塚本哲夫六甲バター社長講演会

　ＮＰＯ法人「兵庫経営塾」主催の特別経営講演会「経営者が語る」シリーズ第５回は六甲バター社長の塚本哲夫氏。１１月１日（木）、兵庫県民会館１１階のパルテホール。

・六甲バターは１９４８年（昭和２３年）、平和油脂工業として創業。マーガリンの製造からスタート。その後チーズ事業に乗り出す。昭和３５年に世界初のステックチーズを開発、昭和４６年には日本で最初にスライスチーズを開発。チーズ生産では雪印に次いで第２位、ベビーチーズのシェアは国内８０％。

・１９８５年（昭和６０年）に社長して在任２２年。「和」（ハーモニー）が社是。

・これまでは運もあったが、これからは心配。原料コストが高騰している。自分の人生で最大の試練に直面している。何としても乗り切らなければならない。

・乳製品市場は８億人マーケットだったが、これにＢｒｉｃｓ３０億人が加わる。このままなら日本は食糧難時代が来る。世界食料争奪戦。農業政策の大転換が必要だ。