「のじぎく兵庫国体」選手団結団式

 第61回国民体育大会「のじぎく兵庫国体」の兵庫県選手団結団式が9月13日、県立文化体育館多目的ホール(神戸市長田区蓮池町1-1)で開催されたので出席した。県内での国体開催は3回目、昭和31年(1956年)の前回以来では50年ぶり。

 県体育協会会長の井戸敏三知事によれば、今回の国体は11年前の阪神・淡路大震災で受けた多くの支援に対する”感謝国体”であると同時に、その震災を乗り越え、明日に向かって前進している兵庫県を全国に示す”復興提示国体”に位置づけたい考えだ。

 結団式に結集したのは正式競技37、公開競技2に出場する本部役員24人、監督119人、選手914人の合計1057人。「本番で実力を発揮できれば、自ずと結果は付いてくる」(井戸知事)だが、狙いは天皇杯(都道府県別男女総合優勝)の悲願成就。

 度肝を抜かれたのは兵庫県体育協会副会長、鬼塚喜八郎氏の本当に力強い開会宣言。大変な高齢だと思うが、後に続いた知事や団長の倍以上の大きく力強い声だった。どうやら、本気で天皇杯を獲りに行っているようだ。

 男女主将の決意の言葉の次に「ふるさと兵庫」の斉唱。県歌なのだろうか。こんな歌があるのは知らなかった。聞いたのも、歌ったのも初めて。作詞・作曲 後藤悦次郎

白い砂の 瀬戸の海から  
深い緑の 但馬の山へ
今日も生まれる 小さな命
両手ひろげて 光をさがす
古い地図が ぬりかえられて
あすの暮らしを かえても
人の心 愛のことば
今もかわらぬ ふるさと

古い町が 姿をひそめ
人の流れを かえても
人の心 愛のことば
今もかわらぬ ふるさと 

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