玄斎

 神戸は洋食と中華の店には事欠かないが、意外と少ないのが和食の店。昔、花隈辺りに結構あったという料亭は今はほぼ壊滅状態で、神戸のお金持ちは和食を楽しむためには京都に足を運ぶのだそうな。

 それでも探せば、それなりに良い店はあるものだ。自分の足で探したのではないので大きな口は利けないが、この「玄斎」という店は本格的かつ気の利いた店だ。カウンターと奥のテーブル席1つしかないが、雰囲気がとてもいい。場所も関帝廟近くの隠れ家的存在。人には教えたくないが、開店3年でもう人気店にのし上がっているようだ。

 「身土不二」。人間は生まれ育った土地の産物を食するのが一番身体に良いということを意味する言葉だとか。この言葉をテーマに、神戸近郊産を中心とした野菜や明石・淡路の魚介類をシンプルに味わえる。

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