ハーモニカ・ジャズ

 

うなぎの寝床のような・・・

うなぎの寝床のような・・・

 

只今演奏中…

只今演奏中…

 

演奏を終えて…

演奏を終えて…

 

最近ちょくちょく通っているジャズカフェ「アディロンダックカフェ」(千代田区神保町)で火曜と土曜の夜に行われるライブを初めてのぞいた。夜7時半から10時頃まで2回のステージ。

音楽に詳しいジャズ通でも、ときどき足を運ぶ熱心なファンでもない。気が向いたらふらっと行く程度。とにかく、音楽そのものとの付き合いがほとんど切れている。

若い時は音楽抜きの生活なんて考えられなかった。今の若者もそのようだが、常に音楽が身近にあった。いつもそばで音楽が流れていた。それも、社会人になって仕事が忙しくなると、縁遠くなっていく。大体の人がそうだ。

仕事ばっかりの人生が一応終わって、少しくらいの時間的ゆとりができると、たまには音楽を聴きたくなるものだ。時間とお金の余裕次第だが、そういう場所に遭遇すれば、音楽にしっかり浸かっていた昔のことを思い出す。

この日ステージに登場したのはベース、ピアノとハーモニカ。ハーモニカでジャズを演奏することがあるなんて、知らなかった。もちろん、聴いたのも初めてだった。何とも哀愁を帯びた音色が奏でられた。

「ハーモニカはジャズの世界では希少価値である。ハーモニカの演奏特性として『吹くだけでなく、吸うことも同じようにしなければいけない』ということがなかなか難しい、とのこと」(ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ

「逆に、有利なところはやっぱり『泣ける』音を出せるというところ。口に一番近いところで全てを演奏する楽器ですから、口で言いたいことが伝わりやすい。音に微妙な音程の変化をつけたり息モレをさせることですごくセクシーな響きを作ることが出来る」(同)

聴いたのは6曲+6曲。いろんなジャンルの曲をジャズとして演奏されたが、気に入ったのは「Oblivion」(忘却、原語J’oublie)。アルゼンチンの作曲家でバンドネオン奏者のアストル・ピアソラ(Astor Piazzolla、1921-1992)がイタリア映画の映画音楽として作った曲。

映画曲としてはヒットしなかったが、イタリア人歌手ミルバが歌って知られるようになった。

 

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=lzC1kKZGxBg[/youtube]

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