新型コロナ「8割外出削減」を目指す=具体的には「3密・夜の街」10割、外出8割、仕事4~8割

 

8割削減なら収束か、7割なら2カ月以上要する(NHKプラス)

政府の新型コロナウイルス専門家会議の尾身茂副座長は8日夜のNHKニュースウォッチ9に出演し、安倍晋三首相が緊急事態宣言を発令し、人と人との接触機会を8割減らしてほしいと国民に要請したことについて、「これ以上遅いとオーバーシュート(爆発的な感染拡大)の軌道に入り、取り返しが付かないことになる」と述べ、発令は「ギリギリのタイミングだった」ことを明らかにした。

また上記グラフを引用し、接触機会の対策が何も講じられなかった場合はオーバーシュートに突入し、2割減らしてもほぼ同様の爆発的軌道に乗ると述べた。人との接触機会を8割減らすことができれば、感染者数は急減し、1カ月程度で収束に向かう一方、7割の場合は急減の山が低くなり、収束に向かうのは2カ月程度かかる見通しを持っていることを示した。

 

漠然と8割削減ではなく、トータルとして実現を(同上)

 

8割削減について街の人たちはインタビューで「難しい」との感触を述べているが、尾身氏も「難しいとは分かっているものの、やらざるを得ない」と指摘した。8割削減のうち、クラスター感染の最もリスクの高い3密と夜の街については10割削減してもらいたい、外出は散歩やジョギングなどを除いた8割、仕事は最初の4割からテレワークなどを通じて8割にまで引き上げていく方法を提唱した。

トータルで人と人の接触を8割回避することが実現されると感染症の歴史や理論からみても間違いなく感染者の数は減ると力説した。減らなかったら8割削減を回避できなかったことになる。何とか工夫して実現したいと述べた。

 

 

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