モンブラン銀座本店

 万年筆が好きである。かつてはパイロットとかセーラーだとかいろんなものを使っていたが、いつ頃からか、モンブランに切り替えた。今使っているのはスイスで買ったもので、もう20年ほど愛用している。プライベートなメモはすべてこれで手書きしている。

 その愛用の吸入式モンブランのインク漏れが激しくなって修理に出していたが、出来上がったとの連絡をもらって銀座本店3階のカスタマーサービスに出掛けた。分解掃除、内外装クリーニング、キャップクリーニングなどを受けた上、ボディーとキャップは交換。

 破損していた場合はペン先も交換されるとのことだったが、何とか元のままで戻ってきた。書き手の癖がたっぷり付いて、書き味は何とも言えないほど快適である。本当の書く楽しみを味わえる万年筆は貴重な存在だ。

 とは言え、万年筆も永遠の存在ではない。ペン先がダメになるときが必ずや来るという。悲しいがそれが現実らしい。自前の「マイスターシュテュック ル・グラン」のほかに、一回り小柄な「マイスターシュテュック クラシック」が正月、加わった。子どもたちにもらったものだ。嬉しい。

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