海ほたる@東京湾アクアライン
(建設記念碑・カッターフェイス)
1976年から約3年間、千葉で駆け出し記者生活を過ごした。松戸の自宅から千葉市まで毎日車で通勤した。その当時から房総半島と三浦半島を橋で結ぶ構想は夢物語として語られていた。千葉は行きどまり県。半島の奥に行っても、結局は戻ってこなければならない地理的宿命を帯びていた。
房総半島と三浦半島を橋で結べば、南房総の人たちは北房総まで出てくることなく、東京をバイパスして神奈川に上陸できるからだ。そんな千葉県民の悲願を実現したのが1997年12月に開通した東京湾アクアライン。一度走りたいと思っていたが、やっと実現した。個人的な念願が叶った思いだ。
千葉県木更津市と神奈川県川崎市を結ぶ。川崎市側9.6kmは海底トンネル、木更津側4.4kmは海上を走るアクアブリッジだ。その境の人工島に海ほたるPAがあった。建設記念碑のカッターフェイスの巨大さは難工事を思わせる。人間の力は偉大である。
(木更津側のアクアブリッジ)