地才地創シンポジウムin阪神南
愛用のデジカメを修理に出したので携帯電話のカメラ使用。遠くからだと何が写っているのかよく分からない。神戸新聞創刊110周年記念事業シンポも阪神南で6回目。西宮市フレンテホール。JR西宮駅。阪神南は西宮、尼崎、芦屋の3市。
基調講演したのは芦屋在住の映画監督、大森一樹氏。今やノーベル文学賞候補の常連作家と化した村上春樹氏が通った芦屋市立精道中学の3年後輩だった縁で、村上氏の作品『風の歌を聴け』の映画化権を得たあたりから話始め、面白かった。
阪神間の独特の文化として監督が挙げたのが地域が持っている私学文化。また、その私学に通うために乗っていた私鉄の文化。この2つをこの阪神間の地域は色濃く漂わせていて、この特徴は全国のどこの地域とも違うという。私学文化が根を張っている地域。
基調講演後のパネルディスカッションでコメンテーターを務めた河内厚郎夙川学院短期大学教授によると、私学の層も厚い。
・地場産業系・・・甲陽学院中学・高校(灘の酒造家・辰馬家=白鹿=の経営)
灘中学・灘高校(灘の酒造家・嘉納家、山邑家=菊正宗、白鶴、桜正宗=
の経営)
・ミッション系・・・関西学院中学・高校・大学
神戸女学院中学部・高校・大学
聖和大学
英知大学
・資産家系・・・甲南学園中学・高校・大学
芦屋大学
阪神南地域には私立の美術館や博物館も多く、30を越えるという。こんな地域は全国どこを探しても珍しいようだ。それだけ、酒屋などの資本家の蓄積があるということを意味しているらしい。