世界最大PDPテレビ


 「 国際フロンティア産業メッセ2007」が13日、神戸国際展示場3号館で開幕した。近くの神戸商工会議所神商ホールで、松下プラズマディスプレイ株式会社の代表取締役専務の鈴木茂人氏による基調講演を聴いた。

 演題は「PDPの新たな可能性への挑戦」。同社は本社の大阪府茨木市と高槻市にPDP工場を持っているが、第3、第4工場は兵庫県尼崎市に建設。この3つを結ぶトライアングルでPDP事業を展開している。2009年5月にはすぐ近くに第5工場(42型換算で月産100万枚、投資額2800億円)が完成。全体で月産196万枚体制が確立する予定。

 薄型テレビは今や松下が主導するPDPとシャープの推進する液晶が激突。熾烈な市場争奪戦を繰り広げている。PDPと液晶の違いの最大の点はPDPが自発光であること。光を発光しない部分は真っ暗で、電力消費しない上、映像に質感を感じられるという。光に満ちたショールームで見るよりも、普通の家庭で見た場合、この質感の相違が明確に浮き立つとのこと。

 テレビと言えば、奥行きの深いブラウン管が当たり前で、持ち上げるのに結構大変だったのがつい数年前までの状況だったが、あれよあれよという間に、今や主流は薄型。いったん、この大型テレビを見出したら、もうブラウン管テレビなど見られないのはよく分かる。

 講演を聴いた後、展示されている世界最大のPDPを見た。本当にでかかった。こんなのを導入すると、もう釘付けで、テレビから逃げられないだろうな。

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