ボビー・バレンタイン監督
日本のプロ野球人の社会貢献活動を表彰する「ゴールデンスピリット賞」の第7回受賞者に、千葉ロッテマリーンズのボビー・バレンタイン監督が選ばれ、11月21日、表彰式が行われた。ホテルオークラ 本館「平安の間」。同賞は報知新聞社が1999年、スポーツ紙発刊50周年を記念して創設したものだ。
第1回 読売巨人軍の松井秀樹選手(現ヤンキーズ)
第2回 日本ハムの片岡篤史選手(現阪神)
第3回 大阪近鉄の中村紀洋選手(現3Aラスベガス)
第4回 ヤクルトの飯田哲也選手(現楽天)
第5回 中日の井上一樹選手
第6回 阪神タイガースの赤星憲広選手
バレンタイン監督は新潟県中越地震などの天災からの復興を目的としチャリティー試合を開催したり、個人でも大型ハリケーン「カトリーナ」の被災者支援の募金活動を実施、それらが野球外の社会貢献として評価された。「監督が受賞するのは初めて、外国人が受賞するのも初めて、優勝チームから受賞者が出るのも初めてと、初尽くし」(小松崎和夫報知新聞社社長)とか。
バレンタイン監督の最大の特徴はやはり、あのこぼれんばかりの笑顔だ。あの顔をされると、だれでも胸襟を開きたくなるのではないか。「人々に与えることの大切さを知ってもらいたい。ファンにはスマイルを、人々には勇気を」(バレンタイン監督)。人のために尽くすことをあれだけ、あっけらかんとやれるところがまたすごい。
表彰式には根来泰周プロ野球機構コミッショナー、シーファー米国駐日大使、福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督などのほか、歌手の長山洋子さん、タレントの長澤まさみさんがゲストとして出席。華やいだ雰囲気に包まれた。