リブキン米国務次官補「AIIBには参加しない」

スピーチするリブキン米国務次官補(日本記者クラブ)

スピーチするリブキン米国務次官補(日本記者クラブ)

 

ゲスト:チャールズ・リブキン米国務次官補(経済商務局)
テーマ:「The Internet:Data Privacy and Innovation」
2015年4月6日@日本記者クラブ

 

リブキン米国務次官補(経済・商務担当)はインターネットのデータプライバシーとイノベーションについて短いスピーチを行ったが、会見に出席した記者たちの関心は中国が主導して設立している「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)一色だった。

中国は3月末で原加盟国の参加表明を締め切ったが、G7(先進主要国)の英国、ドイツ、フランス、イタリアを含め50カ国以上が参加を表明。主要国で参加表明を見送ったのは米国と日本だけになっていた。

日本政府は既にAIIBの組織運営が不透明であることなどを理由に判断の先延ばしを決めた。日本の姿勢はむしろ米国の方針に追随したもので、リブキン国務次官補も「今参加することは全く考えていない。高い管理基準で運営されることが重要だ」と強調した。

リブキン氏の国務次官補就任は2014年2月13日。駐フランスおよびモナコ米国大使を4年以上務めた上、現職に就いた。公職に就く前は子ども・家族用エンターテインメント企業「ジム・ヘンソン・カンパニー」の社長やCEOを務めた。

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