バーバリー・コート

 「山陽商会」のファミリー向けバーゲンセールに2月26日(土)午前、出掛けた。会場は東京千代田区北の丸公園の科学技術館。外は寒かったが、会場内は熱気に満ちていた。目指すは山陽がライセンス生産しているバーバリーのコート。ほかのブランド品には執着しないが、昔、ロンドンに住んでいたこともあってか、どうもバーバリーだけは気になる存在だ。

 買ったのは色違いのコート2着。高いのは「本体・日本製、ライナー・中国製」、安いのは「本体・ライナーとも中国製」。15年も前にバーバリー本店で買ったトレンチコートは袖が金属製時計バンドにすり切れて、ひどくなったので、事実上”引退”。その後は「DEBENHAMS」(ロンドン郊外ハローオンザヒルのメンズストアー)で買ったコート(ウール&カシミア)を愛用してきたけど、これもあまりに重くて肩が凝るので、軽いのが欲しかった。

 買うとなると、やはりバーバリー。英国製とライセンス生産品との違いはよく分からないが、拘りはあまりない。拘る人は拘るんだろうな。でも、ロンドンやパリ、ミラノといった欧州のブランド品が必ずしも、それらの都会で生産されているわけではあるまい。バーバリーは知らないが、少なくてもGap、Esprit、Next、H&Mなどはインド洋上の島国モーリシャスの工場で加工されている。日本製品が中国で加工されるのと同じだ。

 トーマス・バーバリー(Thomas BURBERRY)。1835年、英国のサリー州ブロッカムグリーン生まれ。1856年、彼がロンドンで洋服店を開業したのがバーバリーの誕生だ。農民が汚れを防ぐために服の上に羽織っていた上着をヒントに耐久性・防水性に優れた新素材を作り出した。南極点に到達したアムンゼンの防寒具や英国陸海軍のトレンチコートに生かされた。伝統というのはいいものだ。やっぱり、トレンチも袖を直して、もう一度、”現役”に復帰してもらおうかな。

3 thoughts on “バーバリー・コート

  1. らいす says:

    SECRET: 0
    はじめまして。大変失礼な質問かもしれませんが、
    ファミリーセールだと、どのくらいお安くなっているのでしょうか?
    私もバーバリーのトレンチが欲しくて、ファミリーセールのチケットを
    手に入れようかと思案中です。。。

  2. Anonymous says:

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    もう1年前だからよく覚えていませんが、確か、半値以下だったと思いますよ。嬉しくなる値段です。

  3. らいす says:

    SECRET: 0
    ありがとうございます!やはりすごくお得ですね。
    昨日デパートで見てきたのですが定価は10万こえてて、トホホでした。

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