第4世代手帳「フランクリン・プランナー」

 文房具が好きだ。万年筆はもう20年以上も愛用しているし、ボールペンにもこだわりがある。ノートもそうだし、文房具売り場をぶらぶらするのは至極の時間である。日本橋・丸善もいいけど、銀座の伊東屋も楽しい。

 手帳はこれまで色んなものを使ってきたが、ここ5年ばかりは超整理手帳がお気に入りだった。これに付箋をべたべた貼って、スケジュール管理してきた。ところが、神戸に転勤してくる際、うかつなことに10月中旬以降のシートを忘れてきたため、1月以降のスケジュールの記載にはたと困った。

 紀伊国屋できいたら、新手帳の販売は10月に入ってからと冷たい。こちらは今が困っているのにすげない。どうしようかと思案に暮れていたときに目に飛び込んできたのが「人生は手帳で変わる」(第4世代手帳フランクリン・プランナーを使いこなす)の本。

 第1世代が「スケジュールを書き入れる手帳」だったのに対し、第2世代は「時間目盛入り手帳」、さらに第3世代はそれに目標設定と優先順位付けを加えたことで時間管理を行った。ここまでは時間管理のための手帳だった。

 「フランクリン・プランナー」が第4世代の手帳であると主張するのは「時間は管理できない。管理できるのは自分自身の行動」との認識に立ち、「時間ではなく、自分自身の生活を効果的に管理する」ことを目指している点だ。

 東急ハンズ三宮店で買った「スターターキット」は何と1万1550円。たかが手帳である。されど、人生を変えてくれるかしれない手帳である。どこまで使いこなせるか極めて心もとないが、もう買ってしまった。後の祭りである。さて、どないなることやら。

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