インドア専門で寒さに震えながらテレビに釘付け=今年も典型的な巣ごもり生活の再現か
■年賀状が年明けに
正月も3日。気象庁によると、日本列島の上空約5000メートルには氷点下30度以下の寒気が入っており、関東地方は震え上がった。大雪が降り続く北日本や東日本の日本海側とは打って変わった青天だが、昼間でもガタガタ震える始末だった。
今年は年賀状を年内に作成しなかった。作成する時間はあったものの、着手しなかった。プリンターの調子が悪く、おまけにプリンターインクも黒を除いてカツカツで、写真を印刷するには整備が不十分だった。
しかし、これらは言い訳にすぎない。やろうと思えば、やれた。やる気がなかっただけだ。インクも暮れの27日には新宿のビックカメラに行って調達していた。プリンターはHP製。インクもHP製のを使うべきだが、あまりに印刷が多いので再生品に切り替えた。
再生品でも十分印刷できる。鮮明度にそれほど気にしないのならば、値段が純正品のほぼ半分の再生品のほうが助かる。私が使っているのはエコリカ(本社大阪市)社製品。一度ジット製を使ってみたが、うまく印刷できなかったことがあって最近はエコリカ一本に絞っている。
同社はリサイクルインクカートリッジを開発・製造している。エプソン、ブラザー、リコー、NEC各社の使用済みカートリッジを回収し、リユース(再利用)しており、とにかく安いのが消費者に受け入れられている。純正品価格に対して約半値。半面、インク残量が表示されないなどの”欠点”も備えている。ただこれは互換メーカーの宿命ではないか。
この記事を書くに当たってエコリカのHPを見たら、訴訟沙汰になっていた。エコリカが昨年10月27日、キヤノンを大阪地裁に訴えたのだ。エコリカのインクをキヤノンのプリンターに装着したら、インク残量が表示されなくなるなどの不具合が生じるという。
HP用でもインク残量は表示されない。ほかにも理由がありそうだが、本稿では触れない。エコリカはフリーライダー(ただ乗り)ではあるものの、ユーザーにとっては安価は魅力。ユーザーの評価は高い。キヤノンにも言い分はあるに違いない。
■今年はテレビ鑑賞が多かった
今年の年末年始はよくテレビを見ている。テレビを見るしかないためだが、大晦日の紅白歌合戦から始まって正月元旦は3男ファミリーがきてカニ鍋で正月を祝った。2日は『立花登スペシャル』(原作・藤沢周平)、3日は『箱根駅伝』、『麒麟が来る』、それに木村拓哉主演の『教場Ⅱ』前編を視聴した。多分4日(月)も『教場Ⅱ』後編を見るのは必至だ。
孫たちとゲーム『人狼(じんろう)』や『UNO』をやりながらだから、テレビに向かっている時間はかなりのものになる。
今年の第97回箱根駅伝(全10区間)は見る方にとっては面白かった。往路は創価大学が有力校に大差をつける力走で制覇。復路も順調にタイムを刻み、6区と8区で詰め寄られながらも、7区の原富が区間2位の走り、9区の石津が区間1位で好走した。
最終10区も創価大のアンカー小野寺勇樹と2位駒澤大の石川拓慎の差は3分19秒あった。それが大八木監督から名文句の「男だろ!」のエールが飛んだ。石川は「よっしゃ」とスイッチを入れ、残り2.1キロ地点でへばっていた小野寺を追い抜いた。
箱根駅伝は全10区、200キロ超の長丁場だ。それが最後の最後で追いついた。解説者は「ここで追いつくのは難しかったが、これは大八木監督の執念でしょう」と述べた。アンカーでの劇的な逆転優勝だった。
20年前には駒大が逆に順天堂大に抜かれた逆バージョンだった。久しぶりに感激した。後年まで伝えられることだろう。
「植物を撮影するとその種別名前がわかる」というアプリ「Picture This」が人気を集めている。植物をすぐに識別してくれるので道ばたで「これ何という花だろう」と思った場合、極めて便利である。
カメラを植物に向けてボタンを押すと10秒で判定が出てくるのがすばらしい。年間2600円らしいが、自分で購入しておきながら契約を確認できないのがおかしなところ。
悪質だなと思うものの、頻繁に使うのなら2600円も惜しくはないか。