四季菜館

 東京の知人夫妻を丹波に招いた。地場の食材を提供するのが最高のもてなしだ。ところが、地元スーパーに並んでいる商品は他県産のものが圧倒的に多いのが実態だ。大量仕入れなど流通経路の問題や価格面で地元産より他県産のものがどうしても多くなるようだ。果物がその典型だ。

 そういった場合、当てにできるのが地元農家が出品している農産物直売施設。最近ではこの「ひかみ四季菜館」を愛用している。並んでいる商品がすべて近くの農家が持ち込んだ生鮮野菜ばかりだからだ。これに勝る食材はないはずだ。

 JAひかみ本所の敷地内にいつの間にかJA直営の農産物販売所「JAとれたて野菜市氷上店」がオープンしていた。四季菜館とは目と鼻の先だ。両者の関係は知らないが、JAはいわば”大企業”だ。JAを通さないからこそ安値を実現できた面もあるはずだ。敵対的な関係か、それとも共存共栄を図ろうとしているのか気になるところだ。


 季節は秋。丹波の秋は黒豆、黒大豆、丹波栗、もち米を仕入れた。メーンは但馬牛。高見牧場の肉を買い込んだ。豆腐は本庄豆腐店で調達した。

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