エルネスト

 

チェ・ゲバラの”意志”を継いだ男

 

監督・脚本:阪本順治
主演:オダギリジョー
配給:キノフィルムズ/木下グループ
2017年日本・キューバ合作映画
10月6日ロードショー開始@2017年8月23日日本記者クラブ試写会

 

「若く見られるが、来年還暦なんです」と語る阪本順治監督

 

「若そうに見えますが、私来年還暦なんです」と自身を語った。自分の学生時代(横浜国立大教育学部中退)は内ゲバの時代で、大学には新聞会に行くためだけに通ったと述べた。授業料未納につき中退になったのが真相だとも語った。そういう時代があった。

早稲田で学生時代を送ったと思ったが、横国大だった。上映前に監督が映画制作にまつわるエピソードを少し話した。チェ・ゲバラはキューバ革命後、訪日。その記録メモが残されていた。そのあたりも最初に出てきた。

日本からキューバに連れて行ったのはオダギリジョーだけで、あとはキューバ人俳優を使ったという。よくできていた。キューバは格差は少なく、「等しく貧しい」と語った。

 

キューバ革命の英雄チェ・ゲバラ。自らの信念を突き通した行き方、その比類なきカリスマ性によって今なお世界の人々を魅了し続けているこの男は、1967年、ボリビア戦線で命を落とした。

同じ頃、ボリビアでゲバラと共に行動し、ゲバラからファーストネームである「エルネスト」を戦士名として授けられた日系人がいた。その名はフレディ前村。日系二世として生まれたフレディは、医師を志し、キューバの国立ハバナ大学へと留学する。

そしてキューバ危機の最中にチェ・ゲバラと出会い、彼の”意志”に共感し、ゲバラの部隊に参加。ボリビア軍事政権へと立ち向かっていく。

没後50年の時を経て明かされる真実の物語。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.