「エバーセーフティー」進水式

　１日にバラ積み運搬船「オリエント　フェニックス」号の進水式（川崎造船神戸工場）に行ったばかりなのに、５日も今度はコンテナ輸送船「エバーセーフティー」号の進水式に出掛けた。仕事の一環だが、意外と飽きないのだ。川崎造船から少しだけ離れた三菱重工業神戸造船所。

　発注者は台湾のエバーグリーン社で、この日進水したのはコンテナ船１０隻シリーズの９隻目。総トン数は７万４０００トンで、オリエントフェニックスの倍くらいの巨大船。台湾名「長安」だ。

　川崎の進水方式が滑走台の上に塗られた油＋軟石鹸の上を滑り落ちながら進水していくのに対し、三菱重工の進水式は「ボール進水」。滑走台の上を船体が滑り落ちていくのは同じだが、滑走剤が直径９０ｍｍの鋼球。これが２万個も敷き詰められ、その上をゴオゥという音を立てながら滑り落ちていくのは圧巻だ

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