日本がんばれ!!節電中@新宿京王モール

 東京に戻ると放射能汚染が拡大していた。東京23区の水道水を供給している金町浄水場で高濃度の放射性物質が検出され、乳児に対する摂取制限が発表された。「大人は飲んでも健康には問題ない」といくら言われても、微量なりとも放射能に汚染された水を飲まざるを得ないとなると気持ちがいいわけない。

 23日夜、ガソリンスタンドで事故後初めて給油。全く待たなかった。前日辺りから落ち着き始めたという。ペットボトルの水は既にスーパーなどの店頭から姿を消しているが、これでそれに拍車が掛かりそうだ。土壌が汚染され、水が汚染された。どちらも命の生命線である。根源的な不安を呼び起こす。

 欧米人を中心に外国からは放射能汚染に過剰とも思える反応が出ているが、案外、彼らのほうが正しい判断をしているのではないか、日本政府は正確な情報開示をしていないのではないかと思いたくなるような事態の展開だ。放射能汚染は目に見えない上、影響も長期にわたるため、極めて厄介な問題だ。

 日本を取り巻く風景は3.11を境にBeforeとAfterでガラッと変わった。Before3.11のあの明るさと輝きが嘘だったように、街全体が照明を落とし、沈んだ格好だ。節電中だから当然だが、果たして光明は見えるのか。いや、光明は待っていても来ないかもしれない。自分で探すほうが手っとり早いかもしれない。

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