龍野遊歩
①醤油工場を望む
②大鮎の棲む揖保川
③古い町並み
④茅葺屋根の家も
⑤赤とんぼ歌碑
⑥龍野城
②大鮎の棲む揖保川
③古い町並み
④茅葺屋根の家も
⑤赤とんぼ歌碑
⑥龍野城
姫路からJR姫新線に乗って本龍野で降りた。醤油の産地として有名だ。播磨の小京都とも言われる。播磨平野の豊かな小麦、山間部に産した質の高い大豆、手近な赤穂の塩、それに清らかな水と穏やかな気候もあって、龍野醤油を生んだ。旧藩主脇坂候の保護もあり、江戸時代から醤油の銘醸地として名を馳せた。
醤油の起源は古代にまで遡るらしいが、業として成立したのは16世紀のこと。龍野醤油は天正15年(1587)円尾屋孫右衛門、天正18年(1590)栗栖屋横山五郎兵衛によって始められた。寛文6年(1666)、円尾孫右衛門の創案以来、うすくちを特色として栄えた、という。
それにしても、このたつの市が赤とんぼの作詞で有名な三木露風、さらには哲学者の三木清、はたまた正岡子規の門弟で一高寮歌「嗚呼玉杯に」を作詞した矢野勘治の生地であることは知らなかった。