讃岐うどん「さか田」

 「讃岐うどんと言えば、手打ちうどんを連想させるほど讃岐ではうどんはほとんど手打ちである。讃岐独特の手打ちの手法「すかし打ち」という伝統的な技法である。生地を麺棒に巻きつけたまま体重をかけ、台上をころがして延ばす。」

 2月21日、プレスセンターから有楽町に出て、「ビックカメラ」をのぞく。パソコン売り場を冷やかしていたら午後1時前。そろそろいいかな、と思って向かったのが、ほど近い「さか田」(東京都中央区銀座1-5-13迎秀ビル2F)。讃岐うどんの店だ。

 3年ほど前に会社の同僚に教えてもらって惚れた。よほど時間を考えていかないと、行列に並ばなければならない。それを苦にしない人も多いが、時間のない身には辛い。ここで食べたいときは時間を外すしかない。

 この日はラッキーにもカウンター席が空いていた。座って、「ぶっかけうどん冷」を頼む。ほとんど待たずに出てきたのは最高に腰のあるうどんに、大根おろし、胡麻、生姜、ネギが薬味として添えられ、鰹ベースの汁がかかっている。おいしくいただきながら、メモしたのが席の前の壁に書かれた口上書きだ。

 口上はカウンターとは逆の壁にも書かれており、内容もどうも違っていそう。とにもかくにも、「さか田」の名前はうどん通、とりわけ讃岐うどん通には鳴り響いているようだ。東京で讃岐うどんブームが燃え盛るはるか前からこの場所で営業している店だという。夜は飲み屋でもあり、安心できる優良店だ。

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