【散歩】半袖でないと暑苦しい日差しの中を練馬春日町や田柄の裏道を歩く

 

ヤマボウシ

 

■シンボルツリーとして人気のヤマボウシ

 

庭木として最近人気の高いのがヤマボウシ。春には花、夏にはグリーン、秋には果実と紅葉。1年を通して楽しめる理想的な庭木だ。シンボルツリーとしている家も結構多い。

ヤマボウシは日本や中国の山野に自生する高木だ。咲き始めはクリーム色、徐々に白に変化していき大輪の花を咲かせる。花付きもいい。

品種によっては白ではなくピンクの花を付けるベニバナヤマホウシやステラピンクもある。ステラピンクはハナミズキとヤマボウシの長所を持ち合わせた交配種で、花は丸みを帯びている。

 

ここもいずれ住宅が・・・

 

■時代の変化受け街並みも変わる

 

われわれが高松3丁目に引っ越してきた25年ほど前は練馬はまだ畑が多かった。地主が土地を手放さなかった。売りに出るのは相続税対策のためだ。結局都営大江戸線「光が丘駅」から徒歩20分ほどの土地が売りに出され、それを何とか入手した。

しかし、時代は動いた。軒並み土地が手放され、至る所で新築工事が繰り広げられている。古くなった家は軒並み新しく建て替えられている。大体20年くらいで替わっている。数件たち替われば街並みが変わる。これも時代の変化なのかもしれない。

 

これは「緑のカーテン」?

 

■ノウゼンカズラで苦い思い出

 

練馬春日町の裏道を歩いていてこの光景にぶつかった。これは「緑のカーテン」か、それとももう手が付けられなくなったのか。

家にツタを生やしてはいけないことは自宅の壁に這わせたノウゼンカズラで思い知った。苦い経験がある。ノウゼンカズラはきれいな花も咲き、見た目は美しいが、成長しすぎると「きれい」が「怖く」なる。収拾がつかなくなのだ。

そのあまりの生命力のすばらしさにあきれ、驚き、怖くなった。植物の生命力の怖さを思い知らされて恐ろしかった。

 

花は美しいが・・・(2019.6.19)

 

迫ってきて・・・(同上)

 

枝や幹から「気根」が家の中まで侵入してくる(同上)

 

■根絶するのは至難の業の「グリーンハウス」

 

2階建て家屋の1階の横手に植え、壁に這わせたが、いつの間にかするすると伸び、あっという間に2階まで達した。ツルが窓を這って屋内に入り込み、網戸が開かなくなった。枝や幹から「気根」と呼ばれる根を出してくる。

花は確かに美しい。美しい花を咲かせるが、家を駄目にもする。植える場所さえ注意し、きちんと管理すれば問題はないが、これを知らないと大変なことになる。

この家の住人もまさかこうなるとは思ってもいなかったのではないか。最初はヘチマか朝顔かを壁に這わすつもりでいて、「グリーンカーテンがきれいだな」とのんきに構えていたら、いつの間にかグリーンが家全体を覆ってしまったのではないか。

生やすのは簡単だが、根絶するのは至難の業だ。お金をかけて除去しても家に跡が残る。

夏季には大量の虫が発生するともいわれる。売却も難しい。ツタが越境したら隣ともめることにもなりかねない。そんなことを思った。わが家の壁は今も結構よごれている。

たまたま人の目に触れない場所なのに何とかなっているが、どうにかしなければならないことをまた思い出してしまった。

同じ株から何色も

 

「アジサイの花は土壌酸度により色が変化し、酸性なら青、アルカリ性なら赤になる」のが普通だと思っていたが、最近はイノベーションが盛んで1本の木に3色が混合するケースもあるようだ。

下の土壌をしっかり確かめなかったのではっきりしたことは言えないが、上から見る限りどうもそのようである。今年の4月に山梨県に行った際、3色花桃を見た。

花桃のアジサイ版らしいが、イノベーションのお陰で花の世界も大変なことになっているようだ。

すぐそばにバラの素敵なおうちも

 

これはずごい門構え

 

こんなパン屋さんも

 

■オリジナルアイスがおいしい!

