【地震】宮城・福島などで震度6強、東京も震度4=大震災思い出させる深夜の激震

宮城・福島で震度6強(NHK)

 

■宮城・福島で震度6強

 

16日午後11時36分ごろ、宮城県登米市や福島県相馬市などで震度6強を観測する地震が起こった。震源地は福島県沖で深さは約57キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.4と推定される。

政府によると、4人が死亡し、少なくても計97人がケガをした。東北新幹線の列車が脱線し、17日の始発から一部運転を見合わせた。影響は長期化する可能性がある。

原子力規制庁などによると、東京電力福島第Ⅰ原子力発電所2号機で使用済み核燃料プールの冷却が停止した。水温が急上昇することないという。第1原発5号機と福島第2原発の1号機と3号機、東北電力女川原発1号機のプールの冷却も1次停止し、その後復旧した。

 

津波注意報も(NHK)

 

■首都圏も広範に停電

 

東京もかなり揺れた。これほど大きな地震に遭ったのは2011年3月11日以来だった。揺れはガタガタと結構長く続いた。震源地と200kmも離れているのにこれほど揺れるかと思った。震度4だという。怖かった。東京でそう思うくらいだから、現地はもっと深刻だっただろう。

宮城県白石市では東京発仙台行きの東北新幹線やまびこ223号が白石蔵王駅(宮城県白石市)から約2キロの地点で脱線。78人が乗っていたがけが人はいなかった。

日経新聞によると、福島市の男性会社員(37)は事故の模様について「すごい揺れでバウンドしている感覚だった」と振り返る。また仙台市の男性会社員(28)によると、停車後の大きな揺れで脱線した可能性もあり、社内は停電。寒さ対策で乗客は1つの車両に集まるようにしていたという。

東京都や横浜市内など首都圏でも広い地域で停電した。練馬区は幸い停電はなかったものの、普段は不夜城のようだった新橋駅周辺が真っ暗なのには驚いた。

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