パーティー文化

 神戸の文化は「パーティー文化」だという。パーティーで懇意になり、そこから色んな方面に発展していくのだそうな。国際的な街だから、そういう面もあるのかもしれない。そう言えば、やけにイベントが多く、イベントにはレセプションというかパーティーが付き物だ。

 生来の好奇心が相俟って、ご招待を受けると、よほどのことがない限り、顔を出すようにしている。田崎真珠の田﨑俊作社長宅(神戸市灘区篠原本町)でホームコンサートがあるというので出掛けた。

・ヴァイオリンリサイタル
 ヴァイオリン:千住真理子さん、ピアノ:山洞智さん
 曲目:G線上のアリア(バッハ)/ラルゴ(ヘンデル)/思い出(ドルドラ)/ラストナイト(千住  明)/エストリーター(ポンセ)/ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)
・ソプラノリサイタル
 ソプラノ:ナンシー・グスタフスン、ピアノ:ロリン・マゼール
 
 加えてロリン・マゼール氏のトーク「私の音楽人生」。1960年、弱冠30歳にしてバイロイト音楽祭へのデビューを果たし、現在では指揮者仲間の多くから「正真正銘のナンバーワン」と称せられるマエストロ。現在、ニューヨークフィルハーモニックの音楽監督。

 彼が今何歳なのかは調べないと分からないが、そんなに若くはないと思う。音楽を練習し、音楽を学び、音楽を演奏し、いつの間にか音楽は自分と同化し、音楽することは今や呼吸をするのと同じようになった。

 これまでの人生で4回、音楽と関係のない休みを1年間ずつ取ったが、そのときも音楽は自分とともにあった、とも言う。1つのことに身を捧げることとはこういうことなのだろう。音楽の達人は人生の達人でもあるということだろう。

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