原油相場が史上最高値更新

 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場は11日、OPECによる日量50万バレル増産決定を受けて上伸し、米国産標準油種WTI10月物が1バレル=78.23ドルで終わった。7月31日に付けた史上最高値(78.21ドル)を更新した。前日終値比0.74ドル。これまでの取引時間帯の最高値は78.77ドル(8月1日)。

 11日のOPEC総会では50万バレルの増産が決定されたが、現実的には既に合意枠を上回って生産されているのが実態。このため50万バレル程度の増産では供給拡大に結び付かないとの見方が支配的で、それが相場を押し上げた。 

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