神戸国際コンテナターミナル見学


 
 ポートアイランド第2期地域に商船三井が1996年4月に開業した神戸国際コンテナターミナル(KICT)を見学した。KICTのコンテナバース(PC-14、同15)は近年のフルコンテナ船の超大型化に対応するため、日本で初めて水深15mを確保したほか、岸壁延長は350m×2面を確保している。

 KICTは神戸空港から連絡橋(神戸スカイブリッジ)を渡ってすぐの月に100隻程度のコンテナ船が入港する神戸港でも一番忙しいターミナル。用地は神戸市の外郭団体、神戸港埠頭公社が所有している。オペレーターを務めるのは商船港運。

 KICTは西日本のコンテナ貨物を集約している物流拠点。ヤード上でコンテナの荷揚げを行うトランスファークレーンが17基、船との間でコンテナの積み込み・荷揚げを行うオーバーパナマックスガントリークレーン5基を備えている。

 これらはすべてコンピューターシステム的に動かしており、コンテナの配置誤差は20ミリだという。実に正確だ。これまで、ヤードの外からコンテナバースを覗いたことはあったが、中から見たのは初めて。ヤードの中で活躍しているトランスファークレーンの存在も知らなかった。

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