都議選、小池支持勢力が過半数

 

小池支持勢力 過半数確保確実

 

都民ファースト党は圧勝だった

 

都議会選挙が2日、投開票され、小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」が自民党から第一党の座を奪い、公明党などと合わせた小池支持勢力で過半数(64議席)を上回るのは確実な情勢。3日朝の朝刊を見れば、都民ファースト49+公明党23+生活者ネットワーク1+無所属小池系6=79議席と圧勝だった。

投票は午後8時に締め切られ、即日開票に入った。都民ファーストがこの時点で36だったのに対し、自民は0。これほど自民党が大敗したのは初めて。惨敗だった。都議会自民党現職で幹事長を務めていた高木啓氏(52)が北区で落選したほか、議長の川井重勇氏(69)も中野区の議席を失った。

7期務め、「都議会のドン」と呼ばれた前都連幹事長、内田茂氏(78)の引退に伴い擁立された中村彩氏(27)も初戦敗退となった。中村氏は敗因を「自分の勉強努力不足」としながらも、「自民党が正さなければならないこともある。国民の代表として、普通に考えてやらないだろうということをやってしまっている」と、国政に翻弄された悔しさをにじませた。

東大名誉教授の御尉貴氏は4日の日経朝刊で、「安倍政権は安倍晋三首相の1強状態のもと、強気の政権運営を続けてきた。『野党には対案がない』として与党の政策を押し切り、世論も前の民主党政権よりはましだとの思いで容認してきた。しかし、『共謀罪』の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法や『加計学園』問題などを巡る通常国会終盤の対応は世論も受け入れがたいほど、政権の強引な体質が如実に表れた。都議会の選挙結果は、政権には打撃だ」と書いた。

世論はお見通しである。世論をバカにした政権の末路は危うい。

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