不毛地帯

 ニュース以外に好きな番組は特になく、よほどのことがない限り、テレビをじっくり観ることはないが、10月から始まったフジテレビのドラマ『不毛地帯』だけは例外だ。今週で10回目。初回から欠かさず観ている唯一の番組だ。

 山崎豊子の原作のドラマ化だ。唐沢寿明扮する主人公・壱岐正は伊藤忠商事の会長にまでなった瀬島龍三氏(1911-2007)をモデルにしているといわれる。大本営参謀として第二次世界大戦を指揮し、戦後、11年に及ぶシベリア抑留を経て、実業の世界に飛び込んだ1人の男の物語である。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.