【散歩】バラを見てお昼を食べて白雲木の花を見て買い物をして、とにかく散歩は忙しい=IMAイマミセ3階に蕎麦処「いなたや」を発見

開花が終わりに近づいたクレマチスは色も抜け具合に(2023年4月23日)

やはり開花間近のクレマチスは花色も鮮やか(2021年4月28日)

 

■余命宣告はむごい

 

サクラもそうだが、今年は花の開花が例年より3週間は早い。毎年太陽に向かって咲くクレマチスも大きさは変わらないものの、色の鮮やかさは失せてきた。色彩も当初の勢いは薄れてきた。2021年に撮ったクレマチスと比較するとよく分かる。

もう半年近く咲いているクリスマスローズも最初は赤だったが、いつの間にか色が薄れ、白くなってきた。最初は小豆色をしていたのに今は白い。どんな花も老いると若い頃の鮮やかさは消えてなくなるものだ。

歳は取りたくないものだとつい考えてしまう。人の命ははかないものだ。花のことを考えていると、つい自分のことを思ってしまう。

余命宣告を受けた人が急に元気がなくなる。もっと生きたいと思っていても、最近は医者から直接「あと3カ月ですよ」などと宣告される。とたんに生きる気力を失ってしまうのだ。

厳しいものである。

 

クレオパトラ?

 

■隣家のバラはもう咲いている!

 

こちらはお隣のそのお隣の玄関に咲いているバラ。バラの季節は5月なのに、4月にもう咲いている。自分の庭にもバラを植えているが、お隣のお隣には負ける。1週間ほど前にはまだ蕾だったが、2日前に開花した。見事なものだ。

バラ、バラと騒ぎ出したのは去年辺りから。急にバラが好きになった。最初に出会ったバラは京成バラ園芸が丹念に育てたピンクノックアウト。

地元にある区立バラ園で開かれた初心者コースの栽培講座に参加したのがきっかけだ。定年後時間もあってバラに飛びついた。それまで周りにはいろんなものがあったはずだが、この歳でバラに吸い寄せられた。

昨年5月のバラ講座でたまたま遭遇した。本当にピンク色ですっきりとしたピンクだった。四季咲き中輪系の名花で、「耐病性に優れ、乾燥にも強く、低肥料で年々株が広がる画期的なバラ」だったはずだった。

それなのに何も知らない素人の私はあまりにも猫かわいがりすぎて、結局枯らすことになってしまった。後で地団駄踏んだが、返ってこない。またどこかで再開すると願っているものの、まだ果たしていない。

「四季咲き性が特に強く、春から晩秋まで途切れることなく咲き続ける」はずだったが、昨年5月に買って10月には枯れてしまった。残念でたまらない。このブログでもバラ関係の記事には何度も出てくる。

 

レモン・フィズ(作出国ドイツ)

私の好きなダブル・デライト(作出国アメリカ、1976年)

二番花以降も次から次へと蕾も大きく膨らんで・・・

ドゥフトボルケ(作出国ドイツ、1963年)

 

■マイローズガーデン

 

練馬区立四季の香りローズガーデンはバラ園としては規模が小さい。日本最大のバラ園は岐阜県可児市の花フェスタ記念公演のばら園であり、7000品種、6万1000株を誇る。次に大きいのはかのやばら園(鹿児島県、4000品種5万株)、花鳥渓谷(青森県、1000品種5万株)だとか。

東京新聞(2007.4.29)大図鑑によると、東京都では調布市にある神代植物公園のバラ園が400品種・5200株のバラが植栽されており都内最大のバラ園として有名だ。

ほかにも都内には日比谷公園や旧古河庭園、新宿御苑などたくさんある。そんな中で私は地元・練馬区の四季の香ローズガーデンがやはり好きだ。千代田区や新宿区、港区、文京区、江東区、荒川区、足立区、渋谷区、世田谷区、江戸川区、目黒区、北区などほとんどの区が自前のバラ園を持っている。

その中でも練馬区のローズガーデンは小さいながらも手に触れられる至近距離が実に心地よい。バラの香りを自分の鼻で直接嗅ぐことができるのが最高だ。

「四季の香」と名前にあるように、香りで分けてあるガーデン。ダマスク、スパイシー、ミルラ、フルーティー、ブルー、ティーの6種類に区分けされている。今年こそはと思うものの、それがなかなか分からないのが問題ではある。

 

そばがきのお汁粉は絶品だった!

 

■蕎麦処「いなたや」はクール!

 

自宅からブラブラ歩いてローズガーデンまでは20分。ハーブを眺めて、既に咲き始めたバラを鑑賞する。暖かい日差しの中で楽しんだ。

既に午後1時30分。お腹が空いた。IMAイマミセ3階の蕎麦処「いなたや光が丘店」に初めて入った。ほとんどの店に入っているが、ここだけはまだだった。そう言えば霞が関駅の構内にある、稲田屋はなれと銘打ち接待を意識した霞が関店に一度行ったことがあることを思い出した。

普通の店とメニューが違っている。「三種の春野菜とちりめん山椒のひやかけそば」(1380円)も面白い。一工夫してあるところが嬉しい。あっさり素材の味わいの中に、手作りちりめん山椒がしっかり香っている。

花かご御膳(2480円)も楽しい。刺身、鴨ロース煮、季節の蕎麦前など全7品の花かごに、当店名物「天ぷらせいろ」が付いたセット。純米吟醸「稲田姫」を冷やで飲むのもいいかもしれない。

そもそも「稲田屋」とは鳥取県の酒蔵・稲田本店のアンテナショップとしてスタートした歴史を持っている。自慢の酒「稲田姫」を東京で直接飲んでいただきたいとの思いを込めている。稲田屋1号店は稲田屋日本橋店だった。

「蕎麦処・光が丘店は板わさ、生湯葉の刺身、らっきょう」のおつまみセット(1300円)もうまそうだ。ほうきの稲魂、生ビール、ハイボール、レモンサワーから1杯選べる。

結局食べたのは蕎麦+天ぷら小丼。これに蕎麦がき汁粉。そこらではちょっと食べられない。これが絶品だった。いい店が見つかった。

光が丘のレストランはリニューアルオープンして1年半だが、確実に3割は値上がりしたのではないか。しかしグレードもかなり上がったように思える。正直言っておいしいのである。

お金はかかる。しかしうまい。アンビバレンツである。

 

ハクウンボク(白雲木)

 

■白雲木を見る

 

ハクウンボクの花はエゴノキによく似ているが、ハクウンボクは葉っぱがかなり大きい。白い花が満開に咲くさまが、白雲に見えることからこの名が付いた。

一緒に行った家内から光が丘公園に白雲木の花が咲いていると教えられ、見に行った。珍しい花だが、石神井公園でも見掛けている。

散歩は散歩だけで終わらない。買い物が付いている。買い物をして帰った。疲れた。

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