ふくろう

 正月5日の昼下がり。年始回りを一区切り終え、神戸市内の元町商店街を歩いていたら、真ん中に置いてあるベンチの周りに人だかりができていた。何なのだろうと、のぞいて見ると、何とベンチに鎮座ましますのは「ふくろう」殿。

 ふくろうは知恵袋で学問の神様。「不苦労」と書いて、苦労知らずとも例えられる。長寿な鳥で、不老長寿で長生きできると喜ばれるめでたい鳥だ。首が360度回ることから商売繁盛につながり、「福籠」では福が籠るとされ縁起の良い鳥とされる。

 目をパッチリ開いた時、世の中をしっかり見つめる。まばたきを全くしないのかと思ったら、そんなことはなかった。紐を握った飼い主のおじさんによれば、自宅の庭に飛び込んできたという。それにしても、正月から縁起がいいことに遭って、嬉しくなりました。

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