風評被害に「福島はめげない」
会見テーマ:福島県産日本酒の現状
会見者:福島県酒造組合会長・新城猪之吉(しんじょう・いのきち)会長(末廣酒造社長)
2014年3月5日@日本記者クラブ
3.11で65あった酒蔵のうち55が直接被災した。それでも大半が今も酒造りを続けている。震災の年こそ全国各地から応援の注文が入ったが、事故後の酒米を使った新酒になった途端、注文が来なくなったという。
特にギフト需要が大きく落ち込んだ。「自分は気にしないが、お客さんへは贈れないよ」と言われた。思い起こせば、2011年の夏。中元で贈った桃はいつもの福島県産ではなく、山梨県産に切り替えた。これも風評被害なのだろう。