神戸-関空ベイ・シャトル

 「神戸-関空ベイ・シャトル」に11日午前、試乗した。神戸空港と関西空港を船でつなぐ新航路で、13日から営業運転を開始する。投入するのは「海」、「空」(各84トン)で、120人乗り。所要時間は29分だ。

 関空と神戸との間には2002年までシャトル船が運転されていたので、4年ぶりの復活だ。神戸空港が今年2月に開港してからではもちろん、初めてだ。運航するのは神戸市の第3セクター、海上アクセス株式会社。問題は今回も目論見通り、利用されるかどうかだ。

 森井章二社長(神戸空港ターミナル社長も兼務)もあいさつで、「最大の目標は関空との利用促進」と指摘。「(伊丹空港を含めた関西の)3空港連携強化の1つのシンボリックな事業」であることは確かだが、判断するのは実際に利用する乗客。厳しい声が聞こえるのも事実だ。

 乗り心地は悪くはないし、大小含めて、結構たくさんの船舶が往来する大阪湾を、結構な速さで走るのは観光的にも面白い。三宮-関空間のシャトルバスの所要時間は65分。果たして、ベイ・シャトル軍配が上がるか、微妙なところではある。

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