防災の日

自分の命は自分で守れ!(NHKスペシャル)

 

富士山近くで震度6強(同)

 

富士山噴火もあり!(同)

 

昔に噴火したことも(同)

 

火山灰は飛ぶ(同)

 

東京都心にも火山灰が来襲(同)

 

3.11以来、日本人の危機対応がごろっと変わったような気がする。「想定外」を罪悪視し、「最悪」の事態を想定することに抵抗感が無くなった。国民に余計な心配をさせまいとする政府の”親心”が情報隠ぺいにつながったとの批判を一身に浴びてから、この傾向が強まった。

典型例が緊急時迅速放射能影響予測(SPEEDI)ネットワークシステムによる被ばく予測非公表だ。原発事故当初から仮のデータを使ってSPEEDIによる試算は行われ、放射性物質が飛んでいく方向は予測されていた。試算データはあったのに、公表されなかった。

原子力安全委員会が初めてデータ公表をしたのは3月23日。それ以降、少しずつ公開された。5月2日に細野豪志首相補佐官が試算結果未公表について、「国民がパニックになることを懸念した」と発言した。国民の命に関わる重要な情報が使われなかった。100億円以上をつぎ込んだ開発費用は死に金だった。

こういうことがあってから、何でもかんでも「最悪のシナリオ」が公然と公表されるようになった。南海トラフの被害想定も見直され、堂々と「死者32万人」が語られるようになった。日本はどうも極端に振れる。あることが起きると、それまでのことが全否定され、新しい局面に入る。飛躍するのだ。

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