「ものづくり立地セミナー」
キャスター・エッセイストの福島敦子氏が基調講演をするというので、兵庫県企業庁主催の「ものづくり立地セミナー」(神戸国際展示場)をのぞいた。同庁の整備した工業団地への立地を企業に呼び掛けるのが趣旨だ。
売り出し中の団地は以下の通り。まだこの目で見ていないので何とも言えない。とりわけSpring8の「播磨科学公園都市」と松下電器のプラズマディスプレイ工場の誘致に成功した尼崎臨海地区が有名だ。また「ひょうご情報公園都市」もある。
「視点を広げよう!一緒にやれば見つかる成功のカギ」と題したパネルディスカッションでは企業の成長戦略1つである産学官連携やクラスター形成の重要性などが語られたが、それ以上に重要なのはそれらを実現するための熱い思いや夢のようだ。いくら当局が戦略をぶって、旗を振り回しても動かない。経営者・企業家による「アナログのコミュニケーション」(福島氏)努力があって初めて力を発揮するのが実態のようである。