タイムドーム明石

「築地」と言えば魚河岸であるが、市場の裏側に広がっているのが本来の築地である。結構広いが、隅田川と面する辺りは「明石町」と呼ばれている。この明石町を歩いていて見つけたのが「タイムドーム明石」。

これは愛称で、本名は「中央区立郷土天文館」。紛らわしいが、要は郷土資料室があったこの場所にプラネタリウムが引っ越してきたので、こんな名前になったのだという。
他に区民ギャラリーも併設されている。

そこで気になるのが兵庫県明石市との関わりだが、「あるようでないような関係」だという。明石から移ってきた人が切り開いたので明石町の名前が付いたという説も伝承としてはあるが、確証はないという。

面白かったのは資料室で「築地外国人居留地」の説明を見つけたこと。横浜や神戸の居留地は有名で、とりわけ神戸では「旧居留地」として今も市の中心部を形成しているのに対し、「築地居留地」を想起させるものはほとんど残されていないという。

横浜や神戸の居留地は商人が多かったのに対し、築地は外国公館、学校、教会、病院などが建ち、宣教師や教師が多く住んだという。聖路加国際病院、礼拝堂などがそれである。

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