米軍の全面協力を取り付けグラス艦長も格好良かったが、やはり『ハンターキラー』は期待外れ

 

米原潜アーカンソー(PC)

 

作品名:ハンターキラー潜航せよ
監督:ドノヴァン・マーシュ
主演:ジェラルド・バトラー(アーカンソー艦長のジョー・グラス役)
セルゲイ・アンドロポフ(アーカンソーに救出されるロシア潜水艦艦長のミカエル・ニクヴィスト役)
原作:ドン・キース、ジョージ・ウォレスの小説『Hunter Killer』
2018年イギリス映画
Wowow@自室パソコン

 

魚雷の発射に身構えるグラス艦長

 

■興行的には失敗

 

「ワイルド・スピード」製作陣が放つ潜水艦アクションの新境地という文句に期待が膨らんだが、どうも期待外れ感が大きく、がっかりした。攻撃型原潜×ネイビーシールズが強力タッグを組んだが、どうも2ストーリーを見せられ、焦点がぼやけてしまった感じが強い。

ウィキペディアによると、製作費4000万ドル(約42億円)に対し、北米興行収入は2900万ドル(約30億円)にとどまった。興行的には大幅な赤字で、大コケだった。

グラス艦長に現代を代表するアクションスターの1人、『ジオストーム』のジェラルド・バトラー。学歴もなく軍人のエリートコースからも外れ、現場での実力だけで艦長まで上り詰めた男が、緻密な計算力と大胆な決断力で危機に対応していく様子は爽快ではあった。

しかし潜水艦の危機感がかなりリアルに描かれていたのに対し、米軍司令部の危機感はさほどでもなかった。ネイビーシールズもたった4人でロシア軍との戦闘も甘く、ロシアの戦闘能力もむしろひ弱に見えたのはなぜだろうか。

 

ダラス艦長

 

救出されたロシア艦のニクヴィスト艦長

 

■ロシア国防相がクーデタ、大統領を拘束する

 

日本での公開が決まった段階で鑑賞の予定に上げていたが、日程がうまく合わず、延び延びになっているうちに終わってしまった。結局、この映画を見たいためにWowowに加入したみたいだが、正直それほどまでして見たい映画でもなかったというのが偽らざる感想だ。

ストーリーは「ロシア領バレンツ海で米海軍潜水艦USSタンパベイが何者かに撃沈され、消息を絶つ。軍上層部は詳細を調査するためジョー・グラス艦長の指揮する潜水艦USSアーカンソーの派遣を決定する。

一方、ロシア連邦のザカリン大統領は北海にあるポリャルヌイ海軍基地を訪れていたが、ドゥロフ国防大臣率いるタカ派がクーデタを起こし、身柄を拘束してしまった。

事態を察知した米国は4名のネイビーシールズを現地に派遣し、情報収集を行いつつ、状況の打開を模索する。ジョン・フィスク海軍少将はザカリン大統領を救出する作戦を立案し、ドーヴァー米大統領は世界の秩序を守るべく作戦を承認する。

任務を受けたUSSアーカンソーは死地へと潜入していった。」(ウィペディア)

 

 

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