堪能した「東秩父村」ミニドライブ

 

ここは埼玉県の東秩父村!

9月23日(月)の秋分の日に放映されたテレビ朝日系列の「帰れマンデー見っけ隊!!」を見ていた家人が秩父の広大な風景を気に入った。「行ってみたい」と言い出した。行くのはもちろんドライブ日和の日に限る。

そうしたら、すぐにその日がやってきた。「ドライブしたい」と話した翌日である。25日の水曜日。天下の平日だ。東京・練馬の自宅からだと片道約100キロ、約1時間半ほどの近さだ。

向かったのは埼玉県東秩父村の秩父高原牧場「彩の国ふれあい牧場」(東秩父村大字坂本)。

東京からだと埼玉県はお隣の県だ。あまりにも近すぎて意外にもそんなに足を運んでいない。埼玉県を代表する観光地・長瀞町の荒川ライン下りやせいぜい夜祭りで有名な秩父市くらい。東部はほとんど知らない。

しかも、秩父高原牧場は秩父市ではなく、東秩父村にあるという。東秩父村は埼玉県でも西部に位置する県内でも唯一の村。秩父盆地の東側にあることから東秩父村と名付けられたが、ややこしい。

関越自動車道を花園ICで降り、国道140号を秩父方面に向けてまっしぐら。寄居町で皆野寄居バイパス(有料道路)に乗った。しかし着いたのは同じ高原牧場でも想像していたのとは全く別のところだった。

第1、山の上から眺められるような土地ではなかった。不思議に思っていると、余計に分からなくなった。ナビも3年たった。過去3年以内に新設されたルートは更新されない。

途中で見掛けた埼玉皆野太陽光発電設備(カナディアン・ソーラー社製、1.79MW)

何とか二本木峠に出たら、5月上~中旬は山つつじが群生しているという看板が立っていた

仕方がないので、ナビに高原牧場の正確な住所を入力した。最初からそうすべきだった。「名称」のほうが簡単だからついそうしてしまうが、意外と別の場所に誘導される可能性がある。

結局、ナビが案内したのは登谷山(とやさん=668m)や皇鈴山(みすずやま=680m)など狭い狭い山道を縫うように走る道で、かなり難渋した。ようやくアスファルト道路の広がっている二本木峠(にほんぎとうげ)に出たときは正直ホッとした。どうも県道361号三沢坂本線で釜伏峠と二本木峠を走ったようで、道は急峻な林道だった。対向車が来ることを心配しながら通った。

彩の国ふれあい牧場からの眺め

雄大な眺めだ

子牛たちが草を食べていた

子どもが近づいていけば、自由に「ふれあい」もできる

それどころか、向こうから寄ってきてズリズリと・・・

日本はあっさりと「牛の横断あり」とだけ

秋が深まると、ススキも黄金色に・・・

コスモスも・・・

銀鱗亭で渓流定食を・・・

ヤマメを頭からガブッとやった

店の横は小川が流れている

銀鱗亭に到着したのは午後2時。いつも作る3倍の量を作って待ち構えていたが、それもすっかりはけ従業員は疲労困憊。新ソバは無くなったが、うどんならできるといわれ、それを頼んだ。付きだし、ヤマメ唐揚げ、天ぷら、冷やしうどん、デザートの渓流定食は1300円の安さだった。

9月と言えば、曼珠沙華の季節でもある。道路沿いのあちこちに火のように真っ赤な曼珠沙華が咲いている。

槻川河畔にはたくさんの曼珠沙華が植わっていた

自然に生えたのか、それとも植栽したのか

銀鱗亭の主人に教わったのが槻川(つきかわ)流域。店から5キロくらいのところに川が流れ、その周辺にかなりの範囲で曼珠沙華が植わっている。

それでも今年は開花が例年より遅れているという。しっかり咲いているものもある一方、まだこれからのものもあった。

花和楽(かわら)の湯

ミニドライブの締めはやはり温泉だ。スマホで近隣の日帰り温泉を探した。たくさん出てきた。

帰りは嵐山ICから乗るので結局、小川町の温泉に行った。おがわ温泉「花和楽(かわら)の湯」。これがすばらしかった。

全国津々浦々いろんなところでいろんな温泉に入っているが、人にとって基準はまちまちなれど、自分的には文字通り1番だった。

まずどこにもテレビがない。静かだ。平日で客が少ないこともあるが、それだけではない。閑静なのである。

東秩父村で咲いていた蛍草

東秩父村公式観光サイトはここ。

 

 

 

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