カラカラ天気
首都圏で雨の降らない日が続き、乾燥状態となっている。都内の「無降水日」は24日までで12日連続。空気が乾燥し、幼稚園・保育園や小学校などでは学級閉鎖が相次いでいる。子どもがかかり、それに親がうつる。親が治ったと思ったら、別の子どもがかかるといった具合だ。
カラカラ天気が続くのは大陸に高気圧、日本の東に低気圧がある冬型の「西高東低」のため。「冬型の気圧配置になると大陸からの冷たい北西の風が暖かい日本海を渡り、水蒸気の供給を受けて雲が発達し日本海側の各地に雪を降らせる。その後、山越えの乾いた気流となって関東平野などに吹き降り乾燥した晴天をもたらす」(日経1月24日夕刊)という。
気象庁がまとめた東京の1月の降水量は1940年の0.0ミリが過去最少。2位は63年の0.2ミリ。3位は76年の0.5ミリ。今年1月は24日までで合計0.5ミリ。
このまま月末までまとまった雨や雪がなければ、43年ぶりの少雨記録となる。
そんな中、わが家の庭で梅が一輪咲いた。初孫の誕生を記念して植樹した枝垂れ梅だ。その孫も4月には小学4年生となる。毎年咲く「梅一輪」を眺めながら、自分の老後を感じる。