加藤仁『定年後』

 加藤仁著『定年後-豊かに生きるための知恵』(岩波新書)を読んだ。定年後間近かになると、どうしてもこうしたタイトルに目がゆく。自然とアンテナがそっちに向かうのだろう。やはりアンテナを張るというのは大切なことだ。

 著者が取材してきた3000人以上の定年退職者の定年後の事例をひとまとめにしたもので、2005年10月の聞いた著者の講演の域を超えない。一言で言えば、「好きなことにとことん拘り、そこから一点突破すること」に尽きる。

 1か月前に呼んだ梅田望夫著『ウェブ時代をゆく』でも「好きを貫く」生き方を提唱していたことを思い出した。やはり、「好きこそモノの上手なれ」ということなのだろう。本当に好きでやっている人には所詮敵わない。

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