 

練馬春日町の裏通りを歩いていたら、いつの間にか光が丘と平和台を結ぶ道路に出た。田柄という地名はかなり古く、現在はほうれん草の作付面積が練馬区内でも最も大きい。1丁目から5丁目まである。疲れたので一休みすることにした。

光が丘に近いところにあるのが「ベーカリーオールドキッチンオーガニック」光が丘店(練馬区田柄5)というパンの店。2階がロフト形式のカフェ。かなり低く、背中を曲げないと頭を打つ。事実打った。椅子に座らないと立っていられない。

としまえん店、春日町店の3店舗で経営しているという。健康志向のパン作りを実践し、「私達の作るパンには、こだわりと定義があります」と主張している。

●全て心を込めて、毎日手作りしております。
●小麦粉は、北海道産高級ブランドのはるゆたか100%を使用。
●自家製培養酵母、有機穀物酵母、白神こだま酵母を使用。
●添加物、保存料、着色料、化学調味料は一切不使用。
●圧搾菜種油、オーガニックオリーブオイル、無添加国産バター使用。
●長時間低温熟成させた生地を使用。
●肉は一切使用せず、豆腐、大豆ミート、きのこ、無添加ツナを使用。
●食材はできる限りオーガニックのものを使用。

 

2階は天井の異常に低いテーブル席

 

オリジナルの「ラムレーズン」

 

ここの自慢はやはりアイスクリーム。オリジナルだ。カップの中にしっかり詰まっている。ラムレーズンを買って食べた。濃厚で一度食べるとその味が忘れられない。やみつきになりそうだ。

このアイスを目掛けて田柄にはまた出掛けることにしよう。

 

ピンク・ノック・アウト(フランス)

 

■病気もノックアウト!

 

光が丘に来ると、最近はどうも「四季の香ローズガーデン」に引っかかるようになってしまった。無料だし、柵はあるものの、基本的に出入り自由なのがいい。リニューアルオープンした5月1日は非常事態宣言が出ていて閉園だったが、12日から開園した。

バラの花図鑑によると、これは病気に強い品種のノック・アウト。非常に花付きが良く、春から晩秋まで繰り返し咲き続けるという。耐病性にすぐれ、耐寒性や耐暑性も強い。品種名「ノック・アウト」も抜群の耐病性の高さにちなんでいるという。

ノック・アウトは2000年、フランスで作出され、2018年の世界バラ会議(コペンハーゲン)で、バラの栄誉殿堂入りを果たしている。

樹形は横張りのブッシュ樹形。高さは1m前後で、きちんと管理すればかなりの大株に育つという。

抜群の耐病性と耐暑性、耐寒性、さらに害虫にも強いノック・アウトは初心者が最も育てやすいバラの1つと言えそう。ノック・アウトには同じように花付きが良く、耐病性が高くて育てやすい性質をもつノック・アウト・シリーズといわれる品種具がある。

その中でピンク色の花が咲くのがこの「ピンク・ノック・アウト」だ。

 

レディ・エマ・ハミルトン(イギリス)

 

■初心者に一推しの育てやすいバラ

 

こちらの「レディ・エマ・ハミルトン」も初心者のファーストローズに一推しの育てやすいバラだそうだ。優しい花姿で香りが素晴らしく、完全四季咲き。耐病性、耐陰性も高い上に害虫対策もしやすい。手入れの楽チンなバラだという。

2005年、イギリスのデビッド・オースチン・ロージズ社による作出。フルーツ系のうっとりするような甘い素晴らしい強香。ロージズ社はハミルトンの香りを「洋ナシ、グレープ、シトラスの調べのフルーツ系の濃厚かつさわやかな香り」と表現しているとか。

 

ゲッケイジュ

 

実は四季の香ローズガーデンにはリニューアルオープンに合わせて「香りのハーブガーデン」が整備・開園した。ポプリガーデン、ティーガーデン、キッチンガーデンに区分けされている。

キッチンガーデンに一画に鉢植えされていたのが月桂樹(ゲッケイジュ/ローリエ)。クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木。LOVEGREENによると、10mを超えることもある。葉は厚くて硬くつやがなく、花後に新枝がグンと伸びる。雌雄異株だが、日本で見掛けるのは雄株が多いといわれる。

春にポンポンのような薄黄色の花を咲かせ、秋には紫色の実を付ける。葉は独特の芳香があるので、ローリエやローレルの名で料理の香味料として特に煮込み料理などに使用される。

ゲッケイジュは排水性がよい肥沃な暖地でよく育つ。耐陰性もあり刈り込みにも耐えるので庭園や公園などにも広く植えられている。原産地は地中海沿岸。

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