だった。