小部の千年家

 あまり知られていないが、神戸市には500棟を越える茅葺き民家が残されており、現在も現役の住宅として使われているという。都市部に近い地域にこれだけの茅葺き民家が残されている地域は日本国内でも他にないという。

 強い雨が降る中を訪ねたのは「小部の千年家」と呼ばれた内田家住宅(神戸市北区鈴蘭台西町6-8-8)。神戸電鉄鈴蘭台駅下車徒歩20分。代々庄屋を務めた内田家の住居。広い土間には5連のカマドが並び、多くの人が集まった江戸時代の庄屋の暮らしを彷彿させる。

 4年間の本格修理を終えて、建設当時の姿に修復された。今月中、毎土曜日に公開されている。吹き替え用の茅を貯蔵していた屋根裏をはしご使った登って見せてもらった。結構広いが、何も置いていない。これを書斎にできないものかしら。

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