全国宣伝販売促進会議

 「全国宣伝販売促進会議」が5月12日、神戸ポートピアホテルで開催された。全国から旅行代理店、旅行雑誌記者、JR関係者など約350人を集め、兵庫県の観光の魅力を紹介。それによって、兵庫県向け旅行商品の造成促進を図ることを目的に開催されたものだ。

 主催は兵庫県大型観光交流キャンペーン推進協議会(会長・井戸敏三兵庫県知事)。要は兵庫県への観光客を誘致するため、団体旅行を販売する業者や関係者向けに一大プレゼンテーションを行う会合だ。推進協議会の委員の端くれとして参加したが、これほど派手な会議だとは思わなかった。

 平成21年4月から6月の3カ月間行われるデスティネーションキャンペーン。JRがまだ国鉄だった昭和53年から始められたキャンペーンで、今年で30年の歴史を持つ。それなのに、兵庫県を対象としたキャンペーンは今回が初めてだという。キャンペーンしなくても、観光客が集まると思ったので、キャンペーンをしなかったのかどうか、真偽は分からない。

 JRは全国で駅などに「兵庫県へ行こう」を歌った3万枚のポスターを張るという。キャンペーンをすれば、1割は客が増えるというから、開催県としては魅力的にちがいない。ただ、問題は兵庫県=神戸のイメージがあまりにも強いということだ。

 神戸以外の地までどれだけ足を伸ばしてもらえるか。魅力をどれだけアピールできるか。限られた時間と予算の中で、どこをどう回るか、結構悩ましい問題である。兵庫県の観光業者がどれだけ旅行商品販売業者と関係を築けるかが勝負だろう。

